やさい通信
2007年10月19日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
春菊
里芋
水菜
いんげん
大根抜き菜
小松菜


大根抜き菜


 今日は、大根抜き菜です。おひたし、一夜漬け、炒めのも、和え物、みそ汁の実、卵とじなどでお召し上がりください。傷みやすいので、早めにお使いください。漬け物は軽く塩もみして一晩漬けます。

 ビタミンC、カルシュウムなどが豊富菜です。塩ゆでして細かく刻み、堅くしぼり、炊きあがったご飯に、しらすと混ぜ合わせた「大根菜ご飯」などいかがですか。それをおにぎりにしても美味しいです。

里芋


 里芋の旬の時期に入ってきました。さつまいも、じゃがいも、里芋どれもおやつに食べた野菜ですが、私は里芋が一番好きでした。蒸した里芋の皮をむいて醤油をつけて食べるのが、何より楽しみでした。冷えてもいいのですが、熱々を食べるのが、何とも言えずに美味しいのです。

 里芋の栽培歴は古く、縄文時代からとも言われています。稲作より早いのでしょうか。稲作が、始まったことは、私たちが使った歴史教科書に載ってましたが、里芋は載ってないですね。

 里芋、独特のぬめりは、ムチンという成分です。ムチンには消化促進、便秘の解消作用があると言われています。常食すれば肝臓や腎臓の機能を助けるそうです。役に立つぬめりですが、料理の時、手がかゆくなる場合があります。塩を手につけ包丁でむいたり、ゴム手袋などをしてよく洗えば、緩和されます。

 煮物、味噌汁、けんちん汁、蒸したあと切って温野菜サラダに、里芋ごはん、ポタージュなどお好みでお召し上がりください。

いんげん


 いつも夏に出る野菜が、成りました。一畝だけ蒔いた、いんげんが、大きくなって食べられるようになりました。嬉しいですね。暖かい地方では、年に3回も収穫できるそうです。サラダ、天ぷら、みそ汁の実、パスタ、和え物、炒め物と幅広く使えます。

 茹でて生姜と醤油で食べるのが、大人の味ですが、茹でたのとツナ缶のサラダは、子どもが喜びます。今日の里芋との煮物もおすすめです。ビタミンAがたっぷりで、ビタミンB1・B2、カルシウム、リン、鉄、ミネラルもバランスよく含んでいる「いんげん」です。お楽しみください。



 無実の罪で服役までして、無罪判決を受けた人の事が、報道されています。先には鹿児島で選挙違反に問われた人たちが、やはり不当な取り調べを受けて無罪になりました。取り調べをした人、刑を言い渡した裁判官の責任は、どうしてあまり問題にされないのでしょうか。

 鹿児島でも今回の強姦罪に問われた人も、取り調べ官のうそを暴いています。でっち上げた虚偽により、誘導されて自白させられたそうです。先に罪ありで、それに人を当てはめていく式図です。それなのに何故、取調官も裁判官も責任を取らずにいるのでしょうか。人の一生をくるわせた罪を問うて当たり前です。その人たちは組織権力という壁に守られています。

 全てに思いを馳せることはできませんが、狭い隔離された所で、平常心を失ってしまいます。今回は無罪が確定しましたが、もしかして他にも冤罪で服役している人がいるかも知れないのです。

 一般市民が刑事裁判の審理に参加する裁判員制度が、近々始まります。取調官の無責任さに一般人が気づくことは、ひどく難しいことです。思い責任を感じます。