やさい通信最新号

本日の「私のやさい畑」は、下記の６品目です。　

小比企町の鈴木さん	館町の田中さん
ねぎ水菜キャベツほうれん草	小松菜かぶ

かぶ

　時節柄、葉の方は枯れています。枯れが多い場合は、葉を取ってお届けいたします。かぶと言いますと和風料理を思い起こしますが、シチューや炒め物、パスタなど何にでもあわせやすいのでいろいろお試しください。サラダにも合います。

　かぶは、煮ても炒めても生でも酢の物でも美味しく食べられるので、応用範囲の広い野菜なのです。煮る場合には、アクが少ないので下ゆでは不要です。かぶ自身が持つ甘味やうま味を生かすため味付けは薄めがおすすめです。砂糖を使わずみりんを少量用いるて味を出します。火の通りが早いので、煮すぎないようにします。

　春の七草の「すずな」はかぶです。「すずしろ」はだいこんで、似ていますのでこんがらがりそうです。かぶは、アブラナ科で白菜、小松菜と先祖を共にする野菜です。

水菜

　以前は、年に１～２度食べるだけでした水菜ですが、すっかり定着して最近ではよく食べています。サラダ、鍋物、炒め物、パスタ、卵とじといろいろ使えます。ゆででゆずポン酢をかけて食べるだけで、立派なごちそうになります。ゆずポン酢ととても良く合います。

　日本特産の野菜で、かつては京料理専門でした水菜も、今では東京市場での売り上げ№１だそうです。シャキシャキとした食感が何とも言えません。肥料を使わず、水と土だけで作られていたことから、水菜と呼ばれるようになったと言われています。

　水菜は、ビタミンAや、ビタミンCを豊富に含んでいますので、風邪が流行りやすくなるこの時期、水菜はおすすめです。また、水菜の葉緑素には浄血作用があると言われています。

ねぎ

　今期はねぎが少なく、少しずつしか入りません。ねぎは恒常的に欲しい野菜です。次期作に期待をしています。ねぎは薬効の高い野菜として、昔から食用以外に、薬としても広く使われてきました。

　今は、やらないでしょうが、昔は本当に、風邪を引いた時、開いて首に巻きつけたりしてました。そういう幼児体験のある方は少ないかも知れません。幼少時、隣に住んでいたのは、看護婦（今は看護士）さんでしたが、その家でもねぎを首に巻き付けてました。

　テレビ番組の「発掘！　あるある大辞典」というのでしたか、納豆ダイエットで問題になって次々、みそ汁だ何だと問題が発覚し、番組中止になったようです。

　医食同源と言いますように、食事、食べ物は、体を生かす力を持っています。同じ物ばかりを食べたり、いわゆるファーストフードばかり食べては、体にいいわけがありません。バランス良く適量食べていれば皆役に立つのです。テレビで放送された品は、スーパーの棚から、なくなるそうです。

　仕組まれていると思いませんか。あるあるとは関係がないかもしれませんが、寒天ダイエットは、完全に仕組まれたものだと何かで読んだ記憶があります。寒天の消費を増やすために仕組んだということです。寒天には寒天の良さがあります。否定するものでは、ありませんが、良いからとわっと飛びついて買うのはどうかと思います。

　
　実際、ねぎに含まれる硫化アリルには、発汗作用や殺菌作用があります。だからといって、みんなでねぎを買いに走り、包帯でねぎを包んで首に巻いたら、お笑いですよね。生活のバランスも必要です。