やさい通信
2008年1月18日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
ねぎ
里芋
キャベツ
サラダほうれん草
白菜
大かぶ


大かぶ


 大かぶは、大きいかぶです。普通のかぶは150グラム位ですが、大かぶは、1キログラム位あります。大きいものでは5キロ以上になるものもあるそうです。千枚漬けになることが多いのですが、煮物やサラダ、和え物、他のかぶ料理でお召し上がりください。

 肉質が柔らかいので漬け物に合うのです。2センチくらいの厚さに輪切りにしたかぶを塩をふった容器に並べ(部分的に重なっても構わない)、さらに塩をふり、かぶと同量の重さの重しをのせ2〜3日ほど漬けます。塩の量はかぶ1キログラムに対して約30グラム位ですが、お好みです。

 その後、酢に砂糖、塩、みりんを入れ、火にかけて冷ましておきます。順に1キログラムあたりの量は100cc、80グラム、5グラム、30ccです。これも好みです。漬けて置いたかぶを取りだし、良く水切りします。残った水は使いません。容器にかぶを並べ、唐辛子と昆布をのせ、その上にさらにかぶを重ね、漬け込みます。

 酢に砂糖、塩、みりんで作った調味液を上からかけて、落としぶたをして、軽めの重しをのせます。翌日には食べられます。とても美味しいのでおすすめです。以前にお届けました赤かぶで作りましたが、昆布のとろみと相まって、美味しく思わず生産者の鈴木さんにお届けしました。

 1月7日は七草です。7草かゆは召し上がりましたか。万病を払い長寿を祈願する行事です。あまり深く考えないで、伝統と言いますか、習慣と言いますか、伝統行事は続けたいです。しかし昔からの文化には、深い意味があって、地球や人類の平和を願ったものだと思っています。

 春の七草は、セリ、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴギョウ(ははこぐさ)、ハコベ、ホトケノザ、スズナ(かぶ)、スズシロ(だいこん)の7種です。これらの青菜はビタミンが豊富で、食欲増進、血圧の低下、咳止め、精神安定などの効能があると言われています。古人の叡智は素晴らしいのです。

ちなみに秋の七草は、ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシです。観賞用です。

サラダほうれん草


 サラダほうれん草は、緑黄色野菜です。アクが少ないので生で食べられるほうれん草です。サラダでお楽しみください。サラダが苦手な方は、火を通してお召し上がりください。


 いつでしたか、4〜5日前でした。新聞に地球環境を守るためでしたら、生活レベルを落としてもいいという人が49%とありました。生活レベルを落とすというのは、どの程度か実に曖昧ですが、大きな見出しのみを見ただけですが、その数値の高さに、ちょっと驚きました。

 半数くらいの人が、暮らしのために地球環境を壊してはいけないと考えていて、そのためには、生活の質を落とすことも辞さないと言う、立派な意見をもっているのです。

 真に環境を考えるなら壊れた森林と空気、森林と地下水、森林と海との循環を取り戻すことです。地球には同じ量の水しか存在しない、増えないし減らないのです。きれいに未来に渡せるか、汚して渡すかの違いです。すでに空気も水も汚してしまいました。

 きれいな空気を過去からいただいた私たち、汚れた空気を未来に渡したホモサピエンスという汚名を歴史に残すのか、それとも挽回出来るのか正念場です。