やさい通信
2007年4月6日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
 小比企町の鈴木さん
  館町の田中さん  
    グリーン長崎    
菜花
紅菜薹
根みつ葉
かき菜
わけぎ
スナックエンドウ


菜花


 小松菜の菜花です。菜花は、あぶらな菜の若いつぼみと茎葉をつんだものをさして呼びます。
 春の野菜が続きます。4月1日より八王子でも道の駅ができて、地元農産物を販売しているそうですが、何と言っても今は端境期、地元産野菜がない時期です。そういうこともわからない人がオープン時期を決めたとしか思えません。

 いいか悪いかは別として、年間を通して野菜が出ないのが普通です。鈴木さんは、そこが違うのです。一人で何十種類もの野菜を作っている人なのです。技術的にも最高の人なのです。端境期で種類は少なくなっても年間あるのです。単一種を作付ける農業を国が推進しているので、鈴木さんの様な方は貴重なのです。

 いつも当たり前のように存在する野菜ですが、とてもありがたいものなのです。出窓に野菜を飾って感謝してから食べるという「おたより」を以前にいただいたことがありますが、その心が自然を感謝する事であり、食べ物を大事にすることであり、引いては古代の人々が自然を神とした気持に通じるものだと思います。

 一期に花が開きました。春本番です。花粉ももう少しの辛抱です。

かき菜


 かき菜も菜花と定義が似ています。手で折って収穫します。春先にトウ立ちした芯を手で欠いて摘み採ることからその名が付いたといわれます。昔は、青菜が少ない端境期に貴重な野菜だったようです。

 おひたし、吸い物の具、和え物、天ぷら、いためもの等のほかパスタやラーメンにも合います。

根みつ葉


 春の香りとさわやかさを満喫してください。一番のおすすめは、おひたしです。茹ですぎますと風味も栄養価も落ちますのでご注意です。気持まできれいになる感じがします。みつ葉の香りは神経を休ませてくれます。みつ葉の原産国は日本と言われています。元々は自生していたものですが、栽培されるようになったのは江戸時代の頃と言われています。三つ葉があることからみつ葉と名づけられたそうです。

スナックエンドウ


 さやごとゆででお召し上がりください。八王子ではまだ出ませんが、長崎の方が気温が高いのでしょうか。本日はスナックエンドウ1点、八王子産でないものが入ります。アメリカから導入されたエンドウで、中の豆が大きくなってもサヤが堅くならない品種です。甘みのあるエンドウです。

 炒めたり、茹でたのをサラダにしますが、何も味をつけなくとも野菜の甘みだけで食べるのが好きなので、ついそのまま食べてしまいます。
 
 

 天然えびのパプアニューギニア海産から署名のお願いが届きました。先週の注文書と一緒にお届けしてます。青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の問題と低レベル放射性廃棄物最終埋設処分に関する署名です。核燃料再処理工場とは、国内55基の原子力発電の使用済み核燃料を処理しプルトニウムやウランを再処理する施設です。昨年3月に試運転を初め今年8月から本格稼働の予定でしたが、11に延期されました。

 放射性物質が海に排出され、海草や魚が取り込んでしまうことが危惧されています。三陸への海への影響を未来に残してしまいます。放射能を海に排出することは、環境も食糧も汚してしまうことです。ご賛同いただければよろしくお願いいたします。