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1997年7月25日(金) 福富りえ子 個人宅配システムやさい畑 住所:東京都八王子市東浅川町553 TEL: 0426-68-3501, 030-218-6601 E-mail:yasai@din.or.jp Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/y_f.htm |
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
長野県諏訪郡富士見境の野菜 別荘、ペンションなどで有名な夏の避暑地、八ケ岳山麓富士見町からの無農薬インゲンです。八王子産ではないので朝取れとはいきません。運ぶ時間がかかるので前日取りになってしまいます。ご了承ください。 生産者、大西 一幸さんの人となりをご紹介します。20代半ばに武道(空手)を極めようと放浪、行き着いた富士見町で百姓として生きることを決意、以来20年まっとうな野菜を作り続けることに立ち向かってきた人です。父子共々空手の実力者としても地域に名をとどろかせています。国際交流にも熱心で、アジアの農民との連帯を深めています。空手の型を披露すると現地の子供たちとすぐに仲良しになれるそうです。 品数が、少なく、八王子産ではないものを入れざるを得ない状況です。ご理解ください。 大楽寺町の酒井さんからです。ゆでたモロヘイヤをまな板の上で細かくたたき、かつぶしとしょうゆで食べるか、ひきわり納豆やとろろと一緒にしても美味しいとのことです。 種の毒性は、問題ないのでしょうかというご質問もありましたので、木下さんに早速お聞きしました。木下さんが、以前農業普及所に尋ねたところ、秋になり、実が出来たものは心配あるそうです。初期のものに関しましては、公的機関で調べたことがないということでした。農業普及所の回答では、意味不明です。 木下さんの補足によりますと、葉を食べるものだし、葉を食べている限り問題はないのではということです。 茎の堅いところは、切り取り、葉と柔らかい茎のところだけ召し上がってください。 栄養価は、ことのほか高く、ビタミンB2は、ほうれん草の13倍、ビタミンCや鉄分も豊富です。味噌汁やかき揚げなどでもどうぞ 小杉さんの所に代々伝わる葉しょうがです。三杯酢に浸したり、みそをつけて、そのままばりばり召し上がってください。「あまりおかずにならないかな。子供にはむかないかな」とひとり呟いていましたら、これと暖かいご飯があれば何もいらない。もりもり食欲がわくと言う人に反論されました。それとウチの14才の男の子は、大好きだと言う人もいました。狭いこの事務所の中でさえいろいろ多彩なのですから、何でも自分の固定観念にとらわれない方が、よいと思いました。 山崎さん、梅シロップありがとうございました。 万町の山崎 睦美さんからおいしい梅シロップが届きました。初めて作ったそうですが、完璧な味でした。暑い時にさわやかでいいですね。私は、アルコールが、全くだめな人なので、梅シロップならご機嫌です。皆で飲みました。 20日は、圏央道の第13回反対集会でした。人は便利さを求めて生活してきました。山は、潰され、畑や田んぼはどんどん埋められて来ました。自浄作用を越えての開発で水も空気も汚れてしまいました。地球に存在する水の量も空気の量も増えることはありません。水であったなら雨になり川になり地下水になり循環しているだけです。循環の過程で木や土により浄化されていくのですが、緑がなくなっていけば、浄化されません。未来人に汚れた空気と水を残すことになります。否、もうすでに汚染されてしまっています。これからは、便利さと引き替えに失うものの大きさを考えて街づくりを進めていかないといのちを守りきれません。便利に豊かになることは、必要です。決して否定しません。未来にいのちの糧となる資源を残せるのならという条件がクリアーできる範囲にとどめておけるのならです。 スイスに河川改修の勉強をしに行った人から聞いたことがあります。風の流れを断ち切らない街づくりとはどういうものかという話です。効率性ばかりが優先される社会に生きていると新鮮でした。未来人の資源まで食いつぶし、いのちの源の緑や畑を失わせる政策は、もういらないと思います。圏央道建設には、4兆円から上の費用がかかります。 地場産を食べるということは、地域の農業を大切にして水や空気の循環自浄作用を守ることにつながります。 |