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1999/10/31

 600MHzだの700MHzだのと上がり続けるCPUクロック数、2.45GHzにまでなったらどーなっちゃうんでしょうか(←どーにかなったら面白いなと期待しているフトドキモノ)

1999/10/27

 えーと、雑誌二つまとめて。
 ひとつめ、少年エース。とうとうやってくれたゼ2・26、という展開がウレシイ「犬狼伝説/押井守×藤原カムイ」。裏切り、裏切られ、特機隊よどこへ行く。次回で自治警壊滅、自衛隊プロテクトギア部隊出動で特機のと対峙、かな。ですが、連載は次回でオワリ。あう。続きは映画「人狼」でってことですかね。
 メディアミックスというならこちらも。「A・LI・CE/漫画・木崎ひろすけ 原作・吉本昌弘」、全編CGで製作されるという年末公開予定の映画「A・LI・CE」のコミック版。ストーリーはまだ見えないけど、いきなり始まるチェイスシーンはなるほど映像作品であるなと思えます。絵柄もなんだか好み。木崎氏の旧作も読みたくなってきたけど、どうも入手困難らしい……
 ふたつめ、モーニング新マグナム増刊。全四話で完結、「雪の峠/岩明均」。出羽・佐竹藩の新旧派閥抗争というすっげー地味な時代劇、大勢は前回で決着してましたが、今回の淡々と描かれた非情なエピローグもいいです。全体を見てもかっちり作りこまれた中編。単行本になったらあらためて買い、決定。
 「文車館来訪記/冬目景」別の人形に告げられた自分の過去に戸惑う置き人形イアン。今回も冬目彩色が美しいですが、特に鏡の前に立ったイアンの眼差しがよさげ。
 久々に声出して笑ったのが新連載という「サトラレ/佐藤マコト」。サトリならぬサトラレとは、考えてること全部が周りの人に分かってしまうナンギな体質の人間。だけどそいつは天才的才能の持ち主でもあるんで周りみんなは国民のギムとかでそいつに合わせて行動しなきゃいけない、というドタバタ。んでもって、ツボだったセリフがコレ。「御理解と御協力 ならびに 知らないフリに 感謝します」

1999/10/23

 "Power DoLLS"のスタッフが参加しているという"Remote Presence"ですけど、秀和システム ゲーム情報で、既に宣伝が立ち上がってます。発売日が未定ってのがブキミではありますが。

1999/10/22

 なんとも取り上げるものに脈絡がナシナシですが、ま、そこが個人ページってやつでさあ。
 つーことで「沈黙のファイル  ─「瀬島龍三」とは何だったのか─  /共同通信社社会部編」を読了。
 巻末に年表形式で載っている経歴が、波乱というか華やかというか。陸士、陸大と出て一九三九年十一月から四十五年七月まで参謀本部(の、作戦課)勤務。その後、関東軍総司令部勤務、戦後はソ連に抑留。五十六年に帰国して伊藤忠入社、あれよあれよという間に出世して臨調の委員やら政府の審議会委員も務め、中曽根政権ではブレーン的存在になっていたという瀬島龍三元陸軍中佐。参謀時代、抑留時代だけでなく、伊藤忠時代のことも詳しく載っているというところがポイント高いです。しっかし戦後賠償といえど商社にとってはビジネスチャンス、に、なっちゃうんだよなあ、はぁ。
 えーと、この本でもラストでいちおう総括みたいなこと書いてます。そこに大学教授の発言とかひいてるあたりいかにも(権威を借りながら不偏不党をとりあえず掲げるっていう新聞でよく使われる手法をとっているってイミで)ジャーナリスト的でして、ちょいとチキンだなとか思ってしまいますが、それはまあいいです。それよりも資料編として載っている三つのインタビュー、これに注目。
 日本と韓国の国交交渉で裏方を務めた元KCIA幹部の崔英沢、開戦直前に参謀本部に移ってガダルカナル撤退には現地へも飛んだ井本熊男、戦後ソ連の対日政策の責任者といえる元共産党中央委員会国際部副部長イワン・コワレンコ、三氏のインタビュー。手を加えてない生の応答というのは、シゲキ的です。あんまり瀬島個人とは関係無いことも語られていますがそれがいちいち面白い。信憑性というのはまた別の話になりますが、この立場にあった人物がこのような見方をしていたのか、という観点で、資料性が高いインタビューになっとります。

