やさい通信
2009年6月2６日（金）
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL： 042-668-3501
E-mail
:
yasai@din.or.jp
Home Page
:
http://www.din.or.jp/~yasai/
本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。
小比企町の鈴木さん
館町の田中さん
四万十の村上さん
トマト
にんじん
ニラ
きゅうり
とうもろこし
とうもろこし
高知県四万十生産者グループの村上 智之さんの無農薬とうもろこしです。四万十生産者グループはお馴染みかと思います。新しいメンバーも加わり、現在９名のグループです。全員共通していることは、すべての農産物が無農薬・無化学肥料ということです。
村上さんは、脱サラで農業を始めました。学者肌の理論家といわれています。田畑輪作をめざして四国の地を選び、米と根しょうがをベースに自分の理想とする輪作体系を実証しようとしています。
四万十グループと言ってもそれぞれが独立して食の安全、農業を大切にする気持ちでつながり、清流四万十川を汚さない農業を進めています。
30代から50代の若き生産者たちです。高齢化・過疎化が進む高知には荒れて放置された農地がたくさんあり、新規就農者に喜んで土地を貸してくれるので、有機農業に夢を抱く若い人たちが最近次々と入植してきています。
とうもろこしの種類はカクテルといい黄色と白のバイカラーです。おおよそ黄色と白が３：１の割合で混じります。甘みがあり柔らかな品種です。
茹でたり、焼いたりして食べますが、私のおすすめは蒸して食べる方法です。一番甘みと旨味を感じる食べ方です。火を通すということでしたら電子レンジでも出来ますが、おいしくいただくとなると蒸しです。お試しください。
料理に使う場合は、実をとってスープにしたりサラダ、かき揚げ、ピラフなどに使います。とうもろこしご飯は、実を塩とみりんで味付けた米の上に置いて炊きます。
とうもろこしの黄色い部分に含まれる色素成分は、ゼアキサンチンと呼ばれる成分で、活性酸素の除去に役立つとされています。食物繊維もたくさん含まれていて、便秘予防に効果があります。
又、ビタミンB群や、塩分を体外に排出して血圧の上昇を抑えるカリウム、老化防止に役立つビタミンEもふくまれています。 胚芽部分にリノール酸が豊富に含まれ、血圧を下げたりコレステロール値を下げたりする作用があるといわれています。胚芽部分を残さず食べることをおすすめします。
収穫時間が立てば立っただけ甘みがなくなっていきます。枝豆などと同じです。早めにお召し上がり下さい。
ニラ
ニラと言いますと子どもがあまり食べない野菜ですが、卵とじにしたりつなフレイクと合わせたりすると子どもの大好きな一品になります。卵とじはニラと卵だけでもおいしいのですが、ベーコンを入れたり、おさかなソーセージを切って入れたりしてめんつゆで味をつけます。砂糖などは好みです。
ツナと合わせる場合は、ニラは先に茹でて合わせます。そのまま食べても少し塩味を足しても、レモン汁をかけても、ドレッシングやマヨネーズをかけても好みで食べられます。
臓器移植法の改正どうお思いになりましたか。この報道ばかりは、私自身の考えは決まっていますが、賛否両論の報道がなされて深く深く考えされられました。脳死を人の死と判定するのは、移植を前提とした考え方だし、移植を待っている人には朗報だろうと思いを巡らすことはできます。
衆議院全議員の賛否が新聞に記載されていました。丁寧に一人一人どういう採決をしたのか、見ました。脳死が在っての生に難しさを感じます。医学は移植が最先端なのでしょうか。人工的な臓器は絶対にあり得ないのでしょうか。