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2005/06/30

 舞村さんからReading Baton回ってきました。ううっ、そういえばビジリバの曲でわるいことはできないなんてのがあったなー(汗。とりあえずR225さんのフォーマットで答えてみるですよ。

今部屋の棚に並んでる蔵書の冊数

 棚に並んでいるやつだと100冊弱ですみますが、並んでいようが積んでいようがとにかく棚にあるってことだとその3倍くらい? でもって棚であろうが床であろうがとにかく部屋にある本ってしちゃうとさらにその3倍なのか4倍なのか。えーと、とりあえず文庫とコミックを未整理状態のままただ入れただけっていうミカン箱段ボールが14箱積んである状況。

最後に買った本(マンガ)

「風の華 3/巳蔦 汐生 太田 顕喜」(bk1)
風の華 3 この質問なら答えは積読の方で随時更新中。現時点ではコレです。本作、この3巻で“第一部完”ってやつだそうです。うーん、残念。

今読んでる本(マンガ)

「権力と栄光/グレアムグ・リーン」(bk1)
「満州崩壊/楳本捨三」(bk1)
権力と栄光満州崩壊 これも上記ページで更新中。現時点ではこの2冊。どっちもだらだら読み続けてるのは通勤電車の中限定で読んでるからです、うう……。

よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊

 えーと、マトモにやっても5冊に絞れそうにないので、5つのジャンルを捏造してそこからそれぞれ1つずつ答えます。しかし、思い入れってあたりで、どうしても昔読んだやつになっちゃいますねえ……。

「レイテ戦記 上/大岡昇平」(bk1)
「レイテ戦記 中/大岡昇平」(bk1)
「レイテ戦記 下/大岡昇平」(bk1)
レイテ戦記 上レイテ戦記 中レイテ戦記 下 日本の小説ではコレを。初読は中学に入ったころだったような。それ以来、毎年最低一回は読み返してる作品。章ごとでいうと、最初はやっぱり第九章の「海戦」とか第十章「神風」とかが強烈な印象だったんで、それだけ読むってコトもしてたんですが、今では一度手にしたら全体通読しなきゃすまないようになっちゃってきてます。フツー逆かもしれないけど……。逆といえば自分の大岡作品読書履歴は「レイテ戦記」→「野火」→「俘虜記」で、この三作に限れば発表されたのとちょうど逆。ただ、背景としてのフィリピン戦の知識に乏しかった中坊の自分にとっては、この順番がかえってよかったと思ってます。
「楽園の泉/A・C・クラーク」(bk1)
楽園の泉 翻訳小説(SF)ではコレを。同じく初読は中学生のとき。スペオペもサイバーパンクも好きですが、思い入れっていうと“工学”SF。それもでかいものを作るほど◎。で、自分にとっての工学SFって「楽園の泉」になってしまうのです。なにしろ軌道エレベーターってのがすごーく絵的にインパクトあったもので(挿絵なんてなくても目に浮かぶのです。固有振動でフォボスを避ける火星エレベーターですよ、奥さん!)これでもうイチコロ。いかにもクラークらしい、工学技術に対するポジティブな視点もよかったなあ。
「シャドー81/ルシアン・ネイハム」(bk1)
シャドー81 翻訳小説(非SF)ではコレを。これまた同じく初読は中学生のとき。今にして思えばすっごく幸せな読書体験してましたね、自分。こんな面白い航空サスペンスの傑作をさっさと読んじゃってたんだから。設定がベトナム戦争当時ってことで、航空技術的には今では若干つらいかもしれないけれど、どーやってハイジャック成功させるか、金を奪うかってトコロのドキドキは不滅不朽不倒不屈。それにしても映画化って話はどーなったんだー。
「石の花 1/坂口尚」(bk1)
「石の花 2/坂口尚」(bk1)
「石の花 3/坂口尚」(bk1)
「石の花 4/坂口尚」(bk1)
「石の花 5/坂口尚」(bk1)
石の花 1石の花 2石の花 3石の花 4石の花 5 マンガの長編としてはコレ。高校の時です、初読は。第二次大戦下のユーゴを、パルチザン抵抗運動に巻き込まれていく少年クリロを視点に描いた骨太の長編。精緻な作画でもってしてつきつけられる収容所や戦場のシーンがすばらしいのはもちろんですが、台詞もまた心に残るものがたくさんあります。フンベルバルディング先生の謎かけのような「まなざし」、死を前にしたイワンが訴える「風」、意味するところは豊かで、そして優しい。
「僕らの変拍子/冬目景」(bk1)
僕らの変拍子 マンガの短編としてこれの表題作「僕らの変拍子」。大学入って乱読スイッチがオンになったあたりで出会った一編。正直に言います。キャラ萌えです。有島さほ。これほどアンニュイの魅力を具現化したキャラがいていいものだろうか、いいはずがない、いるなら俺の目の前にだけいてくれー、そしていっしょにキノコツアーに行こー、ってくらいに萌え。

