やさい通信
2008年9月19日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
    小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん    
しっでいぐりーんネットワーク
オクラ
きゅうり
葉しょうが
なす
大根
北海道の野菜

 先週に続きしっでいぐりーんネットワークからの野菜です。北海道釧路市阿寒町に事務所はあります。大根は北海道上川郡新得町の平賀さんのです。畑の画像が届きましたが、草が一杯です。30年以上無農薬、無化学肥料で自然に近い農法で行っています。

 先週の小松菜は、虫がたくさん穴を開けていました。虫さんにも少しお裾分けください。虫が居て人もいる地球ですから。そういうものを愛しんで食べる人を真に地球環境を大切にしている人と言えます。

 小松菜ですが、先週届かなかった方がいらっしゃいます。宅急便会社の不手際で、クールで届くはずの小松菜が暖まって溶けてしまいました。急きょ鈴木さんのモロヘイヤを手配して、事なきを得ました。近くに畑がある優位性と端境期に他からいただける便利性をフル回転させました。

 今日は大根です。北海道の土が付いています。優しいお顔の平賀さんを想像しながらお召し上がりください。推定年齢60以上、細からず太からずの体型、背丈は普通、耳の上に若干の白髪、ふさふさの髪はオールバックで立ち気味、眉はヘの字に太く長くりっぱ、顔は長卵形、おでこ、ほほ、首のしわが理知的、歯並びの良い歯、大きめの耳、奥深く見つめる瞳・・・如何ですが、頭の中にイメージが浮かぶましたか。

 画像でお見せしないで、こんな風に考えて見るのも楽しくありませんか。小説を読みますと、その人の立ち振る舞いや言動、直接描写で顔や姿、性格までも浮かんできます。小説家ってすごいと思います。人物だけでなく、風景、家の間取りなども全て文章で表現してストーリーを展開させるのです。私の稚拙な文章では、イメージが湧かないかもしれませんが、それも又、それなりに膨らませていただければ、嬉しいです。


葉しょうが


 なんと言っても、よく洗い、茎を15センチくらい残して皿に盛り、その茎を持って、みそを付けて食べるのが一番です。おかずという感じはあまりしない野菜ですが、晩夏から初秋にかけて無くてはならないものです。三杯酢などに漬け込んでも根しょうがのようにすり下ろして薬味のようにしても良いのです。

 にんじん、葉しょうがを細かく千切りにして、米と一緒に炊飯器に入れ炊き込んでも美味しくいただけます。酒と醤油で味付けて炊き込みます。三杯酢に漬ける場合は、茎を取って塩を揉みこみ数時間置きます。水気を取って酢がかぶるくらいいれて漬け込みます。酢だけでも砂糖を入れても好みです。数時間をおいてから食べます。


 三笠フーズが、やったことは絶対に許せません。人の命より、利潤を選んだのです。事故米を食料に転売していたのです。これは官と民の癒着ではないのですか。日ごとに流通先が明らかになり、焼酎、和菓子、せんべいと広がっています。餃子事件で有名になった有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された中国産のもち米が、赤飯などになって病院や特別養護老人ホームなどに流れていたそうです。

 事故米を抱えた国、それを買う会社、薄々知りながら安いので、食料に買う業者、そんな構図を感じてしまうのは私だけですか。立ち入り検査をしてもわからなかったということが、それを表していませんか。だから癒着です。知っているからこそ、立ち入らない立ち入り検査を繰り返して、事故米を消化したかったのでしょう。知らずに美味しいと食べている市民がいつも割を食います。

 事故米というのは、国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)の内、水に濡れたり黄変米となっていたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米のこと。いつも責任を取らない国という隠れ蓑にいる役人もしっかりあぶり出して欲しい。人の命をなんと思っているのでしょうか。

 三笠フーズの米を使った調味料、みりん、酒などは一切使っていない旨のFaxが届きました。国産の何処何処のものだと産地、品種まで明らかなものを使っています。金沢錦と山上蒲鉾から証明書が届きました。届いてない所のもの確かなものです。

 安いものは、それなりのものです。人が丁寧に作ればそんな安く出来るはずがありません。そのことを肝に再度銘じたいと思います。