やさい通信
2009年3月２７日（金）
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL： 0426-68-3501
E-mail
:
yasai@din.or.jp
Home Page
:
http://www.din.or.jp/~yasai/
本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。
小比企町の鈴木さん
グリーン長崎
福島の阿部さん
ねぎ
ごぼう
ほうれん草
ニラ
ブロッコリー（側枝）
ブロッコリー
主枝の脇、葉のある部分から出てくるブロッコリーです。通常のブロッコリーとは違い小さなものです。ミニブロッコリーです。小分けに切る手間が省けます。ステックブロッコリーより茎は短かめです。食べられるものは、きちんと食べましょうと主張している野菜です。
色も奇麗で栄養価の高い野菜です。ビタミンＢ１、Ｃ、ベーターカロテンが豊かです。ビタミンＣは、１００ｇ中に１６ｍｇ含まれています。レモンより多く含まれています。
ブロッコリーは、アメリカからの輸入が多い野菜ですが、国産の生産者もわかる野菜です。阿部 拓さんのＪＳＡ有機認定品です。沸騰したお湯に塩を入れて、ゆでてそのままサラダにして食べます。 炒め物、グラタン、パスタ、 天ぷらやフライ色々に使えます。
ゆでる場合は、たっぷりの湯に少量の塩を入れ、やや堅めにゆでます。水をかけて冷やすと旨味が逃げます。ざるにあけて、手早くうちわなどでさまして食べます。歯ごたえを残すとを美味しくいただけます。
ごぼう
春の初めになって鈴木さんからごぼうが初めて出ます。植え付けたのが遅かったようです。きんぴら、天ぷら、煮物、サラダ、酢ごぼう、豚汁の具、炊き込みご飯の具などで食べます。
水溶性食物繊維イヌリンと不水溶性食物繊維質のヘミセルロース、リグニンなどが豊富です。人の消化酵素では分解できない食物繊維です。
消化吸収されずに胃や腸を通っていくので、お腹の中をきれいにしてくれます。又、腎臓機能を高め、利尿作用があるとされています。血糖値が急激に上昇するのを防ぐ働きもあるといわれています。大腸癌の予防になるというようなこともよく書かれています。
乾燥すると痛みやすいので、泥つきのまま新聞紙にくるんで風通しの良い涼しい所に置くか、冷蔵庫の野菜室に入れます。
ごぼうの香りやうまみは皮のまわりに多いので、皮はむくのではなく、たわしで洗う程度か、包丁の背でこそげ落とすかにします。アクが強く、切り口が空気に触れると茶色に変色するので、切りながら水にさらします。水だけでもいいのですが、酢水にさらすと良いとされています。長時間さらし過ぎると風味が逃げてしまうので１０分以内にします。
ほうれん草
この所の暖かな陽気で、丈が伸びています。春ほうれん草ですので、寒いときのような甘みはありませんが、春の相応しいさわやかほうれん草です。伸びた茎も柔らかいのでお得感充分です。胡麻和えやバターソテーなどがおすすめです。
朝の慌ただしい時間帯でしたが、スーパーの安売り合戦を報じていました。買う方は安いにこしたことはありません。同じものならやすい方を選択します。何故安くできるのか考えますと複雑です。人件費の安い所で作る、販売所の経営コストを下げるため人員を削減し、一人あたりの仕事量を膨大にする、生産地、生産者から安く買い取る、生産者にしわ寄せをする、規格外のものを使う等が思い出されます。
働く側の犠牲で安売りをしているとしたら、いずれは自分の首を絞めることになります。安ければ良いという考えから、働く側に取っても買う側に取っても納得の出来る適正価格というのが必要だと思います。