1999/10/20

 ウルトラジャンプ、創刊とか謳ってますがあんま変わってないです。これからいろいろ新連載が始まるよーとヨコクはしてますが。でもって、連載第一回の「不死者(しなずの)あぎと/なるしまゆり」はとりあえず風呂敷広げたっていうところ、それ以上のコメントは出来ませんです。
 収穫というなら短期連載という二本。「影猫/伊藤悠」これまでにも同題の読み切りで二回掲載されてました。今度も同じく血シブキ飛び散る剣戟絵巻。くっきりシンプルな線だけど迫力ある画面が楽しめます。「BLACK MIND/作・草薙だらい 画・三輪士郎」絵は、なんといいますか、上條淳士な白っぽい絵。話はというと、公安当局のバイトとかでヒトゴロシしてる高校生が主人公。草薙氏の漫画原作ってのは「ドラグノフ・キッド」と「疾風になれ!!」(それぞれ内野文吾、紅林直が作画、同じくウルトラジャンプ掲載の中編)しか知らないけど、大きな引っかけとかしないでそこそこ盛り上げてそつなくまとめる、とゆー印象があります。今回もそんな感じが。だとしてもヒロインの子が死んでくれそな予感がするのでユルス(をひ)。
 で、定点観測してます「アガルタ/松本嵩春」、コーリィとRAEL、この二人のブチ切れ具合がいいです。イカれた人間のヤってしまう狂態の凄味ってのが伝わってきます。RAELとウルスラが殴り合った場面のように。

1999/10/19

 ちょいと長く電車に揺られておりまして、その間に読了したのが「月と炎の戦記/森岡浩之」。小菅久実なイラストというのもあって選んだのですが、やっぱり星界なナニヤラを期待してました。読む前は。
 で、読んだのですが、期待違わずと喜ぶべきなのか、これで終わりなのと失望するべきなのか、ちと迷います。ミョーな先入観のせいではっきりしない読後感。
 本作は題を日本神話に採ってます。ツクヨミとカグツチ、とゆーわけで、月と炎。物語はヒネた性格の神様ツクヨミと、付き従う似たよな性格をした大兎のツユネブリ、悪口達者だけどいささか素直でない人間の娘カエデが経験する冒険譚。これでもう「星界の紋章」読んだ人なら判ると思いますけど、とにかくこの三人(正しくは一柱と一獣と一人)のやり取りは楽しめます。揚げ足取り合戦がとっても軽妙で、読んでてにやにやしっぱなし。
 だけど、それ以外に何かあるかというと……や、ツクヨミさま萌え〜、とか、カエデちゃん萌え萌え〜、とかそーゆーのはあるかもしれないけど、うーむ、話にどうも起伏が足りないというか。もっとも、作者後書きには、ワンシーンのために書ききったというような記述がありました。そこらへんが原因だとしたら、展開が単調と不満に感じるよりは一気に読ませてしまう文章を評価するべきかもしれません。
 ところで、小菅氏のページで[GALLERY]→[月と炎の戦記]と行くと表紙イラストの画像が見られます。これが主人公であるところの一柱と一獣と一人です。カエデちゃんがかーいいのです(をひ)。

1999/10/17

 音。
 だけではないんだけども、まあ、五感のうちの特に聴覚と嗅覚ってのは、聴きたくないのにor嗅ぎたくないのにムリヤリってことになりやすく、でもって、聴かせたくないor嗅がせたくないのに、つい、ってなことにもなりやすい。と、思う、わけでございます。体臭気にするってそういうことでしょ。で、聴覚についても。
 なんかですね、耳の方でフラストレーションが重なることが多いです、最近。
 ムリヤリってのが多いのです。
 非常に。
 世に溢れるBGM、もちっと考えてほしい今日この頃なのでございます。せめて本屋さん。
 有線のチャンネル選ぶってのは店の内装変えるってことだと、それくらいの意識は持ってもらいたいのですがねえ。

1999/10/14

 このあぁいうをぅ〜 つなぁぎっとめぇたいぃ〜(鈴木祥子)
 
