Tiger MP Retail box photo TigerMP Maniacs

TYANTiger MP (S2460)という マザーボードに関するあれこれを、徒然なるままに書いて行きます。
内容に間違いがあるかもしれません。いつの間にか、内容を修正するかもしれません。
このページを参考に何かをされて何かが起こっても、筆者に責任はないものとします。正しい情報が必要な方は、TYANおよび代理店等の正規ルートで問い合わせるべきでしょう。

市場に出まわってるTigerMPの種類

私が見た範囲内では4種類があります。
リビジョンスタンプコメント
1.00Aスタンプではなくシールに印刷されているモノもある
1.03A流通量は少ないようだ
Bとても多い
C最近のものらしい
(無印)ヤフオクで見かけました
中古で購入される方はリビジョン1.03を狙いましょう。

※ATA RAID用と思われるパターンが引かれていますが、部品が実装されて使えるようになっているものは、一度も見たことがありません。

ボードのリビジョンの見分け方

・TYANのサイトのこのページを見る。
・コンデンサの配置を見る。
リビジョン1.00
↑ボードのリビジョン1.00。電解コンデンサがくっついて並んでいる。
リビジョン1.03
↑ボードのリビジョン1.03。電解コンデンサが離れて並んでいる。

TigerMPを安定動作させるためには

登場当時、とても不安定で、安定させるのに苦労するとの評判でした。
事実、ボード・リビジョン1.00→1.03の変更で、CPUのVRM回路が微妙に変更されています。

以下では、私の偏った視点から、述べてみたいと思います。
TigerMPが安定しないのは、電源の5Vの容量が足りないからだと思います。
電源の総出力のワット数が300Wだろうと450Wだろうと、5V出力が少ない電源では、TigerMPの欲する電力を供給できません。
TigerMPの箱に入っていた、READ ME FIRST!という紙を注意深く読む必要があります。

■CPUについて
Athlon MPを使えと書かれています。
噂では、サンダーバードコアのAthlonでも動くらしいですし、 何も細工していないAthlon XPがAthlon MPとして認識されてデュアルで動いたり、 細工してAthlon XPをAthlon MPに改造したものが動いたりするようですが、 TigerMPでは危険な橋を渡ることになります。
Athlon XPとAthlon MPは、仕様上の違いがあります。
おおざっぱに言うと、Athlon XPはMPよりも、消費電流と発熱が多く、マザーボードのVRM回路に無理なストレスをかけることになります。 メーカーのAthlon MPの1900+以下に対応という表示を無視すると、TigerMP突然死(設計よりも早く寿命に達してしまう)などを招くことになる恐れが・・・。

■CPUクーラーについて
リビジョン1.03から、READ ME FIRST!も追記されていて、 CPUクーラーはMP用を使え、と書かれています。
CPUクーラーのファンの排気で、CPUソケットの横にあるVRM回路を冷やす必要があるようです。静音化のために風量が少ないものを使うと、排気の温度が高くなりVRM回路を冷やすどころか加熱することになってしまいます。

■メモリについて
素直にレジスタードを使いましょう。
メモリは6バンクまで、らしいので、2バンクのDIMMは3枚までしか、保証されないらしい。(あやふやですまん)

■電源について
READ ME FIRST!の紙には、5V = 30Aと書かれています。
また、TyanのTigerMPの仕様のページを見ると、5Vが最低30A以上と書かれています。
TigerMP発売当時、5Vが30A以上取れる電源は少なかったと思います。
今では少しは良くなりましたが、それでも選択肢は限られています。
(ATX12Vの普及とともに、5Vが大容量の電源が減りつつあります。)
そして、大切なことは、この30Aは最低条件ということ。構成によっては変ることを忘れないでください。


実際のところ、5Vは何アンペア必要なのか

論より証拠、実際に測ってみます。

用意するもの
○DC電流の測定できるクランプ・メータ
○ATX延長ケーブル(電源のケーブルを束ねているネットを外したり、インシュロックを切ったりして、特定の線だけ取り出せれば不要。)
○ATXピンアサイン表(なくてもケーブルの色で判断できるかも)

