やさい通信
2007年9月7日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
ねぎ
オクラ
とうがん
葉しょうが
なす
北あかり(小粒)


とうがん


 とうがんは、淡泊な風味のため、煮付けやあんかけが一般的です。とうがんの成分は、96%が水分で、ビタミンCが多く、低カロリー野菜です。カリウムも比較的多く、利尿作用があります。最近ではダイエットや健康にも効果があると言われ、人気が高くなっています。漢字で書くと冬瓜です。

 夏に収穫されるのに冬瓜です。涼しいところにおいておけば冬までもつので冬瓜と呼ばれるようになったそうです。しかしながら、切り分けたものは、傷みやすいので、わたの部分をとってラップをかけ、冷蔵庫で保存します。かぼちゃと同じで切ったものは長持ちしません。

 わたの部分は、スプーンなどですくい取ります。果肉とわたの部分の境目がわかりにくいのですが、スプーンを刺し込んだとき、すっと入っていくのはわたの部分です。

 皮をむいて大きめに切り、たっぷりのお湯で4〜5分ほど下ゆでしてから調理します。料理方法にも寄りますが、多少歯ごたえを残したい場合は、グリーンの部分を少し残してむきます。柔らかく仕上げたい場合は、グリーン味を残さないようにむきます。

 下ゆでしたのをざるに広げて冷ましておくと、果肉の透明感が引き立ちます。密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存しておくと汁の実としてすぐ使えます。

葉しょうが


 夏の終わり頃にしか、食べられない葉しょうがです。茎を7〜8センチほど残し葉の部分を切とり、茎を持って根の部分にみそを付けながら食べたり、甘酢漬けにします。茎を全部切り取り、ぬかみそ漬けなどで食べるのが一般的です。

 しょうがの香りは、ゲラニオール、シトロネラール、ジンゲロールなど揮発性のある芳香成分です。辛味成分ははジンゲロン、ショウガオールなどです。

 ジンゲロールやショウガオールなどには薬用作用があると言われています。しょうがのすりおろしに熱湯を加え、ネギのみじん切りや梅干しの果肉などを加えたしょうが湯を、飲みますと、体中が暖まり、風邪に有効と言われていますが、それなりの科学的根拠があるのです。

 私は、生のしょうがをみそを少しだけ付けて、バリバリと食べるのが大好物です。ハートが温かくなってきます。辛いものは、好みではありませんが、これだけはやみつきです。実はおやつに今、この文章を書きながら3本ほど食べている所です。口の中がスートして、胸がカーと火照っています。



 今年も8月25日、磯沼牧場で夏のイベントを行いました。今まで牛乳風呂を楽しみにしていた子ども達が、いつの間にか、卒業して別の子ども達になっています。時の流れを感じます。今年は水着姿での入浴が目立ちました。これも時代の流れなのでしょうか。

 溶岩で作った石窯が増えたものの、野外料理はパエリアにピザ、流しそうめんと毎年似たようなものの繰り返しです。
それでも毎年、人は変わっても楽しみは一緒です。牛と触れあい、燃える火を見て、感謝して命をいただく、子ども達の心にきっと深い思い出を刻んでくれることと思います。

 今年はコーヒーやチョコレートなどをいただいています第三世界ショップの春日さんが子どもさんと参加くださいました。大喜びで子牛と触れあい、牧場のことを学び、夏休みの自由研究にしたいと言ってました。ご参加くださいました皆様ありがとうございました。