なんか週末ごとに風邪ひいてる気がする……。
うわ、911じゃん。
LoC:Kargil(→IMDB) 、印パ国境カシミール高地のカルギル地区にある実効管理ライン(Line of Control) のことで、1999年に同地で起こった国境紛争をテーマにした作品。
もう9月だよ。うーん。
ここらへんからさらにリンクされてるところなんかも読んでちょっと考えてみたですが。
本棚にある範囲でいえば、あてはまるのは「スケッチブック/小箱とたん」かな。イナカの高校の美術部という小世界の日常。ゆったりまったり。うん、ぴったりだ。「もっけ/熊倉隆敏」はどうだろ。作品世界は確立してるとおもうんだけど、怪異を描いてるってので外れるかなー。
ところで議論されてるなかで、作品構造や舞台については言及されてても、世界観というか、価値観の論点があんまりないのが気になった。物語性が希薄・作品世界が堅牢っていう定義だけだと「ドロヘドロ/林田球」とか初期の「BLAME!/弐瓶勉」なんてのも“世界系”っていいたくなるんですよ。“世界”としては強烈ですしね。でもこれらを、リンク先で列挙されてる「ARIA」とか「ヨコハマ買い出し紀行」とかと同一のカテゴリにして、しかもそれを“空気系”と称するのはちと違和感が。やっぱり物語構造の議論だけじゃなくて作品価値観まで踏み込む必要があるんじゃないかな。性善説というか、悪意の少ないとか、微温的であるとか、そういう側面も“空気系”諸作品には求められるんじゃないかとおもいます。