本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。
小比企町の鈴木さん | 館町の田中さん |
ニラ
ねぎ
にんじん
ピーマン
ターサイ抜き菜 | 紫いも |
紫いも
初めは、沖縄県や鹿児島県南西諸島、種子島などで脈々と栽培されていたもののようです。その地の伝統の芋のようです。昔、沖縄に行くとゴーヤや紫いも、独特のソバなど普段食べられないものがあって物珍しく食べたものですが、今では、こちら方面でもゴーヤや紫いもの栽培が始まり、珍しいものではなくなりました。
小豆が高価なので紫いもを使って赤飯変わりに食べたという歴史があるそうです。紫いものは食べたことがありませんが、さつまいもを小口に切って、ご飯に炊き込んだ芋ご飯は、食べたことがあります。それこそ昔20〜30代のころ仕事で某小学校へ行ったときに、昼食に給食を出してくださり食べた思い出があります。
遠目は、栗と見間違える雰囲気で美味しい炊き込みご飯でした。一瞬盆を持ってきてくださった時、給食に栗ご飯?と思ってしまったほどです。給食は不味いものという概念を覆して、美味しいご飯だと感じた記憶が残っています。自分が小学生の時に、給食を食べたのと時代が違うので比較にはなりません。紫いもですと栗には見間違えませんが、色がきれいかも知れません。
紫色の色素は、アントシアニンです。アントシアニンは、ポリフェノールの一種です。
天ぷら、大学芋、バターソティー、芋サラダ、芋お菓子などでお召し上がりください。
電子レンジを使う場合は、濡らしたキッチンペーパーに包んだ上からラップをかけ、両端を開け弱でじっくり加熱します。お芋の大きさにもよりますが20〜30分くらいかけてやわらかくします。
オーブンで焼く場合は250度で40分くらい焼きます。蒸し器で蒸す場合は半分に切って立てて蒸すといいようです。
じっくり焼くか蒸すかすると、でんぷんを糖に変える酵素の働きで甘くいただけます。
ターサイ抜き菜
寒くなると旨みが増すターサイの抜き菜です。大きなターサイを一つ作るために回りの何株かを抜きとります。大根や白菜の抜き菜は、お届けしていますが、本日はターサイの抜き菜です。ターサイと同じような食べ方でお召し上がりください。
肉や魚介類と一緒に油やバターで炒めたり、ベーコンとクリーム煮にしたり、大きくなれない運命のターサイを愛しんで召し上がっていただけますと幸いです。寒くなりますと地面に花開いたようにきれいなロゼットを作りますが、若菜ですので、開いていません。ターサイの旬は冬です。冬の準備野菜です。
私事ですが、母が96才で先月9月21日亡くなりました。明治の生まれで戦争体験もあります。自然に徐々に消えゆきました。答えを出すことが難しい問いかけ、人生ってなんだろう、人の一生は何のためにあるのだろう。と亡骸に問うても、自問しても、答えは見つかりません。何のために命は生み出されるのでしょう。そして何のために一生があるのでしょうか。
嫁という概念の女性性を守り抜いた人です。人間という女性性を守りたい私とはまったく違った意志で生活してきました。反目するという事ではなく、個人の生き方として、それはそれでいいのではと思っています。