やさい通信


1997年5月5日(木)  福富りえ子

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。


館町の田中さん
小比企町の鈴木さん
ほうれん草
小松菜

ミニレタス
きゅうり
アスパラガス



 ほうれん草は、アクティブサラダほうれん草といい、生で食べられる品種です。ビタミン、ミネラル類が豊富で特にビタミンAは、葉約6枚で1日の必要量をカバーできます。鉄分は、牛レバーに匹敵します。反面、結石の原因になるシュウ酸が心配ですが、これは”あく”の成分です。ゆでて水にさらせば溶け出します。大量に食べなければ大丈夫です。サラダほうれん草は、品種改良によりシュウ酸を少なくして生食出来るので最近人気がでています。 ゆでて冷凍したほうれん草が、大量に輸入されているのをご存じですか。7年前の7倍にもなっています。その9割以上が、中国産です。 外食産業などで使われているのでしょうか。八王子産の取れたてを豊かに召し上がりください。

  明神町の冬頭(ふゆとう)さんから、「野菜が、スーパー等のとあまりに違うので感激です」というおたより頂きました。万町の徳永さんからも頂きました。「スーパーでは、買ったこともない見たこともない野菜にとまどいながら、楽しく料理して食べています。」 ありがとうございました。先ごろスーパーの方がいいと30分以上も講釈なさってやさい畑を脱会された方がいらして「そこまで言うか」(失礼だったらごめんなさい)というほどで、若干気にして落ち込んでいましたので、大変勇気づけられました。ありがとう、本当にありがとうございました。又、元気に野菜セットの組み合わせを皆さんのご意見を参考に考えていきます。

 アスパラガスとは、「たくさん分かれる」「激しく裂ける」いうギリシャ語が語源で新芽という意をさすそうです。根に細いイモのような貯蔵根がたくさんあって、それに蓄えた栄養で1つの株から若芽が何本も萌え出てきます。古代ギリシャ時代から栽培され食用にされてきたそうです。簡単な調理でおいしく料理の彩りとしても映えるあでやかさで今受けしています。

小比企の鈴木さんは、今「アサヒタウンズ」の「東京の農業を考える」に4連週で取り上げられています。「安全な野菜を作りたい」という思いと安全な野菜を作り続ける「究極の苦労」が、生み出した鈴木式有機農業が面々と綴られています。朝日新聞と一緒に週1で来ます。読んでいる方も大勢いらっしゃるかと思います。
4月26日付けの記事にこんなのがありました。化学肥料で育った野菜を食べ続けてきた舌に、野菜が本来持っている味と香りがよみがえってくる。共通しているのは、どれも甘味があることだ。アスパラガスが、こんなに甘いものとは知らなかった。マヨネーズなしで、さくさくと歯ざわりを楽しむと、口いっぱいに甘みと香りがほのかに広がる。という記事でした。
まずは、究極のご苦労で作られたアスパラを何もつけないで賞味してから味付けをして召し上がってみてください。普段の鈴木さんは、淡々とした方で、そんな苦労どこでしているのかというような方です。

「私のやさい畑」お届けします。



 
                              
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やさい通信は、週4回配信しております。
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お届けいたします。旬の情報をお楽しみ下さい。

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