台風が近づいたり、梅雨ということもあり、ムシムシとした陽気が続いています。ミニいんげんです。鮮度保持のため枝ごとお届けです。枝から外して、おひたし、煮物、炒め物、和え物、天ぷらなどでお召し上がりください。昨年も入っていたことがあったかと思います。
葉付きにんじん
暑くなるとにんじんを捜すのが、大変です。溶けてしまうのか夏は、にんじんが少なくなります。高温では育てにくい野菜です。鈴木さんから毎年、この時期でるので、助かっています。葉はきれいで香りも良いので、かき揚げなどでお召し上がりください。茎は葉先以外堅いので、細かくするか、取り除いてください。コップに飾ってもきれいです。
葉には、根の2倍以上もビタミンAが含まれ、ビタミンCやカルシウムも含まれます。油いためや、あえものに利用できますので、よろしかったらお試しください。
よくビタミンAが不足すると風邪を引きやすいと言います。にんじんのカロチン量はとても多く、半分も食べれば必要量が摂れてしまいます。ビタミンB群、C、カルシウム、鉄も多く、栄養的価値が高い野菜です。
注意したいのは、ニンジンを生で食べると、ビタミンC酸化酵素を含んでいる為に、他の野菜の野菜のビタミンCを壊してしまうことです。酢物や酸味の効いたドレッシングをかけてたべれば、この酵素は酢に弱いので大丈夫です。ジュースにする場合も、ビタミンCの効果を弱めてしまわないように、レモン汁や酢を少し加えて、酵素の働きを止めるようにします。
とは言いましても、食べ物は命を養うのが、第一義ですが、楽しみでもあります。栄養栄養とばかり言って食べても、面白くありません。生で豪快に食べたい時は、ビタミンCが破壊などと気にしないでおおらかに食べれば、身体に悪いわけがありません。
先日展示会に出かけて、ゼンケンの低速スクリューで作ったにんじんジュースをデモンストレーションで飲んでみました。にんじんだけのジュースでしたが、甘くてとても美味しくいただきました。鋭い刃がなく、掃除がしやすそうでした。にんじんジュースには、アレルギーの抑制効果があるそうです。楽しみのひとつとして生の野菜ジュースを飲むのもいいかと思います。
食糧サミットというのが開かれたそうです。小麦、大豆などの穀物が高騰し、世界では暴動が起きているそうです。急に価格が上がり始めたのは、ここ1年くらいです。日本でも呑気にしていられないペースで価格が上がっていっています。食糧が市場経済にのっている弊害です。
自給率の少ない日本は食糧や動物の餌、飼料までも輸入しなければ手に入らなくなっています。幾らお金を積んでも買えない時代が来るかもしれません。世界の食糧を富める国だけが独占できないのです。食糧の輸出を規制しようという国と規制を外して欲しいと言う国との対立枠は埋まりそうもありません。
自国の食糧が優先に決まっています。農業優先に立ち返ることを今からでも進めるべきです。