やさい通信
1998年11月19日(木) 福富りえ子

個人宅配システムやさい畑
住所:東京都八王子市東浅川町553 
TEL: 0426-68-3501, 030-218-6601
E-mail:yasai@din.or.jp 
  Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/yasai/y_f.htm
     


本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。

小比企町の鈴木さん小比企町の小杉さん
キャベツ
ほうれん草
ラディッシュ
大根
小松菜


巷の野菜が高い


 小ぶりのかぼちゃ4分の1が250円。半分500円。キャベツ半分が200円。白菜4分の1が148円。これは、とあるスーパーのある日の値段です。鈴木さん曰く、白菜が不調のため白菜を使う料理にキャベツが流れ、キャベツは全体の作付けが少ないので、キャベツも白菜も高いのではということでした。にぎりこぶしくらいのカボチャが、250円。とにかく全体的に野菜が高いのです。
 「やさい畑」の生産者は収穫がありさえすれば、10円前後の変動はあるもののほとんど同じ値段なのです。時々いろいろ勉強に見たり買ったり、はたまた食べたりしないと分からなくなってしまいます。野菜スープを作ると「やさい畑」の野菜のおいしさが、実感できるのです。野菜のダシがスープにとけ込むのでしょうか。有機野菜の甘みをたっぷり感じます。自画自賛しないように気を付けます。と言いつつ書いてしまうのです。

 先週に引き続き百草の菅井さんです。
先週のにんじんです。今年の天候の中で、それでも作り続けている農家の方たちを支えるためには、ものすごくきれいなものでなくてもちゃんと食べていくと言うような感じで、お連れ合いさんがにんじん談議をなさっていたと「おたより」くださいました。東京産を支えたいとも書いてありました。
 小松菜が根のそばの葉がとけているのをどけながら、雨の中でおいたてられるように仕事をしていらっしゃるのではなかろうか、と心配しました。
 これってでもスーパーでそんなことがあったら、きっとイヤな感じがするのかもしれませんが、「やさい通信」で農家の方たちの懸命さをかいまみせていただいているので「大変だろうなア」と思えるのです。
 思いやその人の姿を伝えるのって、重く感じすぎることもあるのかもしれませんが、私にとっては重要です。そしてそれを子どもたちに伝えて。野菜は工業製品とは違うし…。
 
 たいへんありがたく読ませていただきました。支えてくださるというのは、とてもありがたいのですが、そう言う言葉に甘えてはいけないといつも思っています。椎茸の礒崎さんは、かつてこう言っておりました。「私の名前で売るのですから、どんなものでもいいというわけには、いきません。」この気持ちはどの生産者も同じです。礒崎さんは、こうも言います。「有機栽培なら、どんなもの(悪いもの)でも食べますよという消費者に甘えて、良いものを作ろうとする努力を怠るのは生産者の怠慢ですよ」プロとしての厳しさを感じます。 甘えないで支えあえる構造がつくれたらいいですね。食は命の糧です。生きることは、一つの命を断って一つの命を支えることです。感謝を忘れないで、食=命の大切さを未来人(子どもたち)に伝えたいと思います。
 
ほうれん草


 お待ちかね、やっとほうれん草が出ました。ほうれん草のおひたし一皿で、カロチン、ビタミンCは完璧です。東洋医学では荒れた胃腸に効く薬食です。鉄、銅、ビタミンB1などが多く含まれ、貧血予防食とも言われています。

 ゆでかたは、沸騰した湯に塩を少々入れ、根部分を下にして、ゆでていきます。ゆで上がったら、冷水にさっとつけ、かたく絞ります。水に浸けすぎますとビタミン類が流れてしまうので要注意です。そのままおひたしでももちろんいのですが、ゴマ和えなどいかがでしょうか。今、お腹がいっぱいなんですが、ほうれん草のゴマ和えを想像しますと食べなくとも、胃が気持ちいいと感じてしまいます。


「私のやさい畑」お届けします」
 

 NEWS


○磯沼牧場のサマーフェスティバルの写真ができました。



○やさい畑では、インターネットによる注文書の受付を開始いたしました。会員の方で、インターネット接続ができ、電子メールをお持ちの方で、インターネットによる注文を希望する方は、お名前(会員番号)と電子メールアドレスを、yasai@din.or.jp までお知らせ下さい。
会員専用のホームページのアドレスは、http://www.hiug.ne.jp/~yasai/order/order.html です。現在は、インターネット注文フォームと通信連絡フォーム、および会員相互の親睦のための掲示板などがあります。掲示板は生活舎の会員の方も参加できます。まだ入室方法をご存じでない方は、yasai@din.or.jp まで、会員番号とE-mailアドレスをお知らせ下さい。URLは、http://www.hiug.ne.jp/~yasai/wwwboard/ です。

○4/26(日)の、小比企町の「磯沼牧場」、春のイベントは、雨天のため中止となりましたが、5/3に順延して開催いたしました。この模様をご覧になりたい方は、こちらをご覧下さい。

雨の中、70名以上の方が参加して下さいました。
有り難うございました。

新兵器で、50人分の「パエリア」に挑戦。

 
○やさい畑が、アサヒタウンズの連載記事「東京の農業」で紹介されました。記事の内容はこちらをご覧下さい。

○高尾駅北口前の、きれいなお花が一杯並んでいる、たべものやさん(うどん・カレー・コーヒなど)「花織」のホームページができましたのでお立ち寄り下さい。

○1/24は生活舎の新年会でした。

新年会で挨拶する福富代表。

新年会のおごちそう。

菊元さん


○いちょうまつりの磯沼ミニ牧場で、生活舎とやさい畑が出店しました。このときの模様を写真でお伝えします。

○山梨のぶぅふぅうぅ農場で「謝肉祭」が開催されました。今回は、やさい畑の会員の方も参加して下さりました。

    南大沢から来て下さった方々

 ぶぅふぅうぅ農場の中島さんと福富りえ子。



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やさい畑では、週4回、「やさい通信」を配信しています。
1997年4月からのバックナンバーは別ページに移動しております。こちらをご覧下さい。



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