やさい通信
2009年9月18日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。

  小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん   
オクラ
ししとう
葉しょうが
モロヘイヤ
なす
里芋


里芋

  里芋が出始めました。初めなので小さめです。秋を感じる野菜の収穫が始まりました。秋一番に出た里芋は、皮ごと茹でてお月様にお供えすると良いといわれています。お供えした後は、皮を剥いて塩やしょうゆをつけて食べます。

 9月5日は満月でした。満月の日に月光をあびると元気をもらい浄化が出来るという言い伝えがあります。宇宙という地球の中に生きていますヒトですから、宇宙の影響を受けるのは当たり前のような気がします。

 9月26日は中秋の名月といわれる日です。中秋の名月は、旧暦8月15日です。ススキやお団子をお供えしますが、昔は団子でなく里芋だったようです。月が1年で一番美しく見える日です。月を愛でる平安貴族の遊びから広がり、江戸時代になると豊作願い、収穫を感謝する行事になっていったようです。

 団子は12個、閏年は13個三方にのせるようです。9月も10日を過ぎますと空が秋に変わってきます。欠けて見えても澄み切った空に凛々と輝く月につい見とれてしまいます。

 里芋が栽培されていた歴史は古く、稲作が伝来する縄文後期より前だと言われています。稲作伝来は歴史教科書に載っても里芋伝来は載ってません。

 里芋は、低カロリーで、たんぱく質やビタミンB1、カリウムが含まれています。疲労回復効果があると言われています。

 里芋のぬめりには、ガラクタン、マンナン、ムチンが含まれいます。胃壁や腸壁を保護ます。又、消化を促したり、便通を改善するのに役立ちます。

 ぬめりを取って調理する方法と取らないで調理する方法がありますが、 ムチン効果を期待するなら、ぬめりを完全にとらないで使います。

 水煮された状態や冷凍物ものは力リウムやぬめりがが減っています。面倒かも知れませんが、皮付きの里芋を調理した方が、美味しさも栄養価も優っています。

田中さんのなす


 「最後かな?」と電話口で田中さんが呟いていました。農産物は最後と思っても又、収穫できたりしますので難しいのですが、最後にさしかかっていて、来週は取れないかもしてません。ご堪能いただければ、なすも喜ぶと思います。



  新型インフルエンザが、ジワジワと蔓延しているようです。直接の知り合いではありませんが、噂を聞きます。ワクチンを輸入するそうですが、ワクチンを接種しても100%免疫が出来るわけではないようですし、国内産にはない添加物も含まれているそうなので副作用も心配です。

 輸入が難航していたのは、副作用が出た時、海外のメーカーが免責を求めたからだそうです。と言うことは、重い副作用があるということを物語っているのです。

 抵抗力をしっかり身につけて、ウイルスに耐え抜く力を養なわなくては、そのための一つ、しっかり確かな野菜を取って普段から体に鋭気を付けなくては、やはり医食同源です。