やさい通信
2008年11月7日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。

   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん   
小松菜
キャベツ
オータムポエム
石川早生(里芋)
生落花生


石川早生(里芋)

 小芋用の品種です。淡白な味わいで、きぬかつぎに使われます。南河内郡の石川村が原産地とされ、そこの名前が付いたと言われています。大阪府です。

 きぬかつぎとは、皮のまま蒸して食べる料理です。皮をむいて塩をつけて食べますが、私はしょうゆをつけて食べるのが好物です。お月見団子の変わりにも使われます。その他、煮物にしたり揚げ物にしたり里芋流食べ方です。

 きぬかつぎを漢字で書きますと衣被、頭から掛けていた布です。顔を隠すための布ですが、あの里芋の風貌から想像できますか。

 生落花生


 毎年、今時分になりますと出てきます生落花生。殆ど1回限りのお楽しみです。塩ゆでがおすすめです。沸騰した湯に生落花生を殻のまま入れ、塩ゆでします。30〜40分程茹でます。簡単ですが時間が掛かります。落花生200gに対して、約40gぐらいの塩を入れます。ゆで加減も塩味も好みです。
 
 茹でたのは冷凍保存ができます。もっとも後引き豆ですから、冷凍する前に食べてしまいそうです。つぶして和え物にしたり、殻を取って野菜などと炒めものにしても美味しくいただけますし、ご飯と一緒に炊き込めば、豆ご飯になります。薄皮のままいただけます。

 生落花生には、タンパク質、必須脂肪酸のリノール酸、悪玉コレステロール値を下げるオレイン酸が多く含まれているそうです。栄養豊富な食べ物です。小さな子は、丸のまま飲み込まないように気を付けてください。良く噛んでから飲み込みます。

オータムポエム


 黄色の花がきれいなオータムポエムです。花が付いていましたら花ごと食べられます。おひたしでも炒めものサラダ、スープ、パスタと色々使える葉ものです。茎はアスパラの食感なので、茹でてマヨネーズをつけても合うのです。

 ポエム どなたが命名したのでしょうか。そろそろ寒さを感じる季節になってきました。晩秋の野菜ご堪能ください。



 食は命ですのに、切れ目なく食品問題が噴出しています。今度は国内で作っているハム、ウインナーですか。カップ麺から防虫剤ですか。防虫剤の近くに置いておくと臭いを吸着してしまうとか。そんなものを衣類の防虫のため家の中に吊しておくのも怖いですね。空気をどんどん吸ってしまうのですから。

 伊藤ハム東京工場で製造されたコープあらびきウインナーから劇薬のトルエンが検出さて健康被害を出しました。トルエンは溶媒として、シンナーや塗料を溶解します。危険物ではありますが、日常の中で使われているものです。マニュキアも心配な気がします。
 
 空気や水も自浄作用を越えて汚染されている感じがします。