やさい通信
2006年7月7日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん    
     館町の田中さん       
ニラ
青じそ
にんじん
モロヘイヤ
枝豆
きゅうり
又はいんげん

きゅうり

  どんどん収穫出来て溢れるようです。食べられる量は決まっていますし、きゅうりでは冷凍も出来ないし・・・。この間冷凍総菜のクック高倉さんがきゅうりを薄く輪切りして天日干ししたのを持ってきてくださいました。水分がなくなって旨みが凝縮されて、とても甘みのある味になってました。ただ乾燥ですので、やや堅い歯ごたえでした。

 炒めて食べると美味しいですよと言われてましたが、そのまま生のまま食べてみたら上記のごとく甘みを感じて、スナック菓子まではいきませんが、お茶のお摘みになりました。残ったのを炒めてみましたが、そのまま食べた方が美味しく感じられました。

 その時、高倉さんはきゅうりだけでなく、いろんな野菜の干したのを持ってきてくれました。れんこん、キャベツ、にんじん、ナス、いんげんなどです。いんげんを除いて皆食べやすい大きさに切ってありました。2時間くらい干してから、ひとつひとつ裏返して又2時間というように何日か干したようです。丸ごとでなく細かく切ったのもですから聞いただけで手間のかかる作業が目に浮かびます。

 きゅうり以外は炒めたり天ぷらにしたり火を通して食べました。噛みごたえがあるのでゆっくり時間をかけて食べる食材です。きゅうりのみならず、一期に収量があがった野菜や味は同じでも商品価値のない形状の野菜などが、いろんな形で使えるいいと思います。冷凍にしたり総菜に使ったり、漬けものにしたり、乾燥野菜を作ったり、その他に何かあるでしょうか。

 クック高倉さんは、乾燥野菜の商品化を目指しています。そのために梅雨の合間をぬって野菜を干して感想を聞きに来られました。良いのが出来ますと、生産者にとっても無駄にする野菜が少なくなりメリットはおおきと思います。

にんじん

 
 にんじんは、カロテンが豊富な緑黄色野菜の代表格です。最近ではそれが、がん抑制や老化防止の働きがあると言われ注目されています。カロテンの吸収率は油を使った料理が一番です。次に塩ゆで、生と続きます。カロテンの事だけを考えますと生やジュースよりソティーの方がいいようです。

 カロチンを多く含んでいるのは皮の部分なので、丁寧にあらって皮付きのまま調理するのが栄養的には最も適しています。皮をとりたい場合も、むいてしまわず包丁の背でこそぎ落とす程度がおすすめです。気持ちとしては、泥付きにんじんですと、すぐに皮をむきたくなります。たわしで、よくこすりますときれいになります。

 鈴木さんはにんじんをあまり間引かないで作るので、やや小さめのにんじんです。

 昔々、にんじんやごぼうは大根と同じく白かったそうだ。ある日、にんじん、ごぼう、大根がそろって山に登ったそうな。帰り道、1番くたびれた大根が、通りかかった木樵のおじさんにおんぶしてもらい、らくちん、らくちんと下りて来たそうな。それを見たにんじんは、真っ赤になって怒りだし、ごぼうは、地べたにひっくり返って怒ったとさ。それで、だいこんは白く、ごぼうは黒く、にんじんは赤くなったとさ。・・・・本当の話????

 で、にんじんにはカロテンが一杯なんですね。でも人間が怒ってもカロテンが溜まりませんのでご注意ください。



 ブームになっていますダ・ヴィンチ・コードの単行本を見つけましたので、早速3冊読んでみました。グルグル回されて出発点に戻された結末に消化不良を感じましたが、途中は謎解きと流れが面白く、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐の絵の秘密には驚きました。

 最後の晩餐のキリストの右隣に描かれている人は女性で妻だそうです。本に印刷されている最後の晩餐の絵をよく見ますと、言われてみれば胸がふっくらして女性に見えます。昔、美術の授業で12人の使徒(あってるかしら)で男性と習いましたことを疑ったこともありません。先入観は思考を止めてしまうということがわかりました。学校で習うことは固定観念として染みついてしまうのです。事実は女性か男性かわかりません。そのことが問題ではなく、自分の固定観念の怖さをしみじみ思いました。キリストは結婚していて子どもがいた。これは小説の中の出来事なのか、本当のことなのか頭の中が混乱してます。