で、測った結果が↓の表。
状態3.3V5V12V
Windowsログオン後アイドル状態 0.38A 20.5A 1.46A
DivXエンコード2本同時 0.40A 26.0A 1.73A
ピーク 測定せず 29.4A 測定せず
※5Vは20Aを越えるため、200Aレンジで測定しています。
※クランプメータは1秒間の平均を表示しているので、瞬間的にはもっと多くの電流が流れているかもしれません。
※ピークはWindows起動中に一瞬だけ。

測定したPCの構成
マザーTigerMP 1.00 A
CPUAthlon MP 1900+ デュアル
メモリPC2100 ECC&Reg. 256MBを1枚。Crucial製でDRAMは18チップ
HDDSeagate ST318404LW(Cheetah 18XL。10,000rpm、18GB、Ultra160 SCSI)
ビデオノーブランド S3 VIRGE/DXでPCI用
SCSIAdaptec ASC-39160
サウンドA-TREND 3DS724 端子には何も繋いでいない
LAN3Com 3C996B-T ケーブルを繋いでいない
FDDなし
CD-ROMなし
CPU冷却ファンAVCの高速回転で甲高くウルサイ奴。MODEL F6010T12HS、DC12V 0.19A。
HDD冷却ファンTSUYAMA MODEL TYM8025BM、DC12V 0.16A(マザーの3ピンのファン端子ではなく、ドライブ用の4ピン端子に接続)
電源Topower TOP-420P4P2FAC

なおHDDの消費電流は、
5V --- アイドル時0.8A、ゴリゴリとシークさせて1.1A。
12V --- アイドル時0.4A、ゴリゴリとシークさせて0.8A、スピンアップ時1.5A。


以上のことから、30Aぴったりでは足りないことがわかります。
今回使った電源の5Vは最大42Aなので、10Aほどの余裕があります。
しかし、これにHDDを増設して、DVD-RWドライブをつけて、FDDをつけて、LANを接続して、TVキャプチャをつけて、USB2.0にHDDをバスパワードで繋いで、SCSIにパッシブ・ターミネータが繋がったりしたら、どうなることやら。

そんなに熱くてウルサイPC、消費電力は?

消費電力の測定には、計測技研のワットチェッカーを使いました。
(今回の電源はActivePFC搭載で力率がほぼ100%なので、クランプ・メータでも測定可能ですが・・・)

状態消費電力1年間の電気代の予想(三段料金1kWh=22円で計算)
電源投入直後178W気にしない
HDDスピンアップ中199W気にしない
Windowsアイドル状態180W34,689円
DivXエンコード2本同時224W43,169円
この値から、電源の効率が65%前後であることがわかります。35%が熱になってるんですね、もったいない。

PCIにギガビット・イーサネットを挿す

6 GbE NICs
↑動作が安定しない (最新ドライバでは治っているそうです。玄人志向のカードの製造元のCameoのサイトには古いドライバが置かれていますので、注意。) ことと、消費電力が大きく発熱が多いことにより、 Intel PRO/1000XT Server Adaptor3Com 3C996B-T に駆逐され、不要になった6枚のGbE NIC達。これが今回の実験用です。

テスト環境
↑今回のテスト環境。
マザーTigerMP 1.00 A
CPUAthlon MP 1900+ デュアル
メモリPC2100 ECC&Reg. 256MBを1枚。Crucial製でDRAMは18チップ
HDDMaxtor DiamondMax16 4R120L0 (UltraATA133、5,400rpm、120GB)
ビデオMatrox Millennium G400 SH 16MB SGRAM
LAN玄人志向 TP83820GB-PCI64
LAN玄人志向 TP83820GB-PCI64
LAN玄人志向 TP83820GB-PCI64
LANSURECOM EP-320G-TX
LAN玄人志向 TP83820GB-PCI32
LAN玄人志向 TP83820GB-PCI32
FDDなし
CD-ROMなし
CPU冷却ファンAVCの高速回転で甲高くウルサイ奴。MODEL F6010T12HS、DC12V 0.19A。
HDD冷却ファンTSUYAMA MODEL TYM8025BM、DC12V 0.16A(マザーの3ピンのファン端子ではなく、ドライブ用の4ピン端子に接続)
NIC冷却ファンTSUYAMA MODEL TYM8025BM、DC12V 0.16A(マザーの3ピンのファン端子ではなく、ドライブ用の4ピン端子に接続)
電源Topower TOP-420P4P2FAC

