いざ出発!!(気分はもう剣が峰・・・・)

99年7月31日午前0時 気温27度、東京都武蔵野市の自宅を出発、準備は万端だけど、わたしは興奮のせいか夜8時にベッドに入っても、なかなか寝付かず、横でぐっすり寝ているお兄ちゃんの寝息と、お母さん達が準備をしている音に、目がさえる一方。後から思えば、これがちょっとまずかった・・・

私達の車は調布インターから中央高速に入り、真夜中のハイウェーを一気に富士吉田インターまで小一時間程、途中富士吉田の手前から吉田口の登山者の灯りの列が富士山の山腹から頂上まで、真っ黒なシルエットにつづら折の光の帯となって幻想的な雰囲気でした。わたしは、車上でもなかなか寝付かず、大月ジャンクションを過ぎたあたりでようやく眠りに落ちました。

車は富士吉田インターから国道138号線に出て山中湖畔を通り、須走へ・・・(東富士五湖周遊道路を利用すれば15分程ですが、たった10キロの距離で通行料が2500円と非常に割高なのです。八王子から富士吉田までは1900円ですから、20分程度の回り道ならどうしても安いほうを選んじゃうんですって)。

とりあえず、ベースキャンプとなる須走の別荘に行き、不要な荷物を下ろして、あざみラインから須走口駐車場へ・・・・あざみラインを通ったのは初めてだったけど、意外とカーブが少なくて、スバルライン程長く感じませんでした。

そして須走口駐車場に到着したのは午前2時頃、駐車場は満車のため入場出来ず、路肩に新5合目からのご来光駐車している列(の先頭から4台目位)に並んで駐車。夜明けまで仮眠をとる。明け方4時頃、駐車場のおじさんが、下山者が出て行くので、中に入れると教えてくれました。

須走口の駐車場は第1から第3まであって、第1から第2第3の順で上になり第3が一番高い位置にあるので少しでも高度が稼げると思いがちだけど、登山口は一つなので、第1が一番入り口に近くなってます。そんなことは知る由もなく、一番上の第3駐車場に駐車したので、一旦登山口まで下りることになってしまいました。

車をおりると、そこは冬の寒さでした。あわてて服を着込んでも凍えるような寒さにびっくり。でも駐車場から御来光が見えてとても綺麗だった。軽く食事をして意気揚々と登山口に向かうのでした。

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