やさい通信
2006年10月6日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
     小比企町の鈴木さん   
   小比企町の鈴木さん   
ごぼう
青梗菜
にんじん又はわさび菜
ぬき菜
落花生

にんじん又はわさび菜


 単品でにんじんをご注文されていらっしゃる方には、わさび菜を入れます。今回、単品にんじんの量目が1kgですので、さらに、にんじんが届くと多すぎるかと思いまして、ちょっと珍しいわさび菜を用意いたしました。いつもの500gでしたらダブりましても何とかなるかと思いますが・・・1kgですと。

 新にんじんが出ました。葉付きでお届けいたします。茎は堅いので葉の部分だけ食べられます。天ぷらがお薦めです。春菊の様な香りがします。久々の地元にんじんです。パスタの彩りにしたり葉もご利用ください。

 わさび菜はおひたしでも、ゆでてサラダに入れても美味しくいただけます。ゆでたのにしらす等を加えてゆずポン酢をかけていただくと彩りもきれいです。パスタに入れたりいろいろお楽しみいただけるかと思います。

 わさび菜はその名の通り、わさびの葉です。市場ではほとんど見かけないものです。生産地に行きますと、地物野菜としてレストランメニューにも登場致します。わさびの根のように辛くはありませんが、わさびの香りとやや辛みがあります。からし菜程度でしょうか。人によって感じ方が違いますので、辛みを表現するのが、難しいです。

落花生


 落花生という名前は、本当に名は体を現すの言葉通り花が地中に落ちて生まれる実です。生ですのでこのままでは食べられません。生の豆は傷みやすいので冷蔵庫に保存しても一両日中に茹でた方が旨みも逃げません。茹でたものは冷凍保存がききます。生の落花生が食べられるのは旬の今だけです。

 たっぷりの湯に濃いめの塩を入れて30分以上ゆでます。外側の皮をむいて薄皮ごと食べます。薄皮には高純度のポリへェノールが一杯です。その話を聞いてから、お菓子の薄皮付きのピーナッツを食べるときもむかないで、一緒に食べるようにしました。体内の免疫システムを整えてくれます。

 茹でたままでも充分美味しくいただけますが、茹でたあと、塩を少々加えご飯に一緒に炊き込んだり、フライパンで炒ったり、甘辛く煮たり、いろいろな食べ方があります。又、細かく刻んでクッキーやケーキに入れたりとお菓子作りにも使えます。
 
ぬき菜


 先週同様、大根か白菜かどちらかのぬき菜が入ります。冬に立派な大根や白菜が出来るための準備です。とは言え、ぬき菜自体でも立派なお野菜です。地場野菜だからこそ食べられる醍醐味なのです。10月に入り気が付けばすっかり野菜の種類が様変わりしています。



 9月半ば朝日新聞の販売店のサービスで「おとこたちの戦艦大和」(題名合ってるかしら)という映画を八王子のいちょうホールに見に行きました。戦争賛美映画は嫌いなので題名だけで見る気がしなかったのですが、評論などを読んでいるうちに戦争を賛美している映画でなさそうだと感じてきました。

 無料で見せてくれるということもあって、出かけていきました。いちょうホールは音響が昔から良くないと思っていましたが、やはり良くなく聞きにくい所がありました。ご年輩の方が多く、あちこちですすり泣きが聞こえてました。15〜16才で戦争にかり出され、死を覚悟して戦艦に乗り込む惨さは居たたまれません。

 10代の子どもが大砲の弾を抱えて、飛行機から撃たれて死んでいきます。最前で恐怖の中、命を落としていきます。母が待っているふる里に帰ることなく、母に抱きしめられることもなく海に葬られます。

現実はもっと厳しかったでしょうし、悲惨だったことでしょう。侵略先だけでなく、自国の若い人や市民までも辛い思いをした戦争です。平和憲法の大切さを広めて行くことこそ大切です。それなのに憲法を改正しようとする動きが心配です。この映画を見て戦争は何としても避けなければならないと感じてくれる人が増えるといいと思いました。