やさい通信
2008年2月15日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
     グリーン長崎    
白菜
青梗菜
ミニレタス
ほうれん草
小かぶ
小ネギ


小ネギ


 長崎県南高来郡のグリーン長崎の小ネギです。無農薬、無化学肥料栽培です。防除には木酢等を使っています。除草は手取りで行っています。小ネギ又は葉ネギと言われ緑部分を食べます。関西方面で栽培されていましたが、今では全国に広まっています。

 細かく刻んでみそ汁、ラーメン、うどん、納豆等の薬味と使われることが多い野菜です。刻んだものを冷凍しておくと必要なだけすぐに使えます。

 白ネギは土寄せして日が当たらないようにし、葉緑素を作らない育て方をします。葉ネギはそのまま伸ばします。葉肉が柔らかく、若いうちに出荷されるのを小ネギと言います。
 
かぶ


 時節柄、葉を取りました。傷んでいるのが多く、傷んだ葉を取る作業に時間がかかるので、今回は葉を取らせてくださいという田中さんからのメッセージです。春や秋になりましたら、又葉付きで出したいと思います。

 品種的には生(サラダ)で美味しいかぶです。



 今回の中国製餃子の事件は、人体に甚大な影響が出た出来事でしたので震撼しました。生協やスーパーで売られていたようで、許し難いできごとです。今回のことで明らかになったのは、生協もスーパーも出所は同じものでラベル(袋)が違うだけなのだと言うことが白日になったと言うことです。

 生協が追い求めているものは、何なんでしょうか。廉価なものを販売する手だてとして存在するのでしょうか。ミートホープの肉の偽装に続いてです。生協が偽装したわけではありませんし、農薬混入に関わったわけではありませんが、業者の責任だけを追求しては、本質が変わることはないでしょう。

 現時点で明らかになっていませんので、言い難いのですが、製造行程のミスとも思えませんし、流通段階でのミスとも感じられません。ミスから発生した事象ではなく、人為から発生したものとしか思えません。

 両者とも廉価を要求するが故の帰着点のような気がしてなりません。加工食品が素の食材より安いはずがありません。廉価は魅力の一つですが、廉価のために捨て去らなければならないものがあることを承知して購入しなければならないのです。

 これは今回災難に遭われた方の購入責任ではなく、日本という国の国策なのです。自給率を上げようとせず、外国に食料を頼るあり方が、問われます。自国の食料は自国で安全を確保するという事を忘れています。ここに来て食品の値上げは驚くばかりです。その上がり方は異常としかいようがありません。小麦も大豆もなたね油も自国で賄えたら、こんな高騰に巻き込まれなくてすみます。

 福祉や教育、医療、食料等は市場原理で運営するのではなく、行政が責任を持って取りかからなければならないのです。