Ms of Yoh
M=Memo,Monologue,Message

-誰かに伝えたい事を、知っていて欲しい事を-

■003:『現状報告』
■002:『"Clean4"って何?』
■001:『Leonardo500』


003:『現状報告』(03.11.21)

GrandAXIS100

(03/11/18撮影)

SB01J/初期型。
1998年11月新車にて納車。現在5年を経過。
走行距離68000km超。

51000kmにてオーバーホール。ピストン、シリンダー、クランクを交換。
同時にポート加工、圧縮比アップを実行。プーリーはPlusG製を使用。
マフラーはBurial、NR-Magicを試すが、現在はノーマルを装着。
現状の最高速は90km/h弱。

タイヤは全てOEM(台湾製・日本製)を使用。現在4本目。
Fブレーキにはステンレスメッシュホースを。ブレーキパッド、シューは全てノーマル。
RサスペンションはSHOWA。

転倒歴1回。ライトカウル、Fカウル、Fフェンダーを交換。

後方から追突を受け、Rキャリアを損傷、交換。

リコール歴。
ヘッドライトカプラ故障、メインスタンド破損、燃料計故障、ウィンカースイッチ不良、Fブレーキホースステー交換。

注)
別にオークションじゃありません。
私はこいつと、メーター一回りを目指すのですから。


002:『"Clean4"って何?』(03.10.25)

Clean4』、これは某二輪メーカーが広告に用いているキャッチフレーズです。
この言葉の意味するところは、『排出有害物質が少ないクリーンな4ストロークエンジン』であろうと思われます。少なくとも、その宣伝の方向性から見て、『排ガス対策によって以前よりも排出有害物質を低減させた4ストロークエンジン』を意味するのではない事は確かでしょう。そして、その対比となるのは2ストロークエンジンである事は予想するまでもありません。
こういった宣伝の傾向はこの企業に限らず、他のメーカーでも『環境性能に優れた4ストローク』といった宣伝文句を日常的に使っています。
しかし、私は疑問に思います。
4ストロークは、いつから『クリーンな』エンジンになったのでしょう。
私の認識では、2ストロークと4ストロークでは、排出成分別の多少はあれ、大差ないと考えています。以前よりこの件が気にかかっていた私は自分なりにそういった『4ストロークは2ストロークに比べ無害である』とする資料を探していますが、いまだ巡り会っていません。また、現在規定されている排ガス規制値を参照するならば、その両者の差はメリットもデメリットもあり、どちらが優れているとは言えません。更にその規制値に準拠した2ストローク車は既に多く市販され、問題なく走行しています。
では、アイドル歌手に「すべてがキレイ。4スト、クレア」とまで言わせた広告の根拠は、一体どこにあるのでしょう。世間では、見た目のイメージから4ストロークは無害(に近い)なエンジンと考えられているようですが、実際には2ストロークと大差ない量の有害物質を排出する、ごく一般的な内燃機関です。
結局この固定概念は、目に見える煙を排出するという特性から、明確な環境汚染源とされるディーゼルエンジンと同様のイメージを持たされた結果と推察されます(ちなみに2ストロークオイルは、工業規格によって排気煙に臭いや色を持たせるよう取り決められています)。

2ストロークエンジンを使用するバイクが生産されなくなった事は、個人的には非常に残念ですが、仕方がありません。現在の流行に合わず売れなくなってしまった製品を作り続ける事を、営利企業に求めるわけにはいきません。しかしその理由は、あくまで『売れなくなった』からであり、決して『排ガス規制が出来なかった』からではありません。
ですが、その必要の無くなった商品を不当に貶める事によって、現行商品のイメージアップを図るという宣伝行為は如何なものでしょう。これでは2ストローク技術はスケープゴートにされたも同然です。

さて、この文章をお読み下さった方にお願いがあります。
もし上記の『4ストロークは2ストロークに比べ無害である』とする根拠にあたる資料をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ筆者(下記をご参照下さい)までお教えいただきたく、お願い申し上げます(欲を申しますと、排気量や経年変化、走行状況による数値の変動も知りたいところです)。きっとこのような悩みも無くなり、夜も快眠できる事でしょうし、誤認識であったなら各メーカー様への無礼な物言いをお詫びしなければなりません。
何とぞよろしくお願いいたします。

(文:佐藤洋二/yokitani@din.or.jp)


001:『Leonardo500』(03.10.23)

apriliaが新しいスクーターを発表しました。
モデル名は『Leonardo500SR Ditech』。
2ストロークの500ccです。
フルサイズの2ストロークエンジンが帰ってきたのです。
しかも直噴システム『DITECH』によって、排ガス規制も難なくクリア。
待ちに待った、本当に永かった2ストの復活です。
まだショーモデルで、市販時期などは決まっていませんし、正直言って、マスコミの反応はかなり薄い。全く注目されていません。
まして外国メーカー、しかも新しいシステム、不安要素は多々あります。
けれど、私は期待します。
まずは販売される事。作り続けなければ、進歩は有り得ません。
これが2ストロークエンジンの未来に繋がることを願って止みません。
続報はいずれ。


Written by SatohYohji
yokitani@din.or.jp

Return