やさい通信
2009年5月29日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 042-668-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
     小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
かぶ
とまと
きゅうり
きぬさや
わさび菜


わさび菜

 わさび菜は、からし菜の仲間です。からし菜同様ピリッとした辛味があるのが特徴です。サラダ、漬物、おひたし、天ぷら、かきあげ、和え物などで食べます。パンにハムやベーコンと一緒に挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。

 シンプルにバルサミコとオリーブオイルをかけてグリーンサラダにしたり、サッと茹でてゆずポン酢をかけておひたしにしたりお楽しみください。パスタ料理にも合うのでお試しください。

 焼肉のサンチェのように焼いた肉を巻いて食べることも出来ます。パセリのように付け合わせにしても彩りが鮮やかになります。幅広い利用法が出来ます。近頃評判の野菜です。

かぶ

 フライパンにオリーブオイルを引き、5ミリくらいの薄さに切ったかぶとベーコン、かぶの葉を塩コショウで炒め、白ワインで蒸し煮にし、最期にしょうゆを一振りすれば、かぶベーコン炒めの出来上がりです。これをパスタに合わせても美味しいのです。かぶと鮭も合います。かぶパスタは、お薦めの一品です。

 かぶは弥生時代から食べられている野菜です。感慨深くありませんか。生で食べていたのでしょうか。火を通して食べていたのでしょうか。思いは尽きませんね。

 八王子の中野団地にあります中田遺跡は、1966〜67年頃、発掘調査をしてました。私も学生の頃泊まり込みで参加してました。確か縄文と弥生と両方の住居跡が発見されたと記憶してます。古代も現代も人が暮らしやすい場所は同じなのです。

 古代は川のそばで氾濫の害に合わないところが適地だったのでしょう。今では水道なので川などの飲み水が近くになくても住めますが、川のそばって良いですね。

 当時は八王子とは言わなかったでしょうが、当時八王子に住んでいた弥生時代人は、ところで「かぶ」を食べていたのでしょうか。

 何でも日本書紀に「かぶ」を栽培するようにというお触れがでたという事が載っているそうです。今のは品種改良が進んでいますので、当時と違います。どんな「かぶ」だったのでしょうか。古代人も食べていた「かぶ」を思いながら食べますと「かぶ」の味に違ったものを感じるはずです。

 今日は遠い昔の古代人に思いを馳せながら「かぶ」をお召し上がりください。


  5月の連休も終わったと思ったら、もう5月末です。高知からは、4月末から5月頭にかけて田植えが終わったと報告が来ています。田植えからほぼ1ヶ月です。ジャンボタニシが田んぼに入れられたキャベツを食べている写真が届きました。ジャンボタニシは稲の苗や分けつ芽を食べてしまうので普通は害虫にされているそうです。

 しかし柔らかい雑草があるとそちらを食べるので稲は食べられないそうですが、雑草がなくなると稲を食べてしまうので、田んぼに野菜くずを入れるそうです。それがキャベツでした。ものは使いようとはこの事です。タニシさん宜しくね。

 八王子、小比企町鈴木さんの畑は、干ばつで水をまいているそうです。まいても焼け石に水状態で、レタスなど枯れてしまったそうです。鈴木さんの畑に雨が降りますように・・・