やさい通信
2007年10月26日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
ねぎ
大根
サラダからし菜
ピーマン
さつまいも(紅あずま)


サラダからし菜


 葉の形状が美しいので生でサラダで食べるのが、おすすめです。緑と紫のミックスです。サラダの彩りを考えてミックスにしました。熱を加えて食べてももちろん大丈夫です。おひたし、炒め物などです。

大根


 12月、霜が降りる前の冬が旬です。大根は煮物、大根おろし、漬け物、刺し身のツマなど、 和食に合う野菜です。洋風系の野菜の人気が高まる中、大根はサラダにしたり、ハンバーグにかけたり洋風系にも合うので、人気の座を降りていません。

 大根は、ビタミンCが豊富です。消化酵素ジアスターゼも豊富です。残念なことに、ジアスターゼは熱に弱く、加熱してしまうと作用がなくなります。ジアスターゼを取るのでしたら、大根おろしが一番です。大根おろしは食物の消化を助けます。大根のおろし汁に蜂蜜などを加えて飲んだりします。私はおろし汁をそのまま飲むのが好きです。

 大根おろしの辛さを調節するには、部位やおろし方がものをいいます。大根の下の方を使って、力強く直線的におろしすと辛目になります。上の方を使って、丸く円をかくように静かにおろすと辛みを感じない大根おろしになります。
 
 きれいに洗って、皮付きのままがおろす方が、効果的です。皮には毛細血管を強くするビタミンPも含まれているからです。
 
時間と共に辛みは減り、味もビタミンCもなくなっていきます。大根おろしは食べる直前におろし、食べきれるだけおろすのが、美味しくいただけるコツです。

ピーマン


 今時分ピーマンです。何か不思議な現象で、鈴木さんも田中さんも、ピーマンがたくさん収穫できるというのです。無理に夏のものを栽培したのではなく、夏のものをそのままにしておきましたら、たくさん出来てしまったのです。

 油いためや肉詰め料理、細かく刻んでサラダや薬味、揚げ物、煮物にもなります。先日フライにして食べました。ピーマンの天ぷらはよく聞きますが、フライというのもなかなか良かったのです。ピーマンは毛細血管を丈夫にするビタミンPを含んでいます。

 ビタミンPは、ビタミンに近い働きをするビタミン様物質です。ヘスペリジン、ルチン、ケルセチン等の総称です。
健康維持のための重要な栄養素です。毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用などがあるといわれています。

 ビタミンPを多く含む食品は、みかん、レモンなどの柑橘類、あんず、さくらんぼ、そばなどです。特に柑橘類には、うす皮の部分に多く含まれています。最近ではみかんの薄皮や白い筋も食べた方が良いと言われるのは、そのためです。


 赤福の何がいけなかったのか、冷凍保存して置いたものを冷凍庫から出した日を製造日にしたからです。包装を解き、冷凍保存して、再包装、その再包装の時を製造日としたと報じられています。○○日製造後、冷凍保存、解凍して出荷とでも表示すれば問題なかったのでしょうに。

 食べられるものをみすみす破棄してしまうくらいなら、食べて問題なければ、冷凍保存して出荷した方が、どれだけ良いかしれません。そのことを堂々とうたえばいいのです。食料を無駄にしてませんと。日付を偽るから、おおごとになるのです。食べる方も数字だけ見て、本質を見失わないようにしたいものです。