やさい通信
2009年1月10日(土)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん   
青梗菜
キャベツ
ほうれん草
ラディッシュ
大根
水菜


ほうれん草

 新年おめでとうございます。昨年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い致します。新年最初の野菜です。ラディッシュの赤と大根の白で紅白取り揃えました。何気なく揃えておりますが、種類が豊富なときは一応こんな気も使います?あまり意味がないかもしてません。

 岩波新書の世界共和国(柄谷行人著)という前に買って、全然読んでない本が、捜し物をしていたら出てきました。こんな本買ったの忘れてたと思いパラパラめくって最後の方を見たら、今克服しなければならないものとして、戦争、地球環境、もう一つ確か経済格差だったと思いますが、3つあると書いてありました。本は全然読んでないです。

 この3点の言葉に引かれました。戦争には侵略戦争に代表される私利私欲の戦争もありますが、自由や人権を勝ち取った戦いもありました。今は大量破壊兵器などという名前が付いている武器を持って戦争をするので如何なる戦争も否定したいです。というより戦争による解決をしないという叡智を身につけるのが文明だと思います。

 経済格差これも人が人としてというより、人になる前から持っているものだと思います。動物は恒に生き残るために同じ種の中で強いものが優位を占め弱いものは、生き残れません。人は人になった時、持っていた遺伝子、強い者が生き残るという生き方を越えた優しさや愛情というものを身につけてきました。違いを認めることは必要ですが、強い者が優位という論理は越えなくてはなりません。

 地球環境これは地球の温度が変わるほど一部の人が自分の生活のために壊してしまいました。未来人に繋げていかなければならない資源を先取りしたのです。これ以上の破壊をどうやって止めるかです。

 自分の言葉を整理して書いていますが、書きながらどれもこれも解決するのは、とても難しいとちょっと絶望的な気持にもなりましたが、諦めてはいけないという静かで強い言葉が蘇ってくるのです。かつて人の裏切りに合い絶望のどん底に落ちいった時でも諦めないと立ち上がりました。社会を作っているのは自分たちです。諦めてはいけないのです。

 ほうれん草と何も関係ないですね。ほうれん草は、おひたし、和え物、炒めもの、卵とじ、汁のみ、パスタ、グラタン、サラダなどですか。作ったことはありませんが、ほうれん草スープ、ほうれん草カレーなどグリーンが奇麗です。ほうれん草ピザも美味しいです。

 カレーの壺で作ればほうれん草カレーも簡単かもしれません。ほうれん草を茹でてミキサーやフードプレセッサーでペースト状のものを作れば良いのですから、今度試してみようと思います。



 経済危機といわれ厳しい年明けです。先進国ではなく大量消費国と呼んだ方がいような国の有り様を変えなければならないのです。公共事業という名で作る必要のない道路建設の一方で、農業や林業を捨て去りました。荒廃した山や農地が全国に点在しています。

 一極集中を地方へ、荒廃した山林や農地を蘇らせることで地域社会を作り上げたいのです。もう一度古い言葉、地産地消を前提とした暮らしに立ち返ることが不可欠です。食料が投機の対処にされてもビクともしない地域経済を作り上げればいいのです。



本年もよろしくお願いいたします。生産者への年賀状、やさい畑への年賀状ありがとうございました。紙面にてお礼申しあげます。感謝。