やさい通信
2008年7月18日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
   小比企町の鈴木さん    
    館町の田中さん    
にら
大葉
空芯菜
いんげん
とまと
なす


空芯菜 

 もう、お馴染みになっていただけたかと思いますが、茎の中が空洞になっているから空芯菜と呼ばれるようになったようです。東南アジア方面で良く食べられる野菜です。

 一番基本的な食べ方は、葉と茎を分けて、多めの油で茎、にんにく、好みで鷹の爪を入れて炒め、更に酒を入れ緑に色が変わるまで炒めます。次に葉と塩、好みで中華だしやチキンコンソメ、洋風だしなど、どれかをチョイスして入れ炒めます。葉に熱が通れば出来上がりです。

 栄養面的には、カルシウムは、ほうれん草の4倍、ビタミンAは5倍、ビタミンBは1.8倍、ビタミンCは2倍、ポリフェノールも含まれている優れものです。

 炒めるのが基本ですが、茹でたり、みそ汁の具、スープの具、ラーメンの具など色々使えます。最近は、夏でも葉ものがあるので助かります。

とまと


 単品で鈴木さんのとまとがあります。セットでは田中さんです。両方共届きました方、食べ比べてそれぞれ、お楽しみください。

 私は、とまとを薄切りにして大葉を刻んだのをのせオリーブドレッシングでいただくのが大好物です。もっとも、とまとの味を楽しみたいときは、何もつけないで食べます。8月に入りますと、とまとの収穫量が落ちてきます。今が一番美味しい時期です。

 トマトの原産は、南米のアンデス山脈です。雨の少ない地域の生まれのせいか、トマトは雨が嫌いです。雨よけなどをして栽培されることが多いのですが、今日の田中さんのは、全くの露地栽培品です。


なすとボランティアさん


 私は毎年、田中さんをなす作りの名人と呼んでいます。その田中さんが、今年は閉口しています。てんとう虫が葉に付いて葉がやられてしまい木が弱って、良いなすが出来ないと言うのです。そう言えば、少し前に鈴木さんも葉が病気になって木が弱り良いなすが出来ない、カーッと陽が照ってくれればいいのにと言っていました。

 6月に殺虫剤を1回散布したそうです。田中さんとは長いお付き合いですが、こんな事は初めてです。強い薬ではないので、一向にてんとう虫は、居なくならないそうです。収穫時期ですので、これ以上散布することは出来ないので、ボランティアさんに手で虫を捕っていただいているそうです。

 4人のボランティアさんが、畑に入っています。頭が下がります。どうか、なすだけでは、ありませんが、このなす、感謝してお召し上がりくださいますようお願い申しあげます。

 田中さんも、こんな事になるのは、気候の変化のせいかもしれないとおっしゃっています。地球温暖化防止のためには、原発がいいなどと、今度の北海道サミットで言われました。雁首揃えて何言ってるのだろうという思いです。放射能が安全でないことを知らないとでも言うのでしょうか。

 結局は経済と強者優先から抜けきらないで、そこを踏み台に論議をしているだけでは、変わりようはありません。