やさい通信
2008年12月19日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん   
ほうれん草
ラディシュ
キャベツ
ルッコラ
ねぎ
大根


ラディシュ

 大根のことを英語でいいますとradish(ラディシュ)となります。しかしながらラディシュと言いますと、本日の赤い小粒かぶの様な体を指します。今日は大根が2種です。種を蒔いて20間ほどで収穫出来るので二十日大根(ハツカダイコン)とも呼ばれています。

 赤い色合いを利用してサラダにするか、酢のものにして食べることが多い野菜です。根にはビタミンCや消化を助けるジアスターゼ、葉には鉄、ビタミン類、カルシウムが多く含まれています。ルッコラと合わせて彩りきれいなサラダをどうぞ。

大根


 青首大根です。大根の生産量の殆どが青首です。辛みが弱く煮くずれしないのが特徴です。葉をつけたままにしておくと、葉に水分が取られ中にスが入ることがあるので切り落として、別々に保存します。

 ラップで包むか、濡れ新聞にくるんで冷蔵庫の野菜室に入れます。葉はゆでて使いやすい長さに切って小分けにして冷凍庫入れておけば、使いたいだけ使えます。みそ汁に青物が欲しいときなどサッと使えます。

 大根の煮物がより美味しいと感じる季節です。バラ肉の角切り、ぶり、いか、鶏肉、等々合わせていただけば最高です。煮物にするときは下ゆでします。3〜4センチの輪切りにし水からゆでます。茹でるとき米を入れるか、米のとぎ汁を入れますとアクがとれます。竹串が通までゆっくり茹で、水にさらします。それから豚肉などと一緒に煮込みます。

ルッコラ


 オリーブオイルで軽くソテーしても食べられますが、生でサラダが主流のハーブ野菜です。葉が柔らかいので、炒める場合、軽く軽くです。ごま風味でクレソン様の辛みが美味しい野菜です。パンにルッコラ、ハムを載せて食べるとちょっと良いです。

 パスタと組み合わせると正真正銘のイタリアンです。ルッコラ入りスクランブルエッグもおすすめです。卵が半熟になったらルッコラを混ぜ合わせます。なんといっても色が奇麗です。



 「消費者リポート」を愛読しています。11月27日号にこんな記事がありました。「抗菌・除菌・消臭−キレイ社会の落とし穴」というタイトルです。免疫学者の藤田浩一郎さんの話を吉村さんという方がまとめたものです。

 全部を書くスペースはないので、O−157の記述の所を自分流理解で書きます。腸内細菌には善玉と悪玉がいて、悪玉の代表が大腸菌。大腸菌の中の157番目がO−157だそうです。これは弱い菌で強い菌にはかなわないようです。

 カラダの中にO−157が入ったら、お腹の中に大腸菌がいる人は下痢をしない場合が多いというのです。細胞は、ばい菌と共生しているので、ばい菌を駆使したら生きられない。体を構成している細胞は1万年前と同じなので、キレイな社会に変えると落とし穴があるというのです。

 農業と一緒ですね。薬品を使って土の中から、虫を殺してしまった所で育った野菜は、弱い虫にもやられて全滅してしまう。土壌菌と共存して育った野菜は、天敵にも強いということです。