またしばらく間が開いちゃいました。しかも年をまたいで。というわけで今さらですが今年もよろしくおねがいします>諸兄諸姉
でもしばらくは旧年中に読んだやつの感想がつづくかもだ。
つーか、もうホテルルワンダ公開しちゃってますですよ上映館拡大中ですよさっさと見れ>おれ
- 「へうげもの 1/山田芳裕」(bk1)
-
主人公が古田左介、つまり古田織部、なんかもうこれだけで降参しそうなんですが。
この1巻の時点では安土城が出来て毛利攻めが着々と進んで、っていう織田政権が順風満帆の頃。左介自身はまだ織田家の使い番で石高も少ないんだけど、そこは後年織部焼きとして名を残すほどの数寄者のサガというか、名物(茶器とか)に目がない。この名物への執着ぶりっていかオタクっぷりっていうのを左介だけじゃなく他のヒトタチのキャラ付けにも使ってるのが面白いですね。荒木村重なんて名物惜しさに謀反したよーになってますよ。うーわー。んで、名物前にしたときのオドロキっぷりっていうかタマシイ奪われっぷりがですね、どのヒトタチも山田芳裕流の目玉くわっの気持ちいいくらいの顔アップなのがまた。
あと千宗易(利休)がいいですね。茶人としての道を極める一方で数寄者としての執着はおさえられず、そして内に秘めた野心は茶坊主の域を遙かに越えて。あーもー、本能寺はどーなるんだろーなー。期待期待超期待。