やさい通信最新号

本日の「私のやさい畑」は、下記の６品目です。　

小比企町の鈴木さん	小比企町の鈴木さん
キャベツごぼうにんじんピーマン	ずいき紅あづま

ずいき

　八ッ頭の葉柄（ようへい）です。ずいきを漢字で書くと「芋茎」「芋苗」とも書きます。芋の中心から出た茎ということで髄茎（ずいき）と呼ばれたという説もあるようです。
　
　ずいきは、昔から出産後に食べると体力が早く回復するといわれています。鉄、カルシウムが豊富に含まれており、食物繊維、カリウムも豊富で、言い伝えにはいつも根拠があることを知ります。科学的に解明した論理とは違って、先人の知恵は素晴らしいと感じます。

　ずいきはアクを抜いてから料理します。まず良く洗って、５㎝～１０㎝程度の長さに切りそろえます。大きめのボールに水を張って、その中で皮むきます。筋のように皮がむけます。水の中でむきますとアクで手が染まりません。水に少しさらしてから、茹でます。これを調理します。

　ごま油で炒めて、煮物にします。ずいきだけでも美味しくいただけますが、油揚げなどと組み合わせも合います。酢のもの、あえもの、みそ汁の実などホワイトアスパラの食感で召し上がれます。

　ピーマン

　日中の日差しは暑くても、すっかり秋野菜に様変わりしました。日中の日差しに夏を感じたのかピーマンが、返り咲きました。少量ですが、愛おしいと思いませんか、しっかり食べてあげることが、勘違いピーマンに報いることだと思いセットしました。立ち枯れさせてしまうのは心もとありません。

紅あずま

　皮が紅色で、中身が黄色のさつまいもです。甘味が強く、ホクホクとしていて繊維質が少ないのが特徴です。日照の関係で、やや小振りです。カロリーはジャガイモより低く、米の約３分の１です。ダイエット食です。おやつにも食事にもなる野菜です。

　さつまいもいえば、天ぷら、大学芋、スイートポテトと甘み系を楽しむおいもです。炊き込みご飯にしたり、レモン煮にしたり秋の味覚を堪能ください。紅あずまは、焼き芋にもいいですよ。オーブンで焼き芋を作るとき、さつまいもを洗った後、塩をこすりつけて焼くと美味しくなるそうです。甘みが引き出されるのかもしれません。私はまだ試したことはありませんが、よろしかったらお試しください。

　若かかりし頃、出版社に務めていまして、仕事で小学校によく行きました。そういうとき、昼にかかると給食をいただきました。栗ご飯が給食に出たと思って食べ進みましたら、さつまいもの炊き込みご飯だったことがあります。それほどほくほきして美味しかった記憶があります。学校給食と言えばいい思い出が全然なかったものですから、大人になって給食の美味しさを知りました。

　ビタミンB1,B2,C、カロチン、ミネラルを含んでいます。きれいに洗って皮ごと使うことをお薦めします。皮に近い部分に多含まれるセラピンが胃腸の働きを促してくれます。

　

　北朝鮮が核実験をしたと発表しました。隣国での核実験に怒りを感じます。核を持つことで力を誇示することは、意味がないということを知らしめるためにも核保有国全てが核兵器を放棄することです。何だかんだいっても核を持てば国際社会での力関係が違うと思わせるものがあるからいけないのです。核兵器は減らないばかりか、増えているのが現状です。

　核を持つより平和憲法を持つ方が、豊かな生活が保障できることを日本は世界に広めなければならないと思います。武力を持つ強者の論理の上に築いた平和は、真の平和ではありません。