 至福。

1999/10/13

 まさかそんな御仁はいないと思いますが、こんなとこを発売日ちぇっくの代わりに使ってはイケマセンですよ。書くかどうかも気まぐれだし、書いたところで月刊誌だと一週間以上間隔空くのもザラなんだし……と、念を押したところでエースネクスト。五日遅れですが、これを諒とせられよ。
 「NIEA_7/安倍吉俊」宇宙人が出てもやることはホームコメディ、っていうか貧乏話。新キャラは金持ちな感じの予備校生。電車ん中で取り出したノートパソコンにさりげに橘総研のマークがついている油断ならないめがねさん。まあ、何するって一緒に銭湯入るだけだったりするのですが、ちらちら見えてくる奇怪な世界設定が楽しめます。
 「クーデルカ/岩原裕二」この雑誌に載ってるやつの中でキレイな描線というなら他にもあるけど、一番これが表情豊かだと感じてしまう私。話の方は、主人公が体を霊に乗っ取られてってところですが、その前後の表情の差がいいなあと。あと、作者のインタビューが載ってます。これから発売されるゲームの方でもメインデザインをやったそうで。

1999/10/10

 アフタヌーン シーズン増刊No.1<Autumn>、増刊ってわりには本誌より薄いですが、まあ、アレより厚かったら製本できねーかもしれないですな。というわけで増刊の方が中とじ。三百円。
 とはいえ、四季賞受賞者中心にかためた内容は、わたしのよーな嗜好のやつにはコストパフォーマンス高いです。ただ、モーニングの増刊であるマグナムと比べると、人選だけでなく掲載作の内容も含めてになりますが、手堅い、ってところでしょうか。ドギモぬくよーなものはなくとも高いレベルが揃っているというあんばい。増刊一号ということで様子見、ってのはうがった見方かな。
 その中から気になったもの、いつものようにいくつか。“遠藤”なる漫画家の日常と過去を描いた「女子高生2000/遠藤浩輝」。なんてーか、時間軸のスイッチがうまいやね。ウダツの低空飛行しまくる日常と夢の先走っていた過去のコントラストが際立ってます。ところで最後のページ、「EDEN」三巻のラストを自ら茶化したお遊びだったりして。
 四季賞なひとではありませんが「暗闇坂/高河ゆん」。妄想全開で、なのに妄想とは違うセックスorオナニーしかできない人たちを扱った三掌編。この人が描く、ワガママに突っ走る人間の話は、私は好きです。
 「緑の座/漆原友紀」四季賞で大賞だった「蟲師」の続編的な話。湿り気といいますか、露のついた緑といいますか、そういうしっとりとした自然の描写がいいです。人物を描けば暖かさもあります。そんなタッチで語られる、“蟲”を感じられる不思議な力を持った男の話。
 「PositioN/芦奈野ひとし」四色で8ページ。ヨコハマな絵、ヨコハマなテンポ、ヨコハマな日常性の強い中でのファンタジー、ですけどもうぶわっちり6ページ目のキメの絵が構図からカラーからキマってますのでなんとも爽快。
 「1/6(ろくぶんのいち)/くさかしげあき」てれてれっと生きている医大生を視点にした、体外受精で生まれてその後もなかなかにシビアな人生送ってる女子高生の話。てれてれっとした話の進め方ですが、それだけにキメのセリフがキマってますです。
 そんでもって、まだまだ先ですが来年、って二千年なんだよなー、二千年、の二月に出るという第二号、岡田芽武の「影技」が移籍してくるとか。個人的には今号に載ってた旅行記もどきもトボけててよかった沙村広明の短篇というやつに期待。

 脈絡もなく私信。
 >kazさん
 壁を突き抜ける話というと、ヒネリが足りないかもしれませんが、私の場合だと思い浮かぶのはクラークの「都市と星」だったりします。これだと、きっかけは外因性というよりは主人公そのものであるといえますか。長き平穏の末、現れるべくして現れた異端児。彼だけに壁が見えているという具合で。

1999/10/08

 ひとしれず市街征服っぽい「エクセルサーガ」がとうとう始まってしまいましたです。そんなわけで第一回“六道神士殺害計画”、見ました。
 テンション高いです。無駄に。
 エッっちゃん元気です。無駄に。
 エッっちゃん死にます。無駄に。
 無駄にスバラシイ。
 ハイル・イルパラッツォ

1999/10/04

 language属性指定、<html lang=...>とやるにしても<body lang=...>とやるにしてもいいですが、その下位のブロックタグごとに異なる指定をやっていいもんでしょうかね。たとえば段落ごとに原文と訳文を並べたりする場合。表示がどうなるわけでないし気にしたって意味がないんですが、なんか気になる。

