やさい通信
2008年3月28日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
   小比企町の鈴木さん  
 高知四万十生産グループ       グリーン長崎    
京菜
紅菜苔
宮内菜
ミニカリフラワー
小ねぎ

ミニカリフラワー


 清流四万十川のほとり 高知県四万十町周辺は、昔から有機運動や安全な食べもの作りに取り組む人たちが多い土地だそうです。四万十生産グループのメンバーは、30代から50代の若き生産者たちです。

 高齢化・過疎化が進む高知には荒れて放置された農地がたくさんあり、新規就農者に喜んで土地を貸してくれるので、有機農業に夢を抱く若い人たちが次々と入植してきています。四万十生産グループのメンバーは、一足先に就農した人間として、これから新たに農業を始める人のお手伝いもしているそうです。

 2005年に新規就農支援隊「NPO法人かまん」を設立し、今後メンバーも増えていきそうです。グループといってもそれぞれ独立していて、共通していることは、全員 無農薬・無化学肥料栽培で、自然環境を守っていこうという有志であること。清流四万十川を汚さないよう、安全な農作物を作っていることだそうです。
 
 そこからのカリフラワーです。最近はブロッコリーが主体になり、カリフラワーを作っている方が少なくなりました。久々にカリフラワーをご堪能ください。ミニカリフラワーはいちどで使いきれるくらいのサイズです。

 カリフラワーはブロッコリーと同じで、花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分を食べます。葉が花蕾を包むように育つため、花蕾はきめが細かく白いのです。茹でてサラダにしたり、シチュー、グラタン、天ぷら、炒めものなど、いろいろお使いいただけます。又、生食もできます。

紅菜苔


 コウサイタイと呼びます。最近人気の野菜です。中国菜ですが、アブラナ科の野菜なので黄色い可愛らしい花が咲きます。花も一緒に食べられます。赤い茎は、熱を通すと緑になります。炒めものにむいていますが、サラダやおひたしや和え物、煮物なども美味しいのです。茹でてマヨネーズやドレッシングをかけてサラダにしますが、生でも食べられるそうです。ゆずポン酢でも美味しいです。私はまだ、生食はしたことがありません。

 生食はしたことがないと言いましても、必ずどんな野菜も少しちぎって生で食べてみます。噛んで味やアクなどを確認します。ぬめりがある野菜です。
                                   宮内菜


 おひたし、炒めもの、和え物、みそ汁の実などでお召し上がりください。宮内さんが開発した野菜なので、宮内菜という名前が付いたそうです。根を残して茎を折って収穫します。

 紅菜苔と一緒にニンニク炒めをしてもいいですし、豚肉と炒めても合います。油揚げと炒め煮も美味しいです。
訃報


 悲しいお知らせです。4月3〜4週号の注文書に詳しく書きましたが、椎茸でお世話になっていました礒崎実さんが、17日亡くなりました。58才でした。スキルス癌でした。電話で何度かお話をしていまして、そろそろ礒崎さんに電話しようと思っていた矢先、訃報が入りました。

 21日、お見送りをしてきました。礒崎さんではない別人が寝ているようで、信じられませんでした。礒崎さんはどこからか現れる、ここにいる方は違う方だと思いました。でも間違いなく礒崎さんでした。礒崎さんとは「やさい畑」を始める前からの知り合いでした。私が礒崎さんの葬儀に出るなんて、そんなことがあっていいとは思えません。

 もう二度とあの椎茸を食べることが出来ないのです。礒崎さんありがとうございました。農業の神髄を伝えてくださいました。生産物に妥協を許さなかった礒崎さんの気持を何時までも忘れないでいます。