あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
で、イキナリ去年のコミケのこと書くあたりもうかなりダメっぽいんですが、そのコミケってのも午後からのこのこ出かけるようなヌルい買い方しかしてないというあたりで、さらにダメ。
- 「宇宙の傑作機 No.4 X-20 ダイナソア/風虎通信(水城徹)」
- よく調べてある労作。セレクトも渋いです。今回は60年代に計画中止になった有翼単座宇宙船X-20。うきゃー。
- 「僕と、僕らの夏 〜 Deep blue 〜/栗原繁/早狩武志」
- 十八禁なゲーム僕と、僕らの夏のシナリオライターの手による短編小説。やってないんでいまいちわからないんですが、おそらくゲームのプレストーリー。セツナ系青春的短編小説群ですけど百合っぽいのもあったりなかったり。
- 「ほしたちのこえ/ジャンク・ヤード」
- ほしのこえを元ネタにした二次創作短編小説五篇。たしかに原典は魅力的ですが、二次創作的展開はむずかしーんじゃなかろうかと思ってまして、そこんとこどうやったのかなあと気になって買ってみました。で、やっぱしむずかしいなあと。開き直って漫才やった一編がいちばんよかったというあたりが。
- 「デッドマン・リヴィング/ジャンク・ヤード(真冬 真)」
- こっちはオリジナル。拳銃いっぱい死体いっぱいのノワール風味な短編。急ぎ足に感じる描写もちとありましたが、まずまず、エンタメとして面白いと思います。
以上の四つは文章な本です。
- 「ろうどうきじゅんほう だい24じょう/くまとトウモロコシ(まるやまつかさ やまざきだいすけ」
- 目当てのPD本は落ちてますた。あう。
で、代わりのコピー誌。会社がヤバくなって給料未払いになって倒産認定とか公正証書とかゆう、ナニワ金融道的なハナシ。を、CCさくらな絵でやっているというのが、もう。
- 「holon 3/村崎久都」
- サークルカットが目にとまったので。シャーペン描きなイラスト集。淡い陰影が味。そして奥付まで読んでよーやくDクラッカーズのイラスト描いてるヒトだったのかと気づいてしまい。
- 「空中楼閣 3/東京ポンポン堂(高橋慶太郎)」
- 今は亡きアフタヌーンシーズン増刊で連載してた「Ordinary±」の設定など。再開予定ありとか。
- 「JR東日本/東京ポンポン堂横浜店(なつき。)」
- 「JRよ 職員を全員女子中学生にしてくれ」というナイスなコンセプトのイラストと掌編。つまり制服本。
- 「オールドホームの灰羽達 番外編/むてけいロマンス(安倍吉俊)」
- 先日終了したアニメ版の補足的なお話。灰羽であるレキの過去。や、レキもいいけどネムもいいよな(←誰に言ってる)
- 「KITTE HATTE 天網恢々/ボストーク通信社(速水螺旋人)」
- 稠密なるネタ帳と8ページのマンガ。フリントロック前装銃まんが。気持ちいいくらいの趣味全開っぷり。
- 「涙のメカニズム,無題/エレホン(交野佳奈)」
- 戸川純の同名の曲をタイトルにした「涙のメカニズム」は初版1999年。泣いてしまうとき、を描いた短編。読後の余韻もしみじみ。「無題」はラフ本。リスカ少女とその親友の語らい。乾いてる。切ない。こういう題材でもうちょっと長い物語を切に読みたい。
- 「あやちか’,あやちか2/山下組(山下真守)」
- ダッシュがコピー誌、2がオフセ。いつもの、あやちゃんとちかちゃん。百合になる前に落ちがついてしまうので非百合。
- 「夏の魔物,秘密基地/逆ギレ刑事(袴田めら)」
- 「夏の魔物」は新刊。夏休みの合宿で気になる先輩と……UFO呼んだりするけどそれ以上のこともなく。しみじみと。「秘密基地」は夏コミの。子供のころの秘密基地は、久しぶりに行ってみるとずいぶん小さく感じてしまって、というお話。
- 「STEEL HEART/STEEL SHEEP(大野ツトム)」
- 委託コーナーで見つけますた。UJに載った「ダロウ」を含む三篇。
- 「猫のよう/うたうねるね(宇月信乃)」
- これも委託コーナーで。1999年発行。一年という期限で猫の姿になって、少女に買われてく少年。猫として、天使としてお互いを回復させてゆく。悲しい、余韻もたせたラストがよかったです。