全カード、ケーブルなし状態
↑6枚も並ぶと壮観。TP83820GB-PCI32が、もう一枚あるけど、32ビットなので今回は泣く泣くSURECOMが混ざってしまいました。
(いやべつに、64bitのスロットに32ビットのカードさしても、いいんだけど。)

ケーブルが接続されていません
↑ケーブルを繋いでいないので、タスクバーがすごいことに。

デバイスマネージャ
↑デバイスマネージャ。
今回はPCIにビデオカードを挿すわけにはいかなかったので、臨時でAGPにG400を。面倒なのでドライバは入れてないです。

全カード、リンク状態
↑ケーブルを繋いで全ポートを1000BASEでリンク状態にした。

全カード、リンク状態
↑実験環境には、Intel PRO/100+3Com 3C996B-T を挿していたので、番号が3〜になっている。


お待たせしました。測定結果です。
状態5Vの電流全体の消費電力
ビデオカードのみ23.8A210W
64ビット2枚(LANリンクなし)25.7A221W
64ビット2枚(LANリンクあり)28.0A236W
64ビット4枚+32ビット2枚(LANリンクなし)29.8A248W
64ビット4枚+32ビット2枚(LANリンクあり)36.0A290W
ピーク38.9A308W
※バックグラウンドでDivXを2本同時にエンコード。
※ネットワークにはトラヒックを流していない。
※値は多少ふらついているので、適当に中間と思われる値を拾った
※ピーク値は1秒毎の表示を見て、もっとも大きな値が表示されている時(Windows起動中)の値

・NIC 1枚あたり、リンク状態で約2.0A、リンクしていない状態で約1.0Aを、消費していると思われる。(5Vで2Aなので10W。PCIの仕様では最大25Wつまり5Aだ。最大で5A x 6スロットで30A、CPU等マザー上のものと合計で54A・・・恐ろしい。)
・全体では、NIC 1枚あたり、リンク状態で約13W、リンクしていない状態で約6W、消費していると思われる。
・使っている電源は5Vが42Aなので、HDDが使えるのは3.1Aに過ぎず、ドライブの増設はやめておいたほうが良いだろう。(5Vが42Aで足りないって、どういうことよ!)
・今回使用したATX電源延長ケーブルは18 AWGなので、5Vラインは4本各10Aずつで、容量いっぱいである。
ATX電源の20ピンのコネクタは、接点の容量が6Aなんだそうです。ということは、24A以上流すと、規格外の使い方になって、発熱で焦げたり燃えたりしても文句言えないと。( 24Aを上限にすると、Athlon MP 1900+デュアル時には、PCIには何もさせないことになります。TigerMPは地雷かもしれない。) TigerMPでは接点の容量が大きい上等なコネクタを使用しているそうなので、上等なコネクタを持つ電源との組み合わせでは、1ピンあたり10A程度まで流すことができるらしいです。この場合の上限は合計40Aと思われます。(廉価電源には、低品質のコネクタを使用したものがあるそうなので、要注意。)
・TigerMPに6枚もGbE NICを挿しても、上下各6Gbpsは出ません。TigerMPのPCIスロットはバス接続になっており、帯域が足りないためです。
・WOLのために+5VSBを使うわけだけど、6枚もぶら下がったらヤバいと思います。
・この実験にいったい何の意味があるのだろうか。

TigerMPにふさわしい電源は?

