やさい通信
2007年8月24日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の7品目です。 
   小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん    
ししとう
オクラ
ゴーヤ
空芯菜
北あかり
(又は鈴木さんのミニトマト)
なす
とまと

空芯菜


 何度か入れましたので、お馴染みになっていただけましたでしょうか。茎の中が空洞で竹のようです。葉ものの栽培が難しい真夏に重宝な野菜です。地球温暖化と括って良いのか、どうかわかりませんが、暑いところで栽培されていたものが、合うようになってきています。夏野菜として人気が出てきました。

 にんにくをたっぷり入れて塩でさっと炒めると大変おいしく召し上がれます。お好みで中華だし、鷹の爪をいれても、いいかと思います。きくらげ、豚肉、鶏肉、ベーコンなどと一緒に炒めるのもおすすめです。葉に粘りがあり美味しくいただけます。おひたしでもいけます。

なす


 7月の低温、8月の異常高温で、葉が枯れて、思うように成りません。なすは毎年田中さんの十八番(おはこ)野菜ですのに、今年は思いっきり食べることが出来ません。少量づつです。

 きゅうりもなすも惨敗です。40度を越える気温は熱中症で死亡事故まで起きました。信じられない思いですが、お気の毒でなりません。体温調節機能が働かなくなるのでしょうか。

 暑い夏休みの1日、デイアフター・トモローのDVDを見てました。温暖化で海水が膨張し、その後、ガソリンが凍る程の氷河期の再来でアメリカの都市は、バリバリと凍っていきます。何年か前に映画館で見たときより、真実味を感じてしまいました。

 北あかり又はミニトマト


 北あかりは男爵の改良系です。黄色っぽく粘着性があり、煮上がりが早い品種です。ポテトサラダやスープなどに向いています。

 丸ごと、ゆでたり蒸したりするときは、皮付きのまま茹でます。茹でる前に皮をむくより、あとで皮をむいた方が、ホクホクとして水っぽくならず、ビタミンCの損失も少なくなります。ゆでる場合は、必ず水から茹でます。沸騰してからゆでると、中心まで火が通るころには外側がゆですぎになってしまいます。

 じゃがバターは、じゃがいもを洗って皮のまま、丸ごと茹でます。 十文字に切り目を入れて、オーブントースターで5分ほど焼きます。バターをのせてできあがりです。時間は大きさにも寄りますので調整ください。


 この秋、各方面から値上げのお知らせが来ています。環境に良いというお題目ばかりのバイオエネルギーのせいで、食糧が高くなっています。食糧をエネルギーにするなどと以ての外です。バイオエネルギーは、食糧の高騰と遺伝子組み換え作物を広めています。

 納豆も豆腐も業者が変わって価格が高くなり、購入しにくいというおたよりもいただいております。痛み入ります。日常的に使うものなので本当に、おっしゃるとおりだと思います。無理矢理廉価に作ろうと思えば、例のミートホープの事件のように、豚や鶏を牛と偽って販売するような結果を招きかねません。

 大豆の自給率は、わずか3%です。食糧自給率が低いと、不本意ながら欲しくないものも食べざるを得なくなります。現に遺伝子組み換え無しのトウモロコシを得るのが、バイオ燃料のため作付けするのは、組み換え物なので、段々難しい状況になってきています。人の口に入るのもばかりでなく、豚や牛、鶏の餌までもです。

 価格が上がっていくのを黙ってみているだけではなく、自給率をアップしていく方策を考えなければならないのです。地元の農地を大事にすることから、始まるのです。