やさい通信
1999年7月8日(木)

個人宅配システムやさい畑
住所:東京都八王子市東浅川町553 
TEL: 0426-68-3501, 030-218-6601
E-mail:yasai@din.or.jp 
  Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
     



本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。

  小比企町の鈴木さん 
  館町の田中さん  
  大谷町の木下さん 
にんじん
ナス
トマト
きゅうり
かぼちゃ


虫と野菜と人と


 前回の無農薬と虫の話。いろいろご意見いただきました。ありがとうございました。「おたより」の用紙に書いて置いて下さったのを配送員が持ち帰ったご意見、電話、ファックス、電子メールと多彩な通信手段でいただき、現代社会の通信システムの多種機能を感じました。余談ですが、盗聴法で盗聴される心配のないのは、「おたより」の用紙に書いてくださったのだけということになりますか。などとつまらない心配してます。

 初沢町の森さんからです。
こんにちは、いつも「やさい通信」とやさい畑の野菜を楽しんでいます。家に居ながらにして、とれたての野菜が玄関に届くという贅沢をありがたく感じております。
さて、昨日の通信を大変興味深く読ませていただきました。また結果をとても残念に思いました。私の感じていることをお伝えしたくなりました。以下省略しながら書かせて頂きます。
 
 Kさんの価値観(ここまでの虫食いなら許容できるという基準)とFさんの価値観がちがっていたということから起きたかと思います。人はそれぞれ価値観を持って生きていますが、その価値観がたまたま一致あるいは違いがそれほど大きくないという場合は問題は生じないと思いますがそうでなかった場合にどう行動するか、どう考えていくか、がその人の生き方になるということでしょうか。自分の価値観に固執せず、さりとて安易に妥協もしないで、互いの価値観をすり寄せ合って一致点を見いだせたら楽しいのでは。

 自分の許容範囲をこえた野菜が届いたときに、思ったことをありのままに言い、そして生産者の言い分も聴き、自分の基準を再度見直す、諦めたり、こんなものと決め付けたりしないでその時の一致点を探っていく、このことが生産者とともに生きるということではないかと私は感じています。ただ、人は頭(考え方)だけで食べているわけではなく、味覚や感触、見た感じなども大きな要素になっています。自分の中でもいろいろな感覚がせめぎあい、すり寄合い、一定の基準をみいだしていっているとも言えるでしょう。

 いろんな人が自分の考えや言い分を表現しながら、諦めずに「やさい畑」の価値観をみいだしていただけたらと思います。


 北野町の島村さんからです。
小松菜に虫がついていても、それはどれだけ農薬が使用されなかったかという目安にもなります。そして、農家の方のご苦労も見えて来ます。先週の小松菜はとても柔らかで美味しかったです。普段近くのスーパーで買うこともある小松菜はもっと固いです。

 虫のいない生活を続けて、それが人間の健康を害していくことにつながるなら私は虫さんと共存していきたいです。たとえ虫が口に入ってもこれは特殊な害虫と違い、ばい菌やヴィールスとはことなります。人間の力はばい菌やヴィールス以外には強い力があると思います。夜盗虫はそれほど恐ろしい虫ではないと思います。私にとってキャベツや小松菜につく虫よりもっと恐ろしいことが今非常に多いとその方が心配です。たとえば、環境汚染、環境ホルモン、ダイオキシン問題。これらと農薬はどこかで連携して人間にある日襲いかかってくるでしょう。

 再び森さんです。
先日の小松菜はのびすぎたのか、とても硬かったです。おひたしにして食卓に出しましたが、一口食べて歯が立たず、即撤収しました。細かく刻んで次の日のみそ汁の具、にんじんや玉ねぎとともにコロッケに変身しました。野菜の状態に合わせて調理方法を考えるのも許容範囲を広げるひとつの手だと思います。

 森さんのこのお考えには、脱帽しました。言葉が出てきません。45度に頭が下がります。

森さんも島村さんも配送曜日は同じです。個体差があるとは言っても同じ時間に取って同じ日に配ったものが、相異なる意見となって返ってきたのにビックリしました。どちらにも感謝です。


