夜勤だの休出だのですり切れちまったカラダに史上最強の花粉が追い討ち、ってなわけで三月あたまくらいからずーっと鼻水とまりまへん。モニタみるのもつらいけど、でもある意味それが仕事なワケで、ますます悪化……。と、まあ、こんな状態なので更新とまってしまいました。すんまそん。
- 「世界の終わりの魔法使い/西島大介」(bk1)
- へたれてたあいだに読んでた本のこと、少しずつ書いていきます。書けるうちに。
西島氏の二作目。みんななんとなく魔法が使えるって村でひとりだけ魔法を使えない男の子ムギと、正体は最悪最強の魔法使いである女の子サン・フェアリー・アンが出会って始まるボーイ・ミーツ・ガール、ではあるんだけど、どこか前作「凹村戦争」の同工異曲のような気もする書き下ろしな一冊。
ああ、また気持ちよくぶっこわすなー。もう感心するしかありません。とはいえ壊しっぷりがクールすぎた前作のような印象は受けず。やっぱ飛ぶのがいいよね。魔法使いのホウキでもエンジンつけた空飛ぶサーフボードでも、飛んでる絵、それだけで気持ちいい(単純。
魔法の村、その正体が明かされて、それがぜんぶ壊されて、そして何もかも無かったことになってしまっても、想いは外へ。読んだあとに解放される何かがあります。
- 「EDEN 12/遠藤浩輝」(bk1)
- マーヤやレティアの正体はプログラムなのか神なのか、ってなところが明かされる前にマーヤからディスクロージャーウィルスによる奇病“コロイド”の意味づけが語られます。これがこの巻のキモでしょうかね。ブラッドミュージックを思い浮かべたのはワタシだけではないはずだ。それからついでにミシマ女史がメガネを外してしまった件について(略。