やさい通信最新号

本日の「私のやさい畑」は、下記の７品目です。　

小比企町の鈴木さん	館町の田中さん	グリーン長崎
のらぼうサダラからし菜にんじん又は根みつ葉	春菊	スナックエンドウ小ネギニラ

のらぼう

　春一番に、とうだちしたのを折りとって収穫します。茎が美味しい野菜です。苦味やえぐみが少なく、ゴマ和えや、おひたし、煮びたし、味噌汁の実などによく合います。また油で、炒めてもよく、マヨネーズ好きの人はマヨーネズをつけてもおいしくいただけます。　

　のらぼうはアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜は、通常自家不和合性という自分の花粉では種が実らない性質があります。のらぼうには、この性質が無なく、自分の花粉で受粉してしまうため、雑種ができにくい質を持っています。　　　　　
　他と交配しないで生き延びる性質は、自家採種に適しているうえ、今、世界的に危惧されている遺伝子組み換えの
西洋ナタネの自生化による花粉汚染にも染まらないで存在し続ける強い？葉ものなのです。

　漬け物の道長さんからおたよりが届きました。昨年１１月末、総勢５０人以上の市民の方々が、四日市港から津市までの国道２３号線のセイヨウナタネ抜き取り作業を行ったそうです。名付けて遺伝子組み換えナタネ抜取り隊と言うそうです。

　なんと４０ｋｇ以上のセイヨウナタネを処分することが出来たというのです。こういった作業を１ヶ月以上の間隔をあけずに定期的に行わないと、雑草性の高い植物なので、温暖な日本では容易に成育し、開花結実し、世代交代を繰り返すとあります。

　そして３月７日に、日本有機農業研究会が全国大会の準備におわれて抜き取り活動が出来ない中、１２名の方々が少数にもかかわらずナタネのシーズン前に抜き取り作業を決行したということです。その結果、除草剤ラウンドアップとバスタ耐性の２種類のＧＭナタネの自生を確認したということです。

　しかしながら、徹底的な除草努力のかいもあり、四日市港第２埠頭や埠頭から国道２３号線に到る国道１６４号線では目立った自生は見られなかったということです。ただし２３号線の中央分離帯ではセイヨウナタネが点々と自生しているようで、この部分の作業は危険が伴い、市民では対処できないと告げています。

　又、近鉄磯山・千里駅間の鉄道敷地内にも群落があり、２３号線と接しているためこぼれ落ちたナタネ種子が自生したと思われ、危険でしたが、すべて撤去したということです。茎が５．５㌢ほどの物もあり、その雑草性に驚いたということです。　　

　実際にはもっと詳細に書いてくれているのですが、はしょってしまいました。それでも、その行動力と信念が伝わる事と思います。頭が下がります。遺伝子組み換え作物は受け入れられないと言うだけでなく、広がらないようにボランティアで除草までしてくださる、本当にありがたいことです。テレビコマーシャルで流したいところです。ありがとうございます。

にんじん又はみつ葉

　にんじんが入りますが、単品でにんじんをご注文の方には、みつ葉が入ります。単品のにんじんは由木さんのが入る予定でしたが収量が終了しましたので、こちらも鈴木さんのに変更してのお届けとなります。ご了承ください。

スナックエンドウ

　さやごと食べるエンドウです。さやに独特の甘みがあっておいしく、栄養価も高い野菜です。さっと茹でてマヨネーズをつけて食べてもいいのですが、そのまま何もつけずに食べるのが私は好きです。和・洋・中・イタリアンとどの料理にも利用できます。

　茹でる時は、多めの熱湯に塩を加えて、筋を取ってひと煮立ちさせます。余熱による茹ですぎを防ぐため、手早くザルにあげて、うちわなどで扇いで冷まします。