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2002/11/30

 忙しくて死んだらそいつの死因は「忙殺」ってなことになるんかいなとか朦朧とした頭で考えたりしながら仕事していて、気づけば残業時間がモノスゴイことになっていて、ついでにココはもう二か月も更新してなかったりするわけですが、えーと、一か月くらい前だったかにほんとーに久々にCD屋に行って買ったのが The B-52's のベスト盤だったりします。ふだんはこういうジャンルって聴くことあんまないのにこれだけは目にしたら速攻レジまでもってって、それから毎日電車の中で聞いていて、なんでまたと自分でもフシギでしたが、ようやく答えが出ました。よーするに歳とったんだと。
 古典とか歴史ある名作とか、そーゆーのを手にとるときでも自分の中でソレが初めてであったら自分にとっては新作であって、だからソコになつかしさをおぼえるというのはできないわけで、もしなつかしーと感じてもソレはそーゆー雰囲気にのまれた結果の錯覚というか脳内シミュレーションだともいえるわけで、だけどとうとう、実際に十年以上前に聴いていたのをもういちど聴きなおす、っていうのを体験しました。懐かしさからCDを買うというのを初めてやっちまいましたですよ。
 Webでも懐かしい出会いがありました。リンク追加。

「少年少女 1巻/福島聡」(bk1)
 ビームで連載中の一話完結な短編をまとめたもの。収録されてるのは「触発」「大車輪」「美しい骨」「自動車、天空に」「OPEN THE DOOR!」「宇宙パンダに情けはあるか!?」「錯綜」の七編。どれもキレアジあるいい短編です。表情もいいし、はっとさせられる構図もあるし。「大車輪」の、重戦車の横で女の子が自転車こぎながらお弁当届けるなんてゆーのとか、「自動車、天空に」の、廃車工場で自動車が空に跳ぶところとか、シビレずにいられない。七編のストーリーも青春っぽいのとかホラーっぽいのとか、コメディとかあって、絵だけでなくオハナシの方でも引き出しの多い人なんだなあと思いました。
「ワンダーアートタカニスタイル 高荷義之超現実画報/高荷 義之」(bk1)
 画集。これは懐かしい。脳内シミュレーションにも拠りますが。
 ガンプラの箱絵とか、レンズマンの表紙絵とか、近年では仮想戦記の表紙絵とか、そういうのに使われた、アクリルごてごて塗りな絵が満載です。ナウシカのポスターまで描いてたんですねー。意外。

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