この温かな気候で、野菜が豊富です。と言うよりかなりだぶついています。食べる側の量が決まっていますので、だぶついたお野菜を何とかしたいと考えてもどうにもする事の出来ない「つらさ」があります。正月用に植えてもらった野菜も、食べ頃が早まりそうと連絡を受けています。心配です。お天気次第の農産物です。ない時は、泣きついても本当になく、セットを組むのに一苦労するのですが、反対に野菜が有り余る時は、生産者に断らなくてはならないので、それも身を切られるような辛さなのです。何故なら普段のご苦労を熟知しているからです。ままなりません。

　南陽台の青山さんからです。「生産者や携わっている方々に感謝しながら頂いています」と「おたより」くださいました。ありがとうございます。良いときばかりでなく、野菜なども良くない時もあるかと思います。悪いものをお届けしようとする気持ちは、全くないのですが、結果良くなかったりしてしまいます。どうかそのような折りには、遠慮なさらずお申し出ください。長いスパンで地元農場を応援してください。

　下恩方の林さんからです。「気候のことや土のことなど色々理由が、あるのでしたら、お知らせください。共有出来ることは、共有しましょう」と「おたより」くださいました。思わず深い息を吐き出しました。皆様に感謝です。

　やはり下恩方の清水さんからです。「自然に近い環境で育てた食べ物を口にして身も心も元気になれるのなら、こんなすばらしいことは、ありませんね」
　私は、皆様の「おたより」で元気になっています。
　
　下恩方には、椎茸の磯崎さんがいます。恩方の山の木で今、ご自分の家を建てています。うらやましい話です。
八王子市の夕やけ観光農場がありますが、その場所は、かつて恩方が生んだ写真家の前田さんがカメラにおさめた風光明媚な地です。霧にかすむ木々は、心を打ち幻想的です。その写真は、朝日新聞の日曜版を飾ったこともあります。恩方って素晴らしいところなんですね。などという言葉を越えて魅了します。芸術性の高さと恩方の自然とが相まって引き込まれます。観光農園に変わってしまい、私は、残念な事だと思っています。

　今時分のからし菜は、時期はずれの感があるかと思われますが、天候のせいでしょうか。すくすく育ちまして、皆様の食卓へ行くことになりました。前回入れました、からし菜で「やさい畑」の斉藤顕子は、ゴマ和えを作りました。からし菜と言っても辛くないねと言いながら斉藤さんのお弁当のおかずのからし菜を失敬した私でした。塩漬けなどもおいしいのでは。正直いいますと、あまり食べたことが今までなかったので、食べ方は、よくわからないのです。もちろんおひたしでもいいそうです。

　フランスでは、シュー・アスペルジュと呼ばれているそうです。意味はアスパラガスのようなキャベツだそうです。常温で放置しますとすぐに花が開いてしまいます。ポリ袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室に茎を下にして入れます。すぐに食べられないときは、ゆでて冷凍します。冷凍する場合、小分けして、パットなどに広げて冷凍し、凍ってからポリ袋に入れ保存します。
　ゆでる時は、たっぷりの湯に塩少々加え、ゆでます。塩の量は、１〜２％。ゆで上がったらザルにあけて、うちわなどであおいでさまします。