1999/10/03

 発売延期を重ねていた村田蓮爾責任編集「FLAT」でありましたが、ようやく出ました。画集のようでもありデザイン本のようでもありますが漫画でもあります。bande dessineeっぽいと喩えるのは安易でしょうけど、ボキャ貧なワタシは逃げます、BD的。っていうか村田的(←逃げ過ぎ)。
 二分冊、合計三百ページ強のフルカラーに三十人。統一コンセプトなんて、あるかもしれないけど、むわったく感じられません。強いていえば、好き勝手ヤってる、ってのがソレにあたるでしょーか。そんな三十作品、まとめるだけでもしんどかったんじゃないでしょうか、編集者としては。
 全部はムリですが印象の強かった作品について少々。「庭の木/多田由美」カラーということを逆手にとったような白。西海岸の乾いた暑さというのが伝わってきます。母と子が別れていく話ですが、記号的な涙によらない泣き顔というのが味があります。「イスラマバードジャイアンツ/沓澤龍一郎」この人らしー暑苦しー塗り方。末世的な世界設定で野球をするって話ですが、出てくる人間のやりきれなさとトボケ具合がいいあんばい。「古街/安倍吉俊」どうやってるのかさっぱりわかりませんけど、毎度のことながらぜんぜんCGくさくないCG。陰鬱な世界を語る絵、それ自体の情報密度がひたすら濃ゆいです。写植まで本人がやったんでしょうなあ。「雪蓮/むらかわみちお」高地に住む少数民族の少年少女の恋物語、話としては三十作中いちばんマトモかも。ややせっかちなコマ割りとネームが続きますがそれも最後の見開きで報われます、ほうっとタメイキ。「自殺は朝/OKAMA」転生可能な世界の死生観、という話はよくある話かもですが、それよりも色。うにゅ、この人こういう厚塗りしてたっけ。なんか新鮮。「THEY MIGHT BE GIANTS/松本嵩春」えーと、このヒトのは全然カラーってのを意識してません。タダの白黒。貼ってるトーンも単色印刷前提。ですが、スキなコト描いてるなーというのは、よーくわかります、タイトルからして。くすぶってるバンドにとんでもない才能の持ち主が加入するって話、というかこの設定語るだけで終わってますが、ここまで気持ちよさげに演奏してるシーンとなれば描く方もスキでなきゃ描けないでしょう。
 その他、村田氏も含めて多士済々な三十人の参加しているこの「FLAT」。印刷も紙質もいいですし、一人あたり百二十円と考えられる人にとっては相当にお買い得。

1999/10/02

 ン時間かけて落としたNC4.7[en]、htmlやcssの解釈というブラウザの部分はナンも変わってません。Geckoまでは細かいデバッグはしないんでしょうなあ。よって、そーゆーブラウザとしてのキモの部分ではIEの方が優れているんでしょうけど、かといってアレはアレで余計な部分に笑って誤魔化せないトラップ(非バグ)があるので例によって二の足三の足。
 落としてる間に読みましたるOURS
 「イヌと上手につき合う方法/犬上すくね」、あー、とうとう大前田くんは犬、って元からか。最初のページにある“ああっ、もう!”というアオリの一言がぴったりならぶこめ。
 「トライガン−マキシマム−/内藤泰弘」ウルフウッドの話が終わって本編に。展開があるというのではなく、胎動、という感じの今回でしたが、なんといってもナイヴズがひたすらかっちょええっすよ、モオ。刻み堕としてくれえいっ。
 いよいよデンパにのるとゆー「エクセルサーガ/六道神士」、二人がバイトして努力と根性の勘違いに吐血するっていうのは何だか久しぶり。ところで放送コードにバンジージャンプなギリギリの内容っての信じていいよね、信じるぞ。世界征服の前の市街征服の前にはテレ東だけでも征服してくれえっ、十月七日25時45分。
 バカメと云ってやって下さいってので大笑いしてしまった「ジオブリーダーズ/伊藤明弘」ですが、前回で姫萩さんがナワトビするっていってたのがちゃんと今回につながってますなー、油断ならん(ナニがだ)。しかし社長の一発芸そのに、六本松なのか六本松改なのかひぢょーに気になるです。

1999/10/01

 とあるハンバーガーショップでちょいとだけ「この愛を/鈴木祥子」らしきものが、聞けた、ような気が、する、かも(自信無し)。
 それはともかく今日の一枚、あり胡同、→[え]→[路地]


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