こらそこ惰性とかいうないわないでいっちゃダメ。あとあと見返すとこーゆーのもそれなりに面白かったりするんだから。たぶん。
以下は 2004年2月16日 から 2004年3月5日 までの発言から抜粋。ログでは vol. 34 に相当します。
投稿日 2月16日(月)01時38分 投稿者 くわたろ
ずるずる遅れてしまいましたが、とりあえず。
○映画
「戦場のピアニスト」
ドイツ占領下、ユダヤ系ポーランド人ピアニストのシュピルマンに降りかかった悲劇と小さな奇跡の実話をもとに描いた映画。
ロマン・ポランスキー監督自身がゲットー体験を持ってるからか、再現度というのは非常に高いです。当時のドキュメンタリーとかで出てくる写真や映像(ゲットーの木製陸橋をわたる場面、収容所への貨車に押し込まれる場面、ワルシャワ蜂起の場面、などなど)も映画でちゃんと織り込まれてます。
そして主人公シュピルマンが強いられた悲劇の数々。また、これは実際そうだったんでしょうが、シュピルマンはどこまでも受身のまま。対独蜂起のときカーテンの影から見てるだけというのは、普通のレジスタンス物の映画ならまずありえないでしょう。でも、そうやって逃げつづけながらも最後まで失わなかったもの、それが音楽であり、それが悲劇的な逃避行のなかで小さな奇跡をもたらしてくれたというストーリー。ドイツ人士官に聞かせたピアノソロが感動的なのは、翻弄され受身でいるしかなかった人間の、声なき叫びでもあるからでしょう。
○小説
「マルドゥックスクランブル/冲方丁」
SF大賞受賞作ではあるしマルドゥックシティーとか09技術とかの設定はたしかにSFなんですが、そういう設定やら銃撃戦よりもカジノの場面がすんごい密度高い描写でしかもまた燃えるのは間違いないところ。200ページのブラックジャックのバトル、一気に読めちゃったですし。
○マンガ
「STREGA!/米村孝一郎」
阿呆なワタシにはいまいち面白さを説明しづらいのですが、連載中ずっと気になってた作品ではあるし、それは何らかの面白さを感じてであるはずなので挙げます。
星間気流を読みながら宇宙船を操るという失われつつある技術を伝承する「航海士」という設定、これにアナログ的、職人気質的なものを読み取るのはたやすいです。でも、それだけだったら何も星系を包む大気とか乱流とかって舞台は要らないはずで、やっぱり「飛ぶ」っていうことそのものを描きたかったんだろーなーと。ひるがのと出会って飛び方、すなわち生き方を少しづつ変えていくカラス。彼女の姿がまぶしいのは飛ぶこと自体が美しいからだという作者のメッセージなんではなかろうかと思う次第。
○音楽
「I WAS THERE,I'M HERE/鈴木祥子」
なんかこれについては冷静に書けないというか(汗)
ここまできたなーという感慨があります。「電波塔」とか聞いたりすると特に。
投稿日 2月29日(日)23時46分 投稿者 くわたろ
IMEたんのドジっ娘ぶりにもまあそれなりにおつきあいしてたのですが、ATOKたんの連想変換とゆーのについつられてしまいますた。まる。
あと、2003年の収穫ブツ追加
○マンガ
「浅草奇景/灰原薬」
たしか2回ほどウルトラジャンプに読切で載ったはず。
絵に惹かれるのですよ。ざっくりした粗めなペンタッチではあるんですが、そうやって描かれるキャラの表情には、なんか華があるんですねー。
投稿日 3月5日(金)00時10分 投稿者 kuya
>ジャケ絵ではやっぱし最終巻のレキがいいと思うのですがどうでしょー。
同位!
>画集です。ほとんどはジャケット絵などで既出。
激しく同位!
ただ私は同人誌を見た事ないのでセクシーネムさんをまだ知りません。
んで
<読んだもの>
「灰色の乙女たち」加藤理絵
「生きるススメ」戸田誠二
<見たもの>
おジャ魔女どれみドッカーン!
第40話「どれみと魔女をやめた魔女」
<聞いたもの>
「Hell-see」syrup16g
詳細はまた次回に…(涙)