| やさい通信
1999年9月16日(木) 福富りえ子
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本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。
館町の田中さん | 小比企町の鈴木さん | 伊勢原の亀井さん |
なす | 葉しょうが |
さといも
ピーマン
さつまいも |
小冊子出来上がりに近づいています
いよいよ出来上がりを待つのみです。最終の校正と写真選定が終わりました。「とまと」の表紙の本です。サイズはA4版、出来る限り大勢の皆さんの「おたより」や「メール」をありのままに表現しました。１部カットしたり、つないだりしましたが、字句のままです。生産者と消費者を結ぶ貴重な他に類をみない記録だと思います。皆様に感謝を込めて発刊します。
再度、亀井さんの野菜
八王子産は、なすと葉しょうがしかありません。特に今年の状況は厳しいものがあります。９月末になるとなんとか出そうです。伊勢原から宅急便で来ます。朝取れではありません。日にちを置いても大丈夫なものを選定した関係から、おいも系が多くなりました。車で１時間半位の所なんですが、もう、さといもやさつまいもが出るのですから、気候風土の違いを感じます。
さつまいも
ビタミンＣが多く含まれています。ビタミンＣは水と熱に弱く、調理をすると壊れやすいのですが、さつまいものビタミンＣはでんぷんに包まれているので加熱調理しても90％は残ります。
又、ビタミンＥは玄米より多く含まれています。セルロースなどの繊維質が豊富で腸をきれいにします。
さつまいもは寒さに弱く、高温多湿にむいた野菜です。冷蔵庫には入れないでください。新聞紙にくるんで日の当たらない所に保存してください。ポリ袋に入れたままにして長く置きますと蒸れて腐りやすくなります。乾燥と水気に気を付ければ２週間は持ちます。
野菜百科によりますとアメリカのNASAで宇宙船や宇宙農場で栽培出来る作物の研究をしているそうです。さつまいもは丈夫で早く育ち、根の芋はもとより茎や葉も食べられ、栄養価も高いということで最有望されているそうです。
コンピュータ2000年危機
コンピュータ2000年危機と言われ、各企業なども対応に勤しんでいるそうです。2000年をむかえるために徹夜で待機する所もあると聞き及んでいます。「やさい畑」もそれなりにコンピュターを使っています。皆さんの注文品の管理や請求書、郵便局の引き落としの関係と書いたらきりがありませんが、コンピューターなくして成り立たないといっても過言ではありません。
原子力情報室通信によりますと、地球で稼動する３４ケ国433基の原発すべてが2000年危機に耐えられる保証がないということです。また、核弾頭を積んだミサイルが誤発射してしまう不安も否めないということです。2000年１月１日午前０時、コンピュータが突然沈黙、あるいは誤作動、あってはならないことが起きたら、スリーマイル島やチェルノブイリ事故の比ではない放射能被害が発生します。原発と関連施設は12月１日から止めておいた方が安心だということです。突然止めても核燃料は大量の熱を出し続けるので、冷やさなくてはならないのですが、それに失敗するとスリーマイルの再現になるわけです。
原爆の被爆国として放射能の被害を訴え、核兵器の廃絶を進める役割をしなければならないのが日本です。危険性があるものを、回避する英断こそが求められる姿勢だと思います。９月２１日にコンピュータ2000年問題をテーマにG8がベルリンで開かれるそうですが、核弾頭と取り外し、原発の稼動をストップさせる話し合いを是非持ってもらいたいものです。