やさい通信
2008年12月26日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん   
里芋
白菜
水菜
赤かぶ
ターサイ
日本ほうれん草


日本ほうれん草

 日本在来種のほうれん草です。根の部分の色がより赤く、葉の切込みが深く、葉柄が長いのが特徴です。今は西洋種といわれるほうれん草が、一般的に出ていますので、これは珍しい品種のほうれん草です。ほうれん草には変わりありませんが、ほうれん草、ほうれん草したほうれん草です。赤い根は甘みがたっぷりです。

 ほうれん草を茹でる時は、たっぷりの沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、短時間で処理しすぐに水に晒します。茹で過ぎたり、水に晒しすぎたりすると、味や栄養が減少します。

 ほうれん草と言えば、おひたし、和え物、ソティー、ラーメンやうどんにのせるですか。ほうれん草も市場には一年中出回っていますが、何と言いましても、この寒さの増した時期のほうれん草の美味しさは格別です。


赤かぶ

 赤かぶは、昨年から作り始めました。赤かぶの主流は、漬け物です。塩漬けが最適任ですが、ぬか漬けでも赤色は残ります。皮はむかずに、薄くスライスして(最近では大根下ろしのようにスライドすると薄く均一にきれる道具があるので、私はもっぱら利用しています。)塩で揉みます。

 専門の漬け物器がなければ、ボールに赤かぶを入れ、上に平たい皿をのせ、その上にポリ袋に水を入れ重しを作り載せれば、漬け物器が出来ます。通常は、赤かぶ漬けは根だけですが、ウチで作るのですから、葉も美味しいので一緒に漬け込みます。寒さ加減で葉は枯れてないかも知れませんがご了承ください。

 浅漬けでも充分ですが、2〜3日置きますと、中まで赤くなり奇麗です。食べるときにレンモンや柚の皮を混ぜ込んでも美味しくいただけます。昆布やだしを入れなくても、かぶの旨味と風味を生かして塩だけで漬け込めば充分です。

 浅漬けをサラダに使ってもきれいです。白菜を茹でてしっかり水切りをし、塩揉みした赤かぶと混ぜ合わせ、マヨネーズと白ごまであえたサラダもお薦めです。仕上げにしょうゆをほんの少し香り付け程度に好みでかけるのもいい感じです。

 私は何にでも少し醤油で香り付けるのが好きです。酢の物や炒めものにも仕上げに醤油を垂らします。ですから醤油は好みでお使いください。

 

 今年最後の「私のやさい畑」セットです。月並みですが、あっと言う間の1年でした。大恐慌とも言われる経済状況の中、リストラになり職を失う人や仕事のない人が何万と年の瀬を迎えることになりそうです。痛み入る気持で一杯です。

 経済の事は、本当によくわかりません。しかし、その中で考えますのには、恒常的に成長を前提とした経済活動では、必ずいきずまりが来ると思います。福祉や農業のお仕事などは、経済成長を前提としません。必要な所に必要なサービスを供給するものです。

 適正賃金で働ける、そういう仕事をもっと作り出して、個人の収入を確保し、きちんと税金を納めて社会運営をしていくといった別の道を見つけられないのもでしょうか。雇用対策とお題目ばかりで実行されない国会運営にもうんざりです。早く選挙でも何でもやってもらいたいのです。