やさい通信最新号

本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。　

小比企町の鈴木さん	小比企町の鈴木さん
里芋小松菜きゃべつ	赤ほうれん草かぶ

赤ほうれん草

　サラダで食べる茎が赤いほうれん草です。ベーコンをさっと炒めて、ベーコンが熱いうちに、その上にのせて食べますとベーコンの熱で軽く火が通るとまでいきませんが、ちょっと温かいサラダ風になります。ほうれん草もいろいろな種類が出ています。レストラン等からの注文が増えています野菜です。むろんバター炒めなどでも召し上がれます。

　かぶ

　出始め一番のかぶは、いつも５㍉厚さのいちょう切りにして、美味しい味噌をつけて食べます。きめ細やかな肌合いが感じられます。かぶには旬が２回あります。春と秋です。親しまれている野菜です。

　葉つきのままおくと、水分の蒸発が早いので、葉と根はすぐに切り分けてください。葉は霧を吹きかけてからポリ袋に入れ野菜室へ入れて保存すれば２～３日は大丈夫です。長く保存する時は、塩ゆでして少しずつ分けて冷凍保存します。青みがちょっと欲しいとき役に立ちます。

　　根は淡色野菜です。ビタミンＣを多く含み、でんぷん消化酵素のアミラーゼが含まれています。アミラーゼは胸やけや食べすぎの不快感をとりのぞき、整腸作用があります。葉は緑黄色野菜で栄養素の多くは葉に集中しています。カロチン（ビタミンＡ）、ビタミンＣ、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などが含まれ、ガンの予防などにも効果があると言われています。

　火が通りやすい野菜です。煮崩れしやすいので短時間で加熱します。ビタミンＣを摂取するならサラダや和え物で食べます。ぬか漬けも最高です。

　最近お薦めなのが、かぶ入りパスタです。ぶりとかぶ又は生鮭とかぶに、にんにく、塩、こしょうといったシンプルな味付けで味で好みで鷹の爪など入れてスパゲッティを作ると美味しいのが出来ます。葉も細かく刻んで入れます。鮭の方はホワイトソース味も合います。かぶは存在感があるように青葉の茎を少し残してつけて、ころころした感じに切ります。

小松菜

　大きく育った小松菜です。丈は伸びていますが、有機質で育った野菜は堅くなりません。アクが少ないので、下ゆでの必要はありません。さっとゆでて和え物やおひたしにしたり、炒め物にしたりしてお召し上がりください。

　東野圭吾の僕が死んだ家という題名だったと思いますが（多少違っているかも知れません）読んだことがあります。幼い頃の記憶がない女性が、亡くなった父親の残した一つのカギをもとに自分の幼少体験を思い出す物語です。自分は死んだ子の変わりに別の親に育てられたこと、愛されなかったこと、実の親から性的虐待を受けたこと、そして我が子を虐待する連鎖から抜けられない謎が、明らかになる筋立てです。

　よく虐待されて育つと、我が子にも虐待を繰り返すことが言われます。例えそうであっても、虐待の理由を正当かするみたいな論理で嫌です。幼少体験が辛いと本当に辛いということはわかる気がします。しかし、その辛さを子どもにはあじあわせたくないと思う生き方を努力で成し遂げられると信じたいのです。過去はどうにもなりません。未来に夢を託せる生き方が出来るような社会であって欲しいと心から願うのです。

　幼い子どもが親の虐待で命を落としています。あまりの惨さに、親に殺されるために生まれきたようで可哀想でなりません。ニュースになるたびに地域社会のコミュニティが失われたことを痛感します。だれも助けてあげられなかった行政も。大人の庇護なくして生きられない子どもを地域全体で可愛がってあげたい、こういうニュースが無くなって欲しいと切に祈るばかりです。