 他にもいろいろご意見いただきましたが、全部紹介出来ずに、ごめんなさい。
生態系の中では、ヒトは特別な存在だと思いません。ヒトの奢りで他の生物が絶滅していく地球を有機栽培の野菜をたべることで、変えて行かなければ言うのが、私の揺るがない信念です。
どうぞこれからもよろしくお願いします。

ヨーグルトの磯沼さんの両親の住居が全焼しました。


 新聞にも掲載されたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、6月26日未明でした。ご両親の家とヨーグルト工房の間には、大きな栗の木があって類焼を防いでくれました。皆様にご心配をおかけしないようお知らせを遅くしました。
お父様が頭に軽い怪我をされただけでご両親はご無事で牛小屋も被害はありませんでした。そばに住む正徳さんが、急を聞いて駆けつけ、ご位牌を持ち出し、父親が巻物を一抱え持ち出したほか全て燃えてしまいました。古く歴史のある文書なども燃えてしまい、お父様はがっかりしております。
正徳さんはみんなが無事だったのでよかったと言っています。
 ヨーグルトは差し障りなく作り、お配りしています。恒例の夏のイベントも行う予定です。
「やさい畑」の皆様のお気持ちを添えて26日お見舞いしました。

上の件とは関係ない話ですが、先にオープンした狭間のイトーヨーカドーに磯沼さんのヨーグルトが置かれています。お値段にビックリです。



「私のやさい畑」お届けします。


BACK NUMBER
1997年4月からのバックナンバーは別ページに移動しております。こちらをご覧下さい。
 

 NEWS


◎1999-5-30の国際交流イベント「みんなちがってみんないい」では磯沼ジャージークラブのイベントにご参加頂きどうもありがとうございました。
 ”We're different & That's great" Festivalチラシ1チラシ2

◎やさい畑代表の、「福富りえ子」のホームページができました。こちらをご覧下さい。

◎1999-3-5(金)の午後10:20から、NHK「食卓の王様」で、磯沼牧場 が放映されました。ご覧になっていない方は生活舎まで。

◎1/23(土)の、やさい畑・生活舎合同の新年会には多数の方に参加していただきありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

○いちょう祭りでは、磯沼ミニ牧場を開設しました。模擬店では、焼きそばと長崎ちゃーめんが完売、大盛況でした。ご協力いただいた方々や、参加してくださった方々ありがとうございました。

○磯沼牧場のサマーフェスティバルの写真ができました。







○やさい畑では、インターネットによる注文書の受付を開始いたしました。会員の方で、インターネット接続ができ、電子メールをお持ちの方で、インターネットによる注文を希望する方は、お名前(会員番号)と電子メールアドレスを、yasai@din.or.jp までお知らせ下さい。
会員専用のホームページのアドレスは、http://www.hiug.ne.jp/~yasai/order/order.html です。現在は、インターネット注文フォームと通信連絡フォーム、および会員相互の親睦のための掲示板などがあります。掲示板は生活舎の会員の方も参加できます。まだ入室方法をご存じでない方は、yasai@din.or.jp まで、会員番号とE-mailアドレスをお知らせ下さい。URLは、http://www.hiug.ne.jp/~yasai/wwwboard/ です。

○4/26(日)の、小比企町の「磯沼牧場」、春のイベントは、雨天のため中止となりましたが、5/3に順延して開催いたしました。この模様をご覧になりたい方は、こちらをご覧下さい。

雨の中、70名以上の方が参加して下さいました。
有り難うございました。

新兵器で、50人分の「パエリア」に挑戦。

 
○やさい畑が、アサヒタウンズの連載記事「東京の農業」で紹介されました。記事の内容はこちらをご覧下さい。

○高尾駅北口前の、きれいなお花が一杯並んでいる、たべものやさん(うどん・カレー・コーヒなど)「花織」のホームページができましたのでお立ち寄り下さい。

○1/24は生活舎の新年会でした。

新年会で挨拶する福富代表。

新年会のおごちそう。

菊元さん

○いちょうまつりの磯沼ミニ牧場で、生活舎とやさい畑が出店しました。このときの模様を写真でお伝えします。

○山梨のぶぅふぅうぅ農場で「謝肉祭」が開催されました。今回は、やさい畑の会員の方も参加して下さりました。

    南大沢から来て下さった方々

 ぶぅふぅうぅ農場の中島さんと福富りえ子。





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