バトンをタッチ

 すいません、また面識あるなし問わずに選びました。スルーしてくださってもかまいません。もし答えていただけた場合、例によってワタシだけがおそらくうれしくなるのです。

 というわけでよろしくどうぞ。

2005/06/26

 蚊にさされますた。今年初めてかな、たぶん。

「げんしけん 6/木尾士目」(bk1)
げんしけん 6 同人誌付の特装版は確保できませんでした(涙
 なんかもう一巻のころとは別のマンガってくらいに巧くなってるような。会話とかキャラの立ちっぷりとか、すんごいじゃないですか。イタいネタの繰り返しってのを続けつつも、ここまで積み上げてきたってのが感慨深いものがあります。ええ思わず、感慨深い、なんてコトバをつかいたくなっちゃいますのよ、斑目と春日部サンの回転寿司屋でのダイアローグの場面なんて読みますと。それと方言モノローグの荻上さん……、めっさ萌え。
 追記。知人から同人誌借りまして読みましてん。で、えー、荻上さんスイッチ入ってしまった身としてはー、甘詰留太的荻上さんの鎖骨ってゆーのがー、ああもうっ。

2005/06/23

 先日のバトン、イキナリだったのに答えてくださった方々、どうもありがとうございました。極私的に楽しく読ませていただきましたです。にしても、舞村さんの返し方は、もうさすがとしか。

「NHKにようこそ! 3/原作 滝本竜彦 漫画 大岩ケンヂ」(bk1)
NHKにようこそ! 3 ダメ人間絵巻の3巻目。原作のダメ人間絵巻部分はほぼ消化して、主人公の佐藤くんはオリジナルな方面にダメっぷりを発揮してくれます。ネトゲとかマルチ商法とか。や、もう職歴無くて借金百万て、かなりシャレになってないのですが、こーゆーのを繰り返しつつギャグマンガとして展開していくのかなあ。それはそれでいいけど、そろそろ電波少女岬ちゃんの物語にシリアスに踏み込んでいってもいいような。

2005/06/19

 crow_henmiさんからミュージカルバトン貰っちゃいましたですよ。えーと、それはまあいいのですが、こういう場末のしかも非hatenaで非blogなところにくると、それでもう行き止まりなような気が。
 とりあえずやってみます。リンクはってる先はamazonです。

Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

 ごちゃごちゃ入れてましたが、内蔵ディスクの容量がゲロ少なくなってしまったので今ではほとんど外付けのHDDに退避しました。それでよければ3.5Gほど。

Song playing right now (今聞いている曲)

Traveling Miles Cassandra WilsonのTraveling Milesに入ってるTime after Time。いろんな人がカバーしてる曲ですが、この人のこの声だと、なんつーか、エロい(マテ

The last CD I bought (最後に買った CD)

スワン・ソング Nusrat Fateh Ali Khanのスワン・ソング。遺作ともいえる一枚。この人のは後追いで少しずつ集めてます。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

 さてさて、そろそろ自分語りしたくなってきたり(コラ

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

 さて、どうしましょー、トモダチ少ないからなあ。5曲あげるより5人にまわす方がよっぽどつらいです、正直。なので面識あるなし問わず一方的に選んでしまいます。ごめんなさい。ウザかったらスルーしてもらってかまいません。でも答えてくれたら、全世界でたぶんワタシだけが嬉しいです。ええ。

 というわけでよろしくどうぞ。

 あ、舞村さんはもう指名されてる……。

2005/06/13

 ぼーなす出ることがわかってちょっと安心。ま、ノート買い替えられるくらいですが、ないよりまし。

「ハツカネズミの時間 1/冬目景」(bk1)
ハツカネズミの時間 1 つり目ラブなマンガ(間違
 将来のエリート養成のための全寮制学校なのだけど、実はそこは大手製薬会社の実験施設で生徒は知らないうちに投薬の実験体になっていて、そこに一度は学校から逃げ出したはずの少女、氷夏桐子が連れ戻されてきたことで、桐子の周りの生徒達も自分たちが置かれた状況に少しずつ気づいていく……ってまでがこの1巻。設定からも展開からも閉塞感がばしばしで、しかもそれを淡々と描いていくのが個人的にはひじょーに好みです。ただ、こういうのは物語的なカタルシスには逆にはたらくんでその匙加減をどうやって見せてくれるのか、ちと不安ではあります。そうはいっても、ヒロインにあるまじきたいそう険呑な目つきの桐子さん(表紙中央で腕組みなさっておられる方)のつり目には、萌えてしまったわけですが。
 ところでハツカネズミってのは実験用のラットのことだとしても、時間ってのはなんなんでしょ。「ゾウの時間 ネズミの時間」って本がありましたが、あれと関係あるのかなあ。

