やさい通信
2008年10月31日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。

       小比企町の鈴木さん      
ニラ   里芋
         水菜   青梗菜
   サラダからし菜   ミニレタス

里芋

 インド、マレーシアなどの南アジアが原産地です。南方に広がっていったのが、タロイモ、北方に広がっていったのが里芋です。タロイモは荒れ地でも栽培しやすく野生種に近く栄養も豊富です。里芋は寒さに強い品種に変化して、それぞれの食生活を支えてきました。

 でんぷんを主成分とし、食物繊維も豊富な低カロリーで食です。独特のぬめりがあるが、これはムチン、ガラクタンという成分によるもので、ムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があるとされています。

 里芋を良く洗い、熱湯で3分ほと茹で、冷水に取り、手で皮をむくと、つるりとむけます。皮むきの下処理なので、このままでは食べられません。

 サラダからし菜


 鋭い葉先で、レタスなどと一緒にサラダにすると形のきれいさが目立ちます。サラダ、おひたし、炒めもの、パスタなどに使えます。ちょっとした辛みがポイントです。

 ミニレタスと水菜、サラダからし菜を組み合わせるとグリーンサラダが出来上がりです。生で野菜をあまり召し上がらない方は、それぞれ軽く火を通しても食べられますので、ご利用ください。

ニラ


 体が温まり精力がつく野菜として、古くから重宝がられている野菜です。東アジアの各地に自生していたもので、古来から食料にされています。

 にらの強いにおいは、ねぎやたまねぎと同じ硫化アリルという物質です。ビタミンB1の吸収を高めたり肉や魚の生臭みをやわらげる働きもあります。豊富に含まれるカロテンとビタミンEは油と相性が良く、レバーなどとの炒めものに向いています。

 ニラは煮たり、粥に入れたり、汁の実、あえ物として利用します。味と同時に香りを楽しむ野菜ですが、ニラの卵とじ、ニラレバ等は、においを抑えた食べ方です。ニラのにおい成分が蛋白と結び付きにおいを薄くする性質を利用した料理です。又、ニラは、肉や魚のにおいと結び付き、その臭いを消してくれる役目も果たします。



 ファミレスのピザにメラミンが混入されていたということで、食べた人にはお金を返金すると経営者が発表してました。食べてしまったものを今更お金を返されても、食べた結果が体から消えるわけではありません。

 人体に影響ありませんというお題目は、何百回聞いても安心できるものではありません。中国から輸入された加工食品の原料の一部に、メラミンが混入された牛乳が使用されていたことが判明しています。中国に食品のみならず生活全般を頼って生活しないと成り立たない社会になっています。

 チョコレート菓子やチップ菓子、グラタン、パン、肉まん、ピザ生地はファミレスだけではないスーパーでも売られています。メラミンはプラスチック(ミラミン樹脂)の原料として使われる化学物質です。腎臓障害などが確認されているそうです。

 国産で作っていても原料は輸入していたり、加工食品は、わかりにくい構造です。加工食品なのに安のはおかしいと感ずる感性が必要です。安価で手軽というのは魅力の一つであることは間違いないのですが、変わりに失うものがあると考えながら行動しないとい安全は守れないのです。残念なことです。