やさい通信
2008年11月28日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん   
小松菜
春菊
ねぎ
大根
さつまいも


さつまいも

 関東圏で人気の紅東(べにあずま)です。ホクホクして繊維質が少なく甘いさつまいもです。さつまいもは甘いのでおやつにもむきます。かぼちゃやさつまいもは甘いのでみそ汁の具にするのが好きという人を知っています。お付き合いで食べたことがありますが、自分では作ったことはありません。悪くはありません。

 野菜の中で、一番糖分が多いのがさつまいもです。ビタミンC、E、カリウムが豊富に含まれています。 カロリーはジャガイモより低く、米の約3分の1です。

 さつまいものおかずと言えば、煮物、天ぷら等が主流です。皮ごと食べられます。15分程度水にさらしてアク抜きをしてから使います。アク抜きが不十分ですと黒っぽくなる場合があります。

 水とみりん、レモン汁で煮たのは、冷めてから食べると美味しい一品です。豚肉や鶏肉と煮ればメインのおかずにもなります。しょうゆとみりんで味付けます。

 栗ご飯と見違えるさつまいもご飯もおすすめです。洗った米に水と酒を入れ、約10分程味を馴染ませてから炊きあげます。さつまいもを皮ごとコロコロに切り、みりんと薄色が付く程度にしょうゆを入れて炊けば出来上がりです。さつまいもコロッケなどもおすすめの一品です。

 さつまいもは70〜80度の熱でじっくり、ゆっくり調理することにより、甘さが増していきます。電子レンジよりも鍋でゆっくり蒸か、オーブンで焼いた方が甘みが強くなります。

小松菜


 これからが小松菜の旬です。霜に当たると美味しくなります。小松菜はカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分がたっぷり含まれています。関東を中心に食べられてきましたが、最近では、関西などにも広がってきています。東京の雑煮に小松菜はなくてはならない野菜です。

 アクが少ないので下ゆでしないで使えます。シャキシャキとした歯触りを楽しむ野菜です。私はみそ汁に入れた小松菜の香りが何とも言えずに好きです。煮込んでしまっては台無しです。葉が緑のうちに香りと共にいただきますと、胸が晴れ晴れします。

 私は、牛乳を沢山いただけない体質なので小松菜のようなカルシウムの多い野菜をたくさん食べるように心がけています。

 

 世帯の食費に占める素材の割合は44%だそうです。食べもの文化という雑誌に総務省の2007年度の家計調査が載っておりました。1年間の消費支出は1世帯あたり約313万8316円。そのうちの食料は79万4255円。その中で素材が44%ということです。

 素材の中にカップめんや漬け物が含まれています。ハム類や油揚げ、納豆、佃煮、バター、チーズも入っています。素材かしらと思われる加工食品も含まれた統計になっています。何処までを素材にするのか難しい所ですが、上記の数値を見て如何感じられましたか。

 一世帯月平均約6〜7万程度食費に掛けている事が分かりました。家族数や構成年齢によってもちろん違いますが、どう読んだらいいのでしょか。