2005/06/12

 このあいだWebアクセシビリティ認定試験ってのに受かったんですが、だからといってこの半休眠状態のサイトが突然見やすいレイアウトになったりはしませんです。そんな時間はござんせん。

「GUN SLINGER GIRL 5/相田裕」(bk1)
GUN SLINGER GIRL 5 この5巻、ちょっと線が変わった印象が。画材変えたのかな。
 オハナシの方はというと、トリエラとピノッキオの再戦がメイン。でもってそこにもっていくまでに五共和国派テロリストたちの描写に大きくページを割いているのが特徴でしょうか。それだけに彼らの末路は哀れをさそうものがあるし、さらにテロリストを制圧した勝者であるはずの福祉公社が抱える本質的な矛盾も提示されます。で、この義体少女ってな矛盾に最初に耐えられなくなるのは、かつて生身の人間であるピノッキオに敗北したトリエラかなーと思ってましたが、あんがい担当官のヒルシャーの方が先に参っちゃったりするんでしょうか。そんなかんじのラストでした。

2005/06/08

 ファイル整理中……。

「人斬り龍馬/石川雅之」(bk1)
人斬り龍馬 時代物なマンガの中短編四つを収録した一冊。いやあ、まったくノーマークだったですけど、これはいいです。なかでも表題作の「人斬り龍馬」と「二本松少年隊」の二つが出色の出来。「人斬り龍馬」は、坂本龍馬が実は闇討ちを繰り返してたっていう大胆なifを導入して龍馬vs新撰組・見廻組の暗闘を描いた作品。ただ、設定の出発点は大胆でも、細かいところは実に資料に忠実。オハナシの山場でもある近江屋での龍馬の最期なんかは、中岡慎太郎の遺した証言通り。でも、だからこそ、龍馬の設定も活きてくるというものでしょう。時代物としても斬り合い場面の作画は水準以上のものがあります。
 もうひとつ、「二本松少年隊」は、その題どおり二本松藩の二本松少年隊を扱った一編。これはもうほとんど史実通り。そもそも脚色する必要ないくらい悲劇的な部隊だったってのもありますが。主役は少年隊隊士の成田才次郎と、才次郎に討ち取られることになる長州の指揮官白井(小四郎)。回想される白井の過去(子供を亡くした経緯)というのは創作かもですが、それを絡めて描かれる大壇口の峠の戦闘から城下での最期まで、びしっとすじのとおった作劇・作画は読み応え充分です。オススメ。

2005/06/06

 というわけで空き容量を必死こいて捻出中でありますです。だけどそもそも部屋の整理が出来ないヤツにファイルの整理なんて出来るわけがないわけで。あー、こーしてブラウザ立ち上げてるだけでディスクキャッシュがりがりやってるよぅ(もっとはやく気づけ、自分)

「ジオブリーダーズ 11/伊藤明弘」(bk1)
ジオブリーダーズ 11 この巻からタイトルロゴ変わったのですね。とはいっても内容は前巻から継続、撃たれた田波くんは病院おくりで見舞いに来た成沢さんといい雰囲気になったりしつつ(でもこの会話は伏線だな……)、化け猫と厚生省と入江さんと神楽の残りの人たちは薬莢大サービスの銃撃戦。あ、でも化け猫封印用の銃器は薬莢無いな、うーむ。あと、この巻では神宮司重工の開発主任氏も化け猫相手に大活躍。「寝不足の エンジニアを ナメんじゃねえぞ この野郎!!」 けだし名言でございます。

2005/06/05

 ドライブCのディスクがいっぱいになりました。などというメッセージを見る羽目になりました。ひー。

「しおんの王 2/原作 かとりまさる 漫画 安藤慈朗」(bk1)
しおんの王 2 女流将棋なマンガの2巻目。口のきけない紫音がスケッチブックにカタコト書きつつ筆談するのが微萌。対局中の場面は指してる人が(紫音も含めて)えらく表情ころころ変えるんだけど、そんなんでいいんかー。まあ絵的にはそういう方がまったく歓迎なんですが。美貌の女装少年の歩さまなんて妙手キメるたびに、メガネくいッ、ですよ。くいッ。ああ、もうっ。

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