| やさい通信
1999年10月21日(木)福富りえ子
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本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。
館町の田中さん | 小比企町の鈴木さん |
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春菊
かぶ
生ずいき |
大根
ミニレタス |
生ずいき
「やさい畑」のものを何年も召し上がっている方は、「生ずいき」の季節になったと感じていただけるかと思いますが、新しい方は見慣れないものが、来たと思われるかもしれません。今年は例年より早い出荷です。霜が降りたら食べられません。
八つ頭の葉柄です。ゆでてから酢の物、あえもの、煮物にします。
長さ15センチくらいに切り、筋を剥ぐように皮をむきます。水洗いして、酢と塩を少々加えた熱湯で２〜３分ゆで、水に取ります。
それを胡麻油で炒めてから煮物にしてもいいですし、ゆでたのをみそ汁の具にしてもおいしいです。評判がいいのは、胡麻酢和えです。
白胡麻５、みりん２、酢３、塩少々、の割合で胡麻酢を作ります。白胡麻は炒ってからすり鉢でつぶし、そこにみりん、酢、塩を混ぜます。軽く絞ったずいきを２〜３センチに切って胡麻酢を添えれば出来上がりです。缶詰のホワイトアスパラガスに似た食感だとおっしゃった会員の方が、いました。こんな美味しいものがあまり売られていないというのが、不思議な気がします。八つ頭そのものの生産が減少しているのかもしれません。
かぶ
葉付きのまま置いておくと水分がどんどん蒸発してしまいます。根と葉に切り分けて保存します。根はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に、葉は霧を吹きかけポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室に保存します。根は、洗って皮をむき７ミリ厚さの半月切りかいちょう切りにして、味噌をつけて食べると、とても美味しいのです。何度か紹介していますので、そうして召し上がった方もいらっしゃるかと思います。取れたてならではの食べ方です。新しくないと美味しくありません。
大根
大根もかぶも葉付きです。５品目ですが、葉もご利用頂ければ７品目になります。是非召し上がって頂きたいのですが。やはり葉と根はすぐに切り分けてください。水分が蒸発してしまいます。
葉は１日陰干しし、細かく刻んで炒り煮などにしますと保存食になります。さっとゆでて冷凍しておけば、青味野菜として使えます。
大根おろしで食べました。辛みがきいて、おろしそばに最適でした。
行ってきました宮古島
水郷水都全国会議が、沖縄の宮古島で開催されました。10月15日から17日まで参加しました。30度を越える暑さでしたが、風がさわやかな地でした。全国の水を守る活動をされている方々が一同に介し、きれいな水を次代に受け渡す方法を論議する会議です。川がない地ですが、珊瑚礁の岩石は保水力にあふれ、地下水を作り出し、飲み水を確保します。宮古島の地下ダムは世界に類をみないものだそうです。風力発電や太陽熱利用も実験的に行っており、勉強になりました。
船底から覗いた珊瑚と魚の群の美しさは、感動ものでした。自然をちゃんと残さなくてはとしみじみ感じて返ってきました。