やさい通信
2007年2月2日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん 
   館町の田中さん   
白菜
青梗菜
ミニレタス
ほうれん草
水菜
春菊

白菜


 今年は白菜の出番が多いいのです。豊作でたくさんあるのです。漬け物や鍋物にしてたくさん召し上がってください。漬け物にされる方、ご注文いただければ必要な個数をお届け致します。

 ビタミンCや食物繊維、カルシウム、鉄、カロチンなどが含まれています。ミネラル類は漬け物にしたほうが効率よく取ることができます。熱を加えないのでビタミンCの損失もありません。体を温める野菜ですので寒いときにたくさんお召し上がりください。
青梗菜


 旬は冬で、霜にあたって葉がやわらかくなり、おいしさも増します。淡い緑色をしています。火を通すと緑が一層あでやかになるので、煮物や炒め物にはうってつけです。お浸しでも美味しくいただけます。火の通りがよいので、茹で過ぎ、炒めすぎに注意が必要です。

 アクがすくなく下ゆでしないで使えます。茎の部分は先に、やわらかい葉の部分は後からと時間差をつけて炒めたりゆがいたりします。
春菊


 春菊は独特の香りが食欲をそそる野菜です。春菊独特の香りはアルファ-ビネンやベンツアルデイドという成分で、胃腸の働きを促進し、消化吸収を助ける働きや、咳を沈める作用などがあります。東洋医学では風邪の薬とされてきました。

 おひたしやごま和え、天ぷら、鍋物などにしてもとても美味しくいただけます。加熱しすぎると、色やお味が悪くなるので、お鍋に入れる時には、食べる直前に入れます。また、春菊はお風呂に入れても良いそうです。体を温め、肩こりや神経痛に効果あると聞いています。茎の部分や余った葉を陰干ししてから、ネットや布の袋などにに入れてお試しください


 漬け物の道長さんから昆布の話が送られてきました。知っているようで知らない昆布の話です。昆布の種類と品質、用途についてです。参考になりますので省略しながら写します。

「真昆布」昆布の中で最高級品。道南噴火湾沿岸から津軽あたりまでが産地。白口浜、黒口浜、本場折の順で格付け。よく澄んで甘みのある上品なだし。

「羅臼昆布」エナガオノコブのこと。黒口、赤口、シマの順で格付け。濃厚な出しが出る、エグ味と黄ばみを伴う。

「利尻昆布」だしは真昆布、羅臼より薄い、澄んで塩気があり、上品なだしが取れる。京料理に使われる。礼文、利尻、稚内の順で格付け。

「日高昆布」(三石昆布)太平洋側の日高地方産。早く柔らかく煮えるため昆布巻き、佃煮、おでんなどに使われる。出し汁が青白くにごる。

「長昆布」(浜中昆布)根室、釧路地方産。生産量が一番高い。だしに旨みが少ないので、煮昆布として使われる。沖縄のサラダや炒め物が定番。

「厚葉昆布」長昆布同様の産地。水深のある場所で採れる。黒色で白粉を吹くが甘みが弱くエグ味も伴う。用途は昆布巻きや佃煮。

「細目昆布」渡島半島松前から留萌の日本海沿岸産。切り口が白くねばりが強い。おぼろこんぼやとろろこんぶに加工。昆布巻きや佃煮。

「籠目昆布」津軽海峡沿岸から亀田半島沿岸、室蘭周辺産。強い甘みととろとろ感。松前漬けなどに使われる。フコイダンという多糖類が豊富なため最近人気。