やさい通信
2009年4月3日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。

   小比企町の鈴木さん 
   舘町の田中さん      グリーン長崎     つくば市の山本さん 
大根
のらぼう
又はかき菜
ねぎ
スナックエンドウ
リーフレタス


リーフレタス

  茨城県つくば市の山本昌宏さんの無農薬リーフレタスです。今までにもサラダほうれん草などいただいていました。結球しないレタスです。レタスには、球レタス、サラダナ、リーフ、立レタス、カキチシャ、茎チシャなどがあります。

 リーフレタスの葉先は、ふんわりしています。サラダにしますとふんわり感が楽しめます。手でちぎって、生で食べますが、サンチュのように焼肉を巻いたり、手巻き寿司などにも使えます。火を通す場合は軽く通します。チャーハンや炒めものなどに入れます。
 
のらぼう又はかき菜


 のらぼう又はかき菜かどちらかが、その時の収穫量により入ります。アブラナ科の歴史ある野菜で食べ方も同じです。とうだちした花茎を摘み取りますので根はついてません。一番のおすすめは、おひたしです。アクはほとんどありません。

 胡麻和えなどの和え物やベーコンや豚肉などとの炒めもの、みそ汁の実などで春の青菜をご堪能ください。カルシウムやビタミンCが豊富です。マヨネーズをつけてサラダ風にしても違和感がありません。

 かき菜は、栃木方面の特産のようで地元のブランド野菜にもなっているようです。のらぼうは、あきる野や八王子方面の特産です。

 大根


 冬大根で、冬に収穫して土の中に凍らないように保存して置いた大根です。葉はありませんが、瑞々しく食べられます。寒い時は鍋や暖かい煮物、暖かさを感じるころになると生でサラダ、脇役に徹して刺身のつま、正月にはなますと個性を主張しないで、いかようにも合わせる野菜です。又、干せば切り干しになるし便利な野菜です。

 ビタミンCや消化を助けるジアスターゼなどの酵素が豊富です。弥生時代からあったとされている程、古くから栽培されていた野菜で、今でもその生産量は野菜の中でも多い部類に入ります。



 先日、卵の生産者、由木さんを訪ねましたが、とても忙しそうでした。日野市の学校給食に卵を納めていて、給食に間に合うように何校にも届けるので、朝は時間との勝負だそうです。日野では、今は由木さんしか養鶏所をやってないそうです。
 
 地元の生産物を食べられる子どもたちは幸せです。鶏に遺伝子組み換えしてないトウモロコシを与えています。バイオ燃料の影響で、遺伝子組み換えしてないトウモロコシの生産が少なくなってきているので、価格も高騰しているとのことでした。

 国内に飼料米があるといいと言われましたので、何軒か当たってみましたが、難しい実態を知りました。飼料米は、取引価格が安いので、労働力を考えると割りがあわないので、作る人がほとんどいません。自給率を上げるというとこは、こういう事から考えなくてはいけないのです。

 卵は国産でも飼料は輸入では、真の自給とは言い難いのです。その上、状勢や政策で手に入りにくくなります。休耕田や放置された畑を活用できないのでしょうか。価格の問題が大きく机上の論理と言われればその通りです。大事な事なのに、難しくて答えが出ません。