↑のGbE 6枚挿しは極端な例とはいえ、電源の5Vが42Aでは余裕がないことがわかった以上、もっと5Vの取れる電源を探しましょう。
てらさんのゴミ箱おまたせ、電源ねたにある、ATX電源一覧表を見ると、
TORICA PW-520NTFG52A
ABLECOM SP401-RA50A
ABLECOM SP401-RA(P4)50A
ETASIS EPR-400-2F50A
PC POWER & COOLING 450 ATX50A
MAPOWER PX-500A50A
E・Z・I SYSTEMS Premium 45045A
ENERMAX EG651P-VE45A
などが、40A以上取れる電源としてリストに挙げられています。

自分でも調べてみましょう、ということで、ATX電源メーカーのWebを一回りしました。
※公式Webサイトにない=モノがない、というわけではないでしょうが・・・。

■ENERMAX
35〜36Aがほとんど。
現行機種では、唯一 EG851AX-VH(W) が 42A出るが、それでは今のTOP-420P4P2FACと変らない。
■DELTA
42A以上はなかった
■Seventeam
40Aまで。
■Seasonic
42A以上はなかった
■ETASIS
42A以上はなかった
■Enhance
42A以上はなかった
■Topower
最後に、様々なOEMで賛否両論あるTopowerには、47Aと52Aのものがありました。
型番「TOP-520P4P2FAC」の520の部分が出力のワット数なのですが、Topowerの場合、5Vのアンペア数は出力のワット数÷10になっています。
52Aのものは↓のようなラインナップのようです。(2003.9.8現在)
型番 TaoDirect価格 ファンコントロール フレーム PC連動コンセント ファン シリアルATAコネクタ その他
TOP-520P4P2FG
あり(スイッチ付き) ゴールド色 なし 2個ストレート なし
TOP-520P4P2FN
あり ニッケルメッキ銅板 なし 2個ストレート なし
TOP-520P4P2FAC 18,100円 あり(スイッチ付き) あずき色 あり 2個L字 なし
TOP-520P4P2FACN 19,800円 あり ニッケルメッキ銅板 あり 2個ストレート なし
TOP-520P4P2FACSWT
あり(スイッチ付き) チタンコーティング(電磁波抑制) あり 2個ストレート あり
TOP-520MP 26,800円 あり(スイッチ付き) チタンコーティング(電磁波抑制) あり 2個ストレート あり グラスファイバー基板
520Wともなると、とても高価です。GbE NIC 6枚なんて無意味なことをしない限り、42Aで足りるでしょう。
ただし、↑にも書いたように、PCIでは1スロット25Wが上限ですので、最大構成では5Vが52Aでも足りません。
(TigerMPに25WのPCIアドオンカードを6枚挿すのは無理です。TigerMPXを使ってください。TigerMPXは、5Vスロット4本、3.3Vスロット2本となっており、5Vへの負荷集中を避けることができます。)

TigerMPにはオンボードでUSB1.1とIDEくらいしかついていません。
最低でも、
・ビデオカード
・LANカード
の2つは挿す必要がありますし、メインマシンとして使うならば、
・サウンドカード
・USB 2.0カード
・SCSIホストバスアダプタ
は欲しいところです。さらに、お好みで
・ビデオキャプチャ
・IEEE 1394
でAGPとPCI 6本が埋まります。
おそらく、HDDも1台では済まないでしょう。数台はつけることになると思います。 CD-R/-RW,DVD-R/-RW/+R/+RWドライブや、読み込み用のDVD-ROMドライブもつけて、 バックアップ用にDDS4ドライブと、重装備になると思います。
(重装備での消費電流については、すべてに最大の負荷を同時にかけるのが難しいため、測定は気が向いたら・・・。)

Athlon MP 1900+より速いCPUは?

