やさい通信
2007年11月16日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
かぶ
青梗菜
ブロッコリー
オータムポエム
小松菜
水菜

ブロッコリー


 ブロッコリーは、ビタミンC豊富です。レモンの2倍、じゃがいもの7倍も含んでいます。100g食べると1日の摂取量 がまかなえると言われています。カロチン、ビタミンB2、カリウム、カルシウムも豊富ですし、食物繊維も多いのでたくさん食べたい野菜です。

 又、クロムという栄養素を含んでおり、血糖値を正常に保つ効果も期待できます。クロムが体内で不足すると、糖代謝の異常が起こり糖尿病の発症につながることもあるそうです。大事な栄養素の一つで、精製してない穀類や豆、きのこ、えび、レバーなどに多く含まれている栄養素です。

 小麦粉では、、精白すると98%のクロムが失われ、米では、精米すると92%のクロムが失われるそうです。環境汚染で問題となった6価クロムとは別物です。

 ブロッコリーの原産地は、地中海沿岸で、日本には明治時代の初期に渡来したようです。花蕾と茎を食べます。ゆでてマヨネーズなどをつけて食べたり、パスタの具に使います。スープやシチューの具、炒め物、天ぷらにも合います。茎の部分は皮がかたいので、むいて調理します。

 鮮度落ちが早いのでできるだけ早く食べることをおすすめします。 時間が経つとツボミが成長し、味が変わってしまいます。アメリカに行った時、生のままサラダに出されたことがありますが、ゆでた方が甘味が増して美味しいと思います。

  ゆでるときは塩を加えてできるだけ短時間でゆで、ゆで上がったらザルにあげてウチワなどであおいで冷まします。 水で冷やすと水っぽくなってしまいます。 コリコリとした歯触りをお好みでしたら、茹で時間を短くします。2分程度でしょうか。

オータムポエム


おひたし、あえもの、炒めもの、パスタなどで食べます。茹でたのにマヨネーズをつけて食べるとなかなかのものです。秋から春先まで収穫できます。茎はアスパラに似た味です。葉も茎も黄色い花も一緒に食べます。

かぶ


 煮ものや漬けもの、洋風の料理にもよく合います。かぶとサーモンのパスタも美味しいです。葉も是非お召し上がりください。旬は2回あります。秋冬と春です。秋から冬に収穫されるかぶは、春かぶより肉質がち密で、煮込み料理に向きます。クリームシチューに入れたかぶは、身体をほかほかにしてくれます。

 ビタミンCや、消化を助ける酵素、アミラーゼが豊富です。葉はカロテンの豊富な緑黄色野菜で、ビタミンB2、カルシウム、鉄なども含みます。

 葉は粗く刻み、ごま油で炒め、塩少々、いりごま(白)適宜をふり、最後にしょうゆ少々を加えて味をつけます。ご飯にのせたり、炒めものやスープに加えたり、煮ものの青みなどに利用出来ます。


 神奈川県の藤沢から高校生たちがやってきました。とても礼儀正しい青年達で、原さんのりんごを美味しいと言って食べていました。命をテーマにグループ毎に研究する一環でやってきました。マクドナルドなどのファーストフードについても調べているようでした。遺伝子組み換えやトランス脂肪酸などよく勉強されてました。

 最後に日本の食料について聞かれましたので、自給率の少なさ、食料を輸入に頼る怖さ、自給率を上げることが、今後の食料を考える上で大事だと思うと話して終わりました。