The days with
Connection Place
"3VN"

Home (98.07.16)
今年の夏休みは1週間。故郷徳島への帰省は、もちろん相棒と一緒です。Bikeで四国を走るのは、実に7年ぶりでした。
さすがに東京−徳島間を自走するのは(橋が出来たとはいえ)辛かったので、今回はフェリーで18時間船の旅ということになりました。しかし、これが間違いでした。確かに固定用のベルトを巻き付けられる覚悟はしていたのですが、乗り込んでまず、ハンドルクランプにフックが”ガシッ”! 見事傷が残りました。まあ、仕方ないといえば、そうなのですが・・・。
それでも今回の帰省では、10年以上のバイクライフの中でも、最高と言えるほど気持ちのいいTouringが出来ました。
徳島市内からR11を北上、鳴門を経由して、R318から白鳥を通るコースで、僅か100km程の短さでしたが、これが四国でも滅多にないほど交通がスムーズで、しかも見事なほどの晴天に恵まれた、正にTouring日和の一日でした。
特に久しぶりの鳴門スカイラインでは、驚くほどの絶景を目にして、『ああ、俺は昔、こんな素晴らしい景色に目もくれず、コーナーを速く走り抜けることばかりに躍起になっていたのか』などと、若き日の自分を想って苦笑いしてしまったのでした。
四国は、海と山しかない過疎の小島ですが、Bikeで走るには最高の地であると(特にOffRoadでは。高速Tourerは除く)思います。みなさんも、一度は訪れてみることをお薦めします。

Break (98.05.12)
割れました。何が割れたかというと・・・。
前々からシャーシの中心線に対するシートの曲がりが気になっていた僕は、テールカウルlの向きを変える為、シート下のステーのボルトを緩めようとレンチを回しました。その瞬間、"パキ"と軽い音を立てて、ステーの根本に大きな亀裂が。
"・・・はぁ?"
ただ一度のドジが、隠れたダメージを負わせていたのです。そう、納車2日目の立ちゴケによって、テールカウルのステーには小さなヒビが入っていたのでした。
幸い、亀裂だけで完全に割れてしまったわけではありませんし、シートを着けてしまえば外には見えません。しかしいつかは割れてしまうでしょう(何せあの振動ですから)。
ちなみに、パーツ代は、右のシートカウルそのものとなるので、9000yenはかかるそうです。

YellowGuardian (98.03.15)
この世知辛い物騒な世の中、Securityにも気を遣わなければなりません。うちの相棒にはDiscLockを使っています。MING TAY製の黄色い鉄の塊です。アパートと会社の両方で使うためにディパックに入れて持ち運んでいるのですが、これがやたらと重い。しかし、かわいい相棒を無防備のまま晒して置くわけにもいかないのです。
因みに、カバーはアパートと会社で2枚用意してあります。もちろん、これだけでは気休めにさえならないのですが。
YellowGuardian

Snow,Snow,and Snow! (98.03.06)
今、地球が危ない。どう危ないかというと、大気汚染などの環境破壊によって、気象のバランスは滅茶苦茶、エルニーニョ君は毎年のように姿を現し、HONDAからはキャタライザー付きのLEAD100(これについてはもっと詳しく書きたい)が発売されるくらい、危ない。
そんなことはわかっているんですよ。よくわかってるんです。でもね、これはないんじゃないの?
また雪だよ。今年何度目だ?
SRX最大の敵は、天からの白い贈り物でした。
因みに、下の画像は1月の大雪後のもの。SRXの周りだけちゃんと雪かきしてあるのがポイントです。

Max (98.03.05)
やっと慣らしを終わりました。周りから「甘やかし過ぎ」「上まで回らなくなるぞ」と言われながら耐え続けた1,500km。そして、やって来ました中央自動車道。
結果はMaxSpeed 140km/h。良くて142km/hくらいでした。うーん、こんなものか? 予想通りではあるものの、実は”嬉しい誤算”を期待していたのですが。
ま、飽くまで"AirCooled,Single,400cc"ですから、相応の数字でしょう。反面、600と共通の車体は頑強そのもの。140km/hくらいの巡航では何の不安もありません。StepUpの楽しみが出来たということで、良しとしましょう。

NewYear (98.01.01)
1998年は、走行距離287kmから始まりました。まだまだ慣らしの真っ最中です。上限4000rpmで、80km/hしか出せません。
さて、フルで回せば、どんな走りを見せてくれるのか(それでもLimit7500rpmですが)。馴れたら少しずついじっていこう。まずはあれをやって、次の目標はあれで・・・。春には奥多摩だ。箱根だ。徳島へ帰省したら鳴門だ!(うーん、ローカルネタ・・・)
こういう時って、一番楽しいんですよね。

New Record
翌日、僕は会社の前でシフトペダルの高さ調整を行っていました。どうも昔から、僕は一般の設定よりも低いペダル位置を好む傾向のようです。その時、後ろから後輩が電話が入っていると声をかけてきました。僕は「はーい」と応えると、立たせていた3VNを何の気無しに左へ傾けました。悲劇、いいえ喜劇はそこで始まり、一瞬で幕を閉じました。
サイドスタンドを出していない・・・。
抵抗する間も無しに倒れた3VNは、パーキングチケットのポールに寄りかかり、テールに小さな傷を残しました。それだけで済んで幸いだったのです。フロント周りはカバーを被ったままで植え込みに倒れたため、無傷で済んだのですから。
僕は落ち込み・・・、落ち込むはずだったのですが、あまりの間抜けさに自分でウケてしまって、暗くなり切れませんでした(後から大ダメージが来ましたが)。
納車2日目。走行距離55kmでの出来事です。バイクを倒した最短記録であることは、いうまでもありません。

First Contact
出会ったのは'97.12.14。バイク屋(YSP練馬西)で納車を待つ銀色の機体が、本当に自分のものなのかどうか、実感というものがまるでありませんでした。 実際に受け取るにはそれから1週間かかりました。それでも無理をして仕事の合間に迎えに行ったのですが。
バイクを受け取ると、そのままアパートへ向かい、洗車、ワックスを念入りに塗りました。これから過酷な環境でつき合わなければならないのだ、美しさを保つには最初のワックス掛けが肝心。
磨き上げられたシルバーの機体は、本当に綺麗で、輝いていました。僕は惚れ惚れと見入ってしまうのでした。
その翌日に襲いかかる悲劇にも気付かずに・・・。

Prologue
いつの頃からでしょう。僕はあのナイフのような鋭いテールラインに憧れを抱くようになっていました。少なくとも、5年以上は憧れ続けました。『いつか限定解除して"6"に』というのが夢でした。しかしそう簡単に免許が貰えるはずもなく、日々の生活に追われている内に、"6"は生産終了してしまったのでした。 
そして、遂に"4"までもが消え去ろうというここに至って、僕は遂に憧れの"SRX"、"3VN"を手に入れました。
最大の目標、"6"では無いものの、とてもフィーリングの合う、素晴らしいバイクです。正直なところ、僕の憧れは飽くまでスタイリングに拘っていましたから、元々が2stファンということもあって、走りについては期待していませんでした。でも、それは嬉しい誤算でした。
今は無事に慣らしを終えて、遠慮なく回転を上げて走れる日が、待ち遠しくてなりません。

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