TYANのこのページを見ると、 TigerMPに搭載可能なのは Athlon MP 1900+マデ、となっています。
一時的に動くかもしれませんが、TigerMPが壊れるかもしれませんので、MP 2000+以上およびAthlon XP、Duronは使わないでください。

CPU コア クロック 電流(Max.) 電流(Typ.) 電圧 最大ダイ温度 価格(2003.9.11現在) コメント
Athlon MP 1900+ Palomino 1600MHz 37.7A 33.7A 1.75V 95度 6,980円(中古) Tyan公式サポート上限。
Athlon MP 2400+ Thoroughbred 2000MHz 36.4A 33.1A 1.65V 90度 17,420円
Athlon MP 2800+ Barton 2133MHz 37.5A 29.5A 1.60V 90度 28,470円
↑ポイントは、電流のMax.とTyp.が、MP 1900+ から増加していない、ということです。
したがって、予算さえ許せば、Athlon MPを使うのが順当でしょう。
しかし、電源電圧が下がっています。詳しい話は後日書きたいと思いますが、(意外かもしれませんが) 電源電圧が下がると、マザーボードのVRM回路への負担は大きくなります。←VRMのPWMコントローラのデータシートを読んで考えたのですが、入力側のコンデンサに流れるリップル電流が少し増加する程度で、それほどインパクトはなさそうです。CPUソケットのVIDピンは(GAL?経由ではあるが)PWMコントローラに繋がっているので、正しい電圧が生成されることが期待できそうです。

Athlon MP 1900+以上を使う場合は、PalominoコアのMP 2000+またはMP 2100+が限界と思われます。(AMDのデータシート上では、1800+〜2100+まで仕様は同じ。)

では、どうしてTynaの公式サポートが MP 2100+まで、ではなく、MP 1900+までとなっているのかというと、
MP 2000+にはThoroughbredコアで1.60V動作のものがあり、混乱を避けるためだと思われます。


・・・

次に、CPUやマザーに細工が必要なものの、コストパフォーマンス的に おいしい ものと、高嶺の花
CPU コア クロック 電流(Max.) 電流(Typ.) 電圧 最大ダイ温度 価格(2003.9.11現在) コメント
Athlon XP 2500+ Barton 1833MHz 41.4A 32.5A 1.65V 85度 10,140円 CPUのMP化とTigerMPの倍率変更改造を要す。※1
Athlon XP 2400+ Thoroughbred 2000MHz 41.4A 37.6A 1.65V 85度 9,280円 CPUのMP化を要す。
Duron 1.6GHz Applebred 1600MHz 38.0A 32.0A 1.50V 85度 5,480円 CPUのMP化を要す。※2
Athlon XP 3200+ Barton 2200MHz 46.5A 36.6A 1.65V 85度 52,480円 CPUのMP化とTigerMPの倍率変更改造を要す。高くて買えない。
※1: 2GHzで使うなら、もっと電流流れるはずだが、2083MHz(2800+)まで仕様上は同一になっている。
※2: L2キャッシュを256KBにして2GHzで使うなら、もっと電流増えるはず。
いずれも、TigerMPで安全に使うことはできないと思われます。

VRM回路の強化を検討しないといけないようです。
VRM回路の強化を少し検討しましたが、現時点での結論は、無理っぽいです。すくなくとも、私の知識と技量では。
VRMには少し対策(入力側のコンデンサに10uFの積層セラミックを追加する)して、あとは気にしないことにします。


その後

Athlon XP 2400+(Thoroughbredコア 2000MHz)を、L5ブリッジ・クローズして、デュアル動作させました。
今のところ、問題はなさそうです。

Athlon XP 2500+(Bartonコア 1833MHz)を、L5ブリッジ・クローズして、デュアル動作させました。
本来、FSB 333MHz用のCPUなので、そのままではクロックが低すぎるので、TigerMPに倍率変更スイッチを取りつけました。
残念ながら、オーバークロックして2GHzで動作させる目論見はハズレましたが、これといった問題もなく動作しています。
※ある時期から、倍率変更が不可能なモノが出荷されており、現在では倍率変更できなくなっています。

E-mail: yokase@din.or.jp (